5月6日 青空
わたくしの誕生日。
この世に出てきたとき、まさか晩年にコロナ菌が世界中にまん延するなんてことは勿論、
どのような世界なのか考えてもいなかったと思うが(お釈迦様じゃあるまいし)両親にとっては
とりわけまだ若かった母は知人のいない神戸での子育ては大変だったと思う。
毎年この季節は息子のところに行って「そごう」でプレゼントを買ってもらい
(永い間お気に入りのブランドの靴にしていた)、その後中華街の聘珍樓で食事、ケーキを買っ
て帰るというのが恒例だった。ところが靴は季節で入かかえるけれど玄関のシューズボックスだ
けでなく物置に結婚の時持参した下駄箱があり、夫の靴を処分した時やその後も折に触れて処分
してきているのに余り履かないうちに捨てることになり、まして勤めを辞めてからは少なくてよ
くなった。
4年程前からもう何もいらない。それじゃ1万円だけいただくと言って決めたはずなのに
4月中ほどから何が欲しいかと聞いてきていろいろ候補を挙げてくる。
その中に「AmazonShow8のデスプレイがついたのは便利だよ。うちには4台ある」というけれど
3年前前の秋に息子家族が帰省した時敬老の日のお祝いだと言って孫娘がくれたデスプレイはない
Echoも目覚ましくらいにしか利用していない。
昨年もコロナで横浜に行かなかったのでロングのカーディガンを送ってくれたけれど本当に欲し
いものがない。
母親譲りでほしいものはたいがい自分で即座に買う。弟もそうだからやはり母親譲りなの
だろう。
今日のラインで1万円のほかに西京漬けなどを送ってくれるそうだ。
ちゃんと覚えていて気にかけてくれるのは嬉しい。
でも何も欲しいものがないのは哀しい。
きっと年齢のせいでもある。