9年越しのシリーズ第二弾。
婚約者に捨てられ東京から東北の田舎町の地方公務員になって2年目、広報課に所属しドS?上司の伊達から仕事を任され「こうほう日和」を一人で作り上げるようになった新藤結子。一方の伊達は広報課の課長になり八面六臂の超多忙っぷりでスーパーマンぶりをいかんなく発揮。で・・・耳にした当初はあまり興味のなかった広報コンクールを目指すことにした結子。日々の記事の取材と、コンクールテーマの取材と紙面づくり写真撮影etc...なかなかバリバリ頑張る。そしてそれぞれには謎が? そして謎を解くとピンチになる体質の結子は、最後の最後のコンクール用の記事をめぐって・・・・どうなる???って感じですかね。
9年越しなんで前作の記憶は大分薄い・・・でも今回の単独作品としても良いです。お仕事小説としての達成&成長によるカタルシス、ミステリィとしての細やかな仕掛けや解けっぷりの爽快感、そこに鈍感系ラブコメエッセンスも隠し味程度に潜んでなかなか素敵なバランスで読まされます。きっちり楽しめました。
非常に面白かったです。
前作の感想↓
「謎解き広報課」 天祢 涼
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