旅の醍醐味

一日中雨。
午前、近所の花屋さんのフラワー教室でお花の籠盛をいけて帰ってきた。

先日の萩旅行で昔と違っていたのは松蔭神社の前に立派な駐車場ができて、きれいに整備されていたこと。
ほかは昔のままだったように思った。
萩市はかなり行きにくいところだ。新幹線の新山口から遠く、バスしか方法がない。
それでツアー旅行が多いのかもしれない。
津和野、萩、仙崎、秋吉台、などを見て回れるし、錦帯橋、広島、安芸の宮島まで組み込まれているらしい。
いっぺんにすべてみて回る忙しさを厭わなければ効率が確かによい旅といえる。

わたしの旅は青海島、仙崎へ行ったときは湯本温泉に泊まったし、津和野、萩に行ったときはどこに泊まったのだったか。
要領の悪い旅をしていることになるけれど、余り慌しいのを好まないのでこれで満足している。
人それぞれだから。

いずれにしても旅は楽しい。毎日そんなにあくせくするほどの忙しい暮らしをしているわけではないけれど、非日常の体験は心を和ませてくれる。

明日の訪問客

今日の夜、横浜の女性から明日尋ねたいと電話があった。
あなたの知人で、あなたの生前にもはるばる尋ねてくれ、亡くなってからも一度来てくれたのだけれど、まだ若かったころの知り合いでわたしはほとんど覚えていなかった。

でもこうして尋ねてくれる心がうれしい。あなたは無愛想な性格で殊に外面の悪い人だったのに、ちゃんと気にかけていてくれる人がいたなんて。それも女性が。
いいとこあったのね、きっと。

毎日お仏壇のお水やご飯をお供えするとき、「あなた、ごはんよ」って呼びかけているのだけれど、それでもあなたは次第に遠い人になっていく。
あなたのいない生活のパターンがすっかり身について、毎日が流れていく。

明日訪れる人があなたを身近に呼び寄せてくれるきっかけになるといいのだけれど。

山口、萩から帰って

昨夜山口から帰った。
ここは結構不便で、新山口から遅い各駅停車で山口市まで。
でも戦災にあわなかったとかで、古い建物も残っていたり、今はきれいに整備されて美しい町だった。古い県庁も残っていて、なかなか素敵だった。
湯田温泉に泊まったのだけれど、ここも中原中也の記念館があったり、あちこちに山頭火などの句碑などがあったりして楽しめた。
ところで、翌日市内観光の定期観光バスに乗ったのだけれど、湯田温泉から乗ったのは一人だけで、どうなることかと心配していたら、山口駅から長野の男性が一人乗って、結局二人だけ。
大きなバスにドライバーとガイドさん。なんだか申し訳ない気がした。

翌日、萩で前に２回来ているので、もう一度さっとおさらいしようとホテルの前がバス停になっていたので、ここも定期観光バスに乗ったらわたし一人だけ。
途中、別のホテルから３人乗ってきたのでほっとした。
近ごろお客が少ないのだそうだ。

でも、ホテルではツアー客で賑わっていた。早くお風呂に入っておいたのでよかったけれど、ツアーの人たちと重なったらおちおちゆっくり湯に浸かっていられないのではないかと思ったくらい。
それに彼らは夕刻かなり遅く着いたのでロビーは人で一杯。
かまびすしいことこの上ない。
ホテル選びに失敗した。
ロビーの看板によると広島、宮島などを回って萩に来たらしい。
忙しいことだ。みんなはどうしてそんなにツアーが好きなのかなあ。

荷物を送って

昨夜荷物を作って今日宅急便でホテルへ送った。
本当に便利で助かる。

まだ子供が小さかったころから我が家はよく旅行をしたけれど、とりわけ毎年行き先を変えて海水浴に行き、その後どこか温泉に１，２泊泊まって帰るという１週間ほどの夏旅行をしたので、荷物が多くてとても大変だった。
旅先で洗濯もしなければならず、今のように宅急便があればどんなにか助かっただろうにと思う。
若かったからできたのかもしれない。まあ、持って行くより仕方がなかったので大して苦労とも考えなかったけれど。

明日は雨らしい。次の日は余り土砂降りでなければいいけれど。
やはり出るとき傘はうっとうしいから。
毎日、花の水遣りが必要だったので留守の間こちらはむしろ降って欲しいなんて勝手なことを思っている。

旅・・・山口へ

やはり山口に行くことにした。
今週は余りお天気がよくない予報だけれど、何とか３０％と持ちそうなので出かけることにして、ホテルを予約。
荷物を明日送ろうと思う。

萩や秋吉台、秋芳洞などは２度行ったことがあるし、津和野、仙崎なども行っているけれど、山口市へは行っていないので。

そういえばここらあたりへは夫とは行っていなかった。彼は彼で別の機会に行ったのだと思う。
わたしは一度は母と、もう一度は勤め先の仲間と行ったのだから。

彼との思い出のない町へひとりで行く。