花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

厚沢部の森へ2

2010年09月22日 | 山野草
今朝の函館の気温は12.7℃と一気に冷え込み、秋が深まった感じです。
大雪山系の旭岳では初冠雪、黒岳でも初雪が降りました。
明日の朝は9℃、最高気温も18℃の予報です。
寒いのが苦手な私、あまり早く寒くならないで欲しいな~。

さて、昨日の続きです。

赤い軸に黒い実のお洒落な果実は、ルイヨウショウマ(キンポゲ科)です。

こちらはユキザサ(ユリ科)の果実です。まだ白いですが、熟すと赤くなります。

名前の分らないキノコ、軸がやけに細いです。

葉緑素を持たない寄生ラン、ツチアケビの果実です。
特徴あるこの姿は、赤いウィンナーソーセージかバナナみたいですね!

この森の主、ヒバ爺さんです。
樹齢は500年とも600年とも言われているヒノキアスナロの巨木です。

ツバメオモト(ユリ科)の神秘的な青い果実はお気に入り。

モミジガサ(キク科)は、葉の形がモミジに似ている事からついた名です。
春先の若い葉はシドケと呼ばれる山菜です。天ぷらが美味しい。

幹には、食べられそうキノコ(名前不詳)がいっぱいくっ付いていました。 
でも、キノコは危ないので採りません。

森の中はこのような感じで、眺望も無く薄暗いです。

綺麗なツルリンドウ(リンドウ科)に出会え、思わず笑顔になりました。

厚沢部の森へ

2010年09月22日 | 山野草
お天気の良かった連休初日、年に数回訪れるお気に入りの厚沢部の森に出かけました。

厚沢部町(あっさぶちょう)が位置する北緯42度付近は、ヒノキアスナロ(ヒバ)の自生北限、トドマツの自生南限とされており、南北の植物が自生する貴重な地域です。

この辺りには、森林展示資料館やバンガロー、キャンプ場があります。

1㎝弱の愛嬌のある小さな花、トキワハゼ(ゴマノハグサ科)がお出迎えです。

秋の花の代表、オクトリカブト(キンポウゲ科)です。
根には、エゾトリカブトに次ぎ、日本で2番目に強い毒性があるそうです。

ピンクの金平糖のような愛らしい花、ミゾソバ(タデ科)です。

ツユクサ(ツユクサ科)も、この時期沢山咲いています。

咲き残りのツリフネソウ(ツリフネソウ科)です。キツリフネも見られました。

今回のお目当ての花、アケボノソウ(リンドウ科)です。
少し遅かったかなと思いましたが、まずまず綺麗な花に出会うことができました!

和名は、花弁の緑色の斑点と黒紫色の斑点を、夜明けの空の月と星に見立ててつけられたようです。

本当に美しい花で、大のお気に入りです。・・・続く