5歳の時に「自分の名前も私の名前も忘れなさい」と言って母に捨てられた邑楽風子=役所にもらった名前で過ごす30歳女子。大人になり自分の母を、ルーツを探ろうとしても本名も母の名前も本当に忘れてしまったが・・・そのまま人の先祖を調べる探偵となる。色々な事情で彼女のところを訪れる依頼人の先祖を調査していく日々の中で、ついには自分の父親らしいと言う男に引き合わされる事になるが・・・そんな感じですかね。
この人の書く小説はシリーズ、作品毎にテイストが違いますね。器用なのかも知れない。こちら割と落ち着いた淡々としたテイストの作品です。なかなか味わい深かったです。
面白かったです。
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