パティスリーの小花美月は、両親の反対を押し切り祖母の残した不動産を活かしてなけなしの貯金で洋菓子店を開業したが、おそらくは善意の常連教えたがりおじさんの猛攻で店を閉めてしまう。そのすぐ後に針の筵な実家暮らしをしている中で、ホテルの施設で日替わり営業をしている「シェアキッチン今日だけ」に出会う。そこでは開業の手慣らしだったり、一度だけやってみたい夢だったり・・・そんな想いを持つ人が時間レンタルでその場限りのお店を開く・・・そんなスペースだった。美月はいつかはまたの開業に向けた準備も兼ねて、定期出展をしながらホテルで住み込みのバイトを始める。そして、そこにはいろんな思いを持つ人がやってきて・・・支配人兼何でも屋の矢吹さんや、超イケメンの管理人の櫂君と共にそんな人たちのサポートをしながら着々と自分の準備も・・・そんなですか。
今回も食事物ですが、ふわっと優しくポップな中にもいろいろな物語が詰め込まれてますね。キャラクタ設定と配置もなんか絶妙な気がします。ギャグに行っちゃわない程度のエキセントリックさと、それぞれの掛け合いのバリエーションで物語も活き活き動く? 一番普通と序盤思わせた主人公の芯の強さと思い切りの良さが物語の動くきっかけになってる様もナイスですね。かなり好きでした。
非常に面白かったです。
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