阪神淡路大震災からもう29年

阪神淡路大震災からもう29年になるのか。

我が地方は震度3だった。

義母の家で寝ていた。

別の部屋で寝ていた義母が大声でわたくしの

名前を叫んだ。

「大丈夫！」と声をかけて玄関の戸をあけに

走った。

冷静に考えれば掃き出し窓もあるので

どこからも逃げられるのにまず逃げ道確保

の気持ちが本能的に動いた。

 

神戸に子供の頃住んでいた。

ルミナリエが始まったとき、母と見に行った。

前に住んでいた家は新しい今時の家に

替わっていた。

その後義妹と美術展を観に行くときルミナリエ　

時期に合わせて年末に行ったが、今年は

今東遊園地のみで行われているという。

その後東北、熊本など大きな地震が何度もあって

今、能登半島が悲惨な状況になっている。

寒い時期に重なる。

避難するのも残るのもなかなか踏ん切りが

着けられない気持ちを思うと本当につらい。

子供たちが集団で学校ごと避難した。

大丈夫。きっと強くなって帰ってくる。

自立心もはぐくまれるだろう。

たくましくなって帰ってくると信じたい。

　

 

 

「先生」たち

今「深層NEWS]を見ていたら議員が

他の議員を「先生」って言っている。

選挙に勝てばその日からみんな

「先生」だ。

なんか気に入らない。

「先生」「先生」って呼び合ってほかに

何か呼びようがないのかしら？

「さん」では軽い？　　

前にも一度書いたことがあるけれど

自分と子供の恩師とお世話になっている

医者にしか「先生」をつかわないので。

わたくしが「変人」なのだろう。

どんど焼き

今朝はことのほか寒かった。

９時にこの辺りの氏神様という神社に

昨年のお札やお正月の門松などを

焚き上げに行ってきた。

この神社の左義長は今日14日だそうだ。

地方によって違うのだろうか？

その後久しぶりにモーニングに。

春立つのはまだ先だ。

 

今年行くべきところ3位・・山口市

昨日ネットでNYタイムズが

「今年行くべき52か所のうち山口市が

北米、パリに続いて3位」になったと知った。

”へえ～。どうして？”というのが

最初の気持ちだった。

昨年はロンドンに次いで盛岡市が2位だった

そうだが、これはうなづけた。

盛岡城跡を中心にうつくしい街である。

山口「県」ならわかる。

見どころはいっぱいある。

秋吉台、秋芳洞、萩、錦帯橋・・数え上げたら

キリがない。

それらへはすべて行った。

青海島へも行ったし、金子みすずの家も

見に行った。

’09年だったと思う。

何かで日本3大名塔を知った。

京都醍醐寺、奈良法隆寺の塔に加えて

山口の瑠璃光寺五重塔。

山口県の各地へは何度も旅したけれど

山口「市」へは行ったことがないなあと

気づいた。

新幹線の駅から離れているし縁がなかった。

４月、すぐに湯田温泉に宿を予約した。

ホテルの近くに中原中也の美術館があった

ので出かけてみた。

 

翌日ホテルからタクシーで市内観光、

藩庁門↑、山口サビエル聖堂、香山公園、

瑠璃光寺五重塔，雪舟庭、大内氏館跡

萩往還の道など一通り回った。

西の京やまぐちというほど京に倣って

つくられた美しい街並みであった。

その後山口駅から萩にむかい、

萩で宿泊。萩は5回目である。

東光寺、松下村塾、伊藤博文旧宅、木戸旧宅

などなじみの城下町を散策。

窯元へ寄って湯のみを購入して帰宅するという

誠に慌ただしい旅であった。

 

2018年　角島大橋が有名になり、元の隅神社

が評判になり、義妹が行きたいという。

この2か所はかなり離れているので、タクシー

が予約できるかどうかと考えていたら山口

のJTBが日時を絞ってバスを出すという。

半年も先のことだったが予約した。

折角だからこの際、弟夫婦に山口の瑠璃光寺

の五重塔をみせたいと思い、また湯田温泉

に2泊の宿をとった。

角島大橋、元の隅神社はちょっと変わった

景色だだった。

 

 

翌日観光タクシーにホテルまで迎えに来てもらった。

香山公園　瑠璃光寺五重塔。

この公園の中には「枕流亭」という家があり、

幕末龍馬らの仲立ちで薩摩と長州が密談した

という。

明治維新の曙をつくった記念すべき建物である。

 

市内を見て回り新山口駅で瓦焼きそばを食べて

帰宅した。

余震は続く

今日も寒い。

能登はどんなに寒いことかと心が痛む。

日本各地の県や市から色々な支援の動き

が始まっている。

まだ余震のある中大変だと思うけれど

少しでも助けてあげてほしい。

何の力もないので願うことと少しばかりの

募金をすることしかできないが。

 

こういう災害が起きるとトップの

危機に対する素早い対応力と統治力が

何よりも大切と感じた。

率先して決断する胆力も必要だ。

私たちはそういう指導者になかなか恵まれ

ない。選ばなかったのだ。

いや、選べなかった。

世襲議員に屈してか新人が出てこない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

能登門前町の「總持寺　祖院」に行ったこと

がある。

輪島に泊まって朝市に行った時、門前町行きの

バスを見て急に行きたくなった。

夫は行かないと言ったので夫と息子を残して

出かけて行った。

夫の実家は西本願寺派、わたくしの実家は

曹洞宗。

思い入れが違うのだろう。

静かな、厳かな寺院だった。

後に横浜鶴見に本山が移って祖院となった。

曹洞宗の永平寺、總持寺の壮大な構えからは

想像もできないほどひっそりと建っていた。

その町も今度の地震で被害を受けたという。

＊＊＊＊＊＊＊

援助の動きがたくさん出てきている中で

被災家屋に泥棒に入ったり、詐欺を働く

不埒な悪人が出てきたという。

いつでも、どこにでも悪い輩はいるものだが

それでなくとも人手の足りない現地の警察の

隙を見て悪事を働く悪人は普通より重い罪で

罰してもらいたい。

 

能登の惨状をTVで見ながらいろいろ思う

ことばかりが湧いてくる。