た む し ば

引越blogで、リンク切れも多々あるようです。古い記事もありますが記録ということでそのままで^^

草原の椅子

2005-04-29 | 旅たび
ゴールデンウィークだというのに、トホホの人生になりかかっていましたが一転してラッキーなトホホ(実はようつう)になったのです。恒例の小樽通いは大変なことばかりでなく、良いこともあるのです。

病院の図書(各階に設置)に好い本が沢山あって借りては少しずつ読んでいました。ゆっくり読もうと借りてあった長編「宮本輝・草原の椅子」を2日間で一気に読むことが出来ました。ようつうも今回は本当にラッキーでした。平易な言葉で書かれ奥が深く読後感がいい。

登場する青年の言葉です‥‥‥「楽しいもの。幸福を感じるもの。美しいもの。荘厳なもの。笑いがあるもの。気持ちの良いもの。それらを中心として、人間の心について考えてしまうもの‥‥‥。それ以外のもんは、この写真集に載せんとこ。というよりも。そういうものばっかりを撮ろうと決めて、この写真集を作ったんです」‥‥‥‥
主人公たちが訪れるフンザ国へ行ってみたくなります。最後の桃源郷といわれるフンザ。

あとがきもよかった。
「宮本輝が阪神大震災に遭遇して三年目に書き始めたこの本は苦しみや悲しみのなかにあってもなお今日を生きようとする人間という存在へ、かぎりない慈しみと信頼とを注ぎ込んだ」と記す重松清の解説も好い。

美しいフンザの写真は<たびそら>HPで見ることが出来ます。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (elizabeth)
2005-04-29 19:13:53
参考までですが、(宮本輝のフンザ)は本を読
んでから見た方が良いでしょう! この方の旅行記
は面白いです。下記URL


返信する
Unknown (elizabeth)
2005-05-01 11:03:10
“たびそら”ダイジェスト判も素晴らしいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。