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「亀は意外と速く泳ぐ」と同じ三木聡監督っちゅう事で見ました。
ちん○んが立ったまんま収まらない病気にかかってしまった男。極度の強迫観念で、ガスの元栓を閉めたかどうかお得意さんに持っていく花で「花占いを」始め、結局はアパートに戻り約束をすっぽかしてしまう女。泳ぐことでストレスを発散するも何故か色々泳ぐ機会を奪われてしまう男。かなりいい加減な精神科医。エロいナース・・・そんな登場人物達が織り成すストーリー。
うん、結構面白かった。個人的にはエロナースがもうちょい前面に出れば・・・なんつうのもあったけど。いい加減な精神科医と患者たちの関係が妙に良いのも面白い。患者たちの方が大人なのが良い。そう、大人だからかかる病気。だったら少し大人をやめてみれば病気も治る・・・の?
こういう神経性の疾患っつうのかストレスはそこまで行かないだけで、きっと微妙にみんな心当たりがあると思う。花男はある。「あれ~・・・アパートのかぎ閉めたっけ・・・」なんつう事が気になることは良くある(本当に閉めてなかったりする)。忘れ物をしたんじゃないいか・・・っつう強迫観念しかり(それでも良く忘れ物をする)。4年ほど前までジムに通ってたので、長い時間泳いでるとストレスが発散されてくっつうのもよく判るし、普段生活のリズムに組み込まれてることがなんかの外因で出来なくなったりするとすっげえイライラしたりもする。人間やってりゃそりゃストレスもたまる(ちん○ん立ちっぱなしになった経験は無いが・・・)。登場人物たちのそれはデフォルメはされているが、そんな映画を見ている自分は妙に「自虐的」に笑ってるような・・・ちょっと見方がゆがんでるのかなあ?本人の悩みには無関係と言うか無関心に世間が進んでいく所とかも現実離れしてるようでめっちゃ現実的な感じ。
これまた「爆笑!!」っつう感じじゃなかったけど、個人的には好きでした。