すっげえ面白いらしいと、確か会社入った頃同期の奴が言っていたんだったか・・・あれ?卒業間じか研究室の後輩が言ってたんだったっけ?月間ジャンプで連載中、何度か立ち読みするも、単発でチラッと読んでも良く判らん。でもまあ面白そうな雰囲気はあるな・・・と、ともかく気にはなっていた。
あれから約15年。文庫版で出版となり、きっちり読んで見る事にした。
「天使の様に純朴で澄み切った心」を持った主人公、成績優秀でスポーツ万能。しかしその風貌は・・・・酷い寝癖をポマードでオールバックに抑えた髪、極端に小さい黒目と色の白さと年中目の下に出来たくまは麻薬中毒患者を思わせ・・・「ぜってえ悪党じゃん!!」と風貌ゆえ周囲から恐れられ、無自覚&はずみで起こした「恐怖の偉業」が伝説を重ねていく・・・・そんな感じ。
抜群に面白い!!当初「布袋寅泰」みたいだった風貌が、最後のほうはちょっとグレイ(宇宙人の方ね)みたくややぷりちーになるのはご愛嬌。 爆笑に継ぐ爆笑の中、愛と優しさに満ち溢れた主人公とその愉快な中間達が織り成す心温まる(?)ストーリーが最高です。
マジいまさらながら読んで良かった。四十目前にして、高校物の漫画を満喫する花男だった。