[坂の上の雲」が再放送されると
知ったのは
NHKで本木雅弘が再放送の話しを
しているのを偶然見てである。
2009年から足掛け3年にわたって
放送されたというからずいぶん昔
のことになる。
このころ作品も読んだ。たしか
文庫本で8冊だったように思う。
途中バルチック艦隊が日本のどこを
通るかという説明部分が長くて
少々うんざりしながら読んだ記憶がある。
今から何年昔になるだろう。
「しまなみ海道」を渡ろうと思い立った。
案外こういう旅が好きで天草五橋を
渡りに行ったことがある。
でもツアーに乗らずに行かれるものか。
まず尾道まで行った。
以前出張の帰りに尾道市内を見物し
井口島で耕三寺、大三島で大山祇神社まで
は行ったことがある。
1日目街中を歩いてとりあえず千光寺まで
タクシーで上った。
帰りは前はまだ若かったのであの石段を
志賀直哉の旧宅などをみながら降りたけれ
ど今回はロープウェイで降りた。
翌日駅前から定観に乗って生口島で耕三寺、
新しく平山郁夫美術館ができていてそれを
見学、大三島に渡り大山ズミ神社へ。
ここで定観は尾道に帰る。
ところが定観のドライバーに四国に渡る
方法がないかと聞いていたので親切にも
多々羅公園というところまで載せて行って
くれて「ここで待っていれば松山行のバス
がくる」と降ろしてくれた。
でもバス停はあるけれどだだっ広い何も
ない公園で途方に暮れた。
遠く、下のほうに町らしきものはある。
その頃はまだガラケーしか持っていなくて
タクシーも呼びようがない。
誰もいない野っぱらに1人で不安に駆られて
バスをひたすら待った。
告げられていた時間通りに定期バスが
やってきた。
幾つもの橋を渡ってしまなみ海道を
四国に向かう。
天草五橋にしてもしまなみ海道にしても
道路を走っている分には海は見えるけれど
陸地の続きである。
やはり海のほうから眺めるのがいいと思った。
四国松山には夕暮れに着いた。
道後温泉に2泊予約していた。駅から
クシーで道後温泉に向かう。
松山は3度目の訪問である。
すでに松山城はもとより坊ちゃん列車、
子規堂、坊ちゃんからくり時計、石手寺
などは観ている。
前に来た時、道後温泉本館の中に入らな
かったので今回はそれは計画に入れると
して翌日は内子に行こうと思った。
行ったことがない。
松山から電車に乗り内子へ。
駅前で客待ちのタクシーに「内子の見物する
一番遠くまで行ってください。
いろいろ見物しながら駅に戻ってきます
から」というと「案内しますから貸し
切りにしてください」という。
結局 木蝋資料館、大森ろうそく店、
内子座などを見て松山に戻る。
松山駅から旅館に戻る途中松山城のあたり
でタクシードライバーが「この上のあたりに
坂の上の雲ミュージアムがありますが
見ますか」と勧められたが断って旅館に
直行してもらった。
翌日松山から徳島まで行き、大塚美術館に
寄って見学して淡路島を通って神戸に出て
新幹線で帰宅した。
大塚美術館は
淡路島で2泊した時も小豆島寒霞渓に
行った時もそのほか何度も前を通った
のだけれど夫が途中で降りるのを
面倒がって素通りしていたのでこの際と
思い切って見学したが広くて確かに
疲れた。
何度もコーヒータイムを取り休みながらの
見学であった。
でも海外の美術館で見てきた絵画が
見事に陶器で再現されている。
「最後の晩餐」は実物もミラノで見てきたが
薄ぐらかった。
途中で修復されているのだが
大塚美術館は修復前と修復後の作品が
ならべて飾られている。
長々と・・。