NPO法人猫の味方ネットワーク

不幸な猫を幸せに・・・命を大切に・・・

薬の飲ませ方

2017年07月05日 10時27分38秒 | Weblog
久々に徹夜しました
懐かしい学生時代の思い出
提出期日が迫っていました

フェリシモ基金が
毎年、前期と後期の2回に渡り
ご寄付を頂けるのです

何もしないで頂けるわけではなく
やはり大変な書類を作成します

大変なのは決算なんですが
埼玉県の届け出決算の時期と
ずれている為に
会計王ソフトを使用しているのですが
1ヶ月毎に半年を出して
さらに合計しての繰り返し

これをするとしないで
頂けるものも違ってきます
少しでも頂ければ
『無料で不妊手術が出来る』
そう自分に言い聞かせて
必死で徹夜

クロ君を見守りながら
声を掛けながら
自分にも叱咤激励

完成して添付ファイル送付
ほっとしました


ジアルジアに感染していた子猫


「先生、下痢がひどくて止めて下さい」

先生
「投薬すればすぐ止まります」

(そんなにすぐ止まるんだろうか)
あんなに苦戦して下痢を治そうとしたのに

先生
「その代わり、とても苦い薬なので
投薬が出来ないと言う飼い主さんが多い
大丈夫ですか」


「もちろん、得意です」


そして昨日、1日目の投薬
何とすぐ水便だったのが
固まりつつある
すごい薬でした

苦いくすりであろうが大丈夫
何故なら
薬をオブラートに包んでしまうからです

市販のオブラートの4分の1をカット
オブラートが見やすいお皿に
薬を乗せて包みます



飲ませる時にオブラートを
少し水に浸すとトロトロになり
そのまま猫の首を掴んで
喉の奥に落とします

噛み付く猫には鉗子など
口の中を傷つけないもので
喉の奥に入れます

錠剤の場合も同じ
どんなに苦い薬で大丈夫

どこの動物病院もこの方法を
飼い主さんに教えて頂けません
シロップにしたり
餌に混ぜたりとの方法

そんな事をしたら餌は食べなくなり
苦みを一度経験すると
投薬の時に猫は逃げてしまいます

抗生物質もそうですが
私も舐めて見て
『これは苦い』

下の上では甘みが来ますが
甘みが溶けると
喉の奥で苦みとえぐみがダブルパンチ

懐いてなく首を捕めない猫は
薬入りトロトロオブラートを
餌の中にねじ込みます

上手にオブラート包みだけ
残す猫もいます
それでも何度も別の餌に挑戦
難なく食べてくれます

去年のカトちゃんもこの方法で
鼻気管炎を悪化する事なく
元気になりました
傍に近付くだけで逃げてしまう
そんな猫もこの方法はとても重宝です

100匹近くいるシェルター猫の投薬
すべてが簡単ではありません
でもオブラート包みほど
簡単で確実はありません

里子猫さんにも
やって頂いています
動物病院で頂いた薬を
飲まないだけでなく
ヨダレだらだらになるとの事

ぜひ、この方法で簡単に
ヨダレも出す事もなく
また投薬を嫌がる事もなく
病気と戦って下さい

クロ君の最期

2017年07月05日 01時45分03秒 | Weblog
やっとウーチャのリターン
お迎えでした
2ヶ月はとても長い

お迎えが遅れたのは
リターン場所でパルボウィルスが発生
ワクチン接種をしたものの
効果が2週後の為に
リターンが遅れました

情も移ります
子猫2匹が楽しそうに遊んでいます

母猫を探していない
親離れ・子離れ時期だと感じました
寄居町の捕獲・リターンと
お世話になりました
ありがとうございました


そんな中、以前から具合が良くないクロ君
ついに最期になっています







飼い猫さんと同じように
色んなサプリを試したり
強制給餌をしたり
輸液をしたり
出来る事をしましたが
とても嫌がって出来ません

それでも食べたがるので
少しでも強制給餌
少しでも食べればそのまま血便

これ以上の延命は・・・・・・
自然に命の尽きるまで
私の傍でそっと・・・・・

秩父ミューズパーク内で
保護したと言うクロ君
元飼い主さんは認知症
親族に捨てられてしまいました

2年前に引き取りました
8キロもあった巨漢
すっかり痩せて哀れです

もう13歳は過ぎているでしょう
かなりの血便なので
直腸がんかもしれません

辛い最期を迎える
お迎えもこんなお迎えはとても辛い
傍に行けば鳴きます

この鳴き声が哀れで
せめて頭を撫でたりするだけ
もう何もしません

施設に入ってしまって
もう解らない元飼い主さん
最期に会わせて上げたい
そんな叶わぬ思いだけが涙になる