た む し ば

引越blogで、リンク切れも多々あるようです。古い記事もありますが記録ということでそのままで^^

或る人の意見です

2010-09-28 | 銀杏・団栗
今回の件はラッキーであったのだと 。
 ええ加減な哲学者の呟きだす。今回の尖閣諸島の件に関しては、日本政府のあまりに情けない対応と中国のあまりの傲慢さに、初めは怒り狂っておったんですけど、現在は、これはほんとうにラッキーな出来事であったのだと思うようになりましたがな。

 このくらいのことで中国はあのような対応、つまりは、レアアースの輸出禁止をし、何の関係もないフジタの社員を見せしめのために拘束して、日本を経済的に締め上げてくる国だということがわかったわけですな。フジタの社員拘束は、言うまでもなく、中国における日本の正当な経済活動だって、中国政府の意向でいつ でも邪魔できるというメッセージだす。

 しかし、これで多くの、あるいは一部かもしれないけれど、日本人の何割かが、中国に経済を依存し過ぎると、自分たちの首根っこを抑えられることになる、ちゅうことを理解したと思うんですな。
 で、日本政府のやるべきことははっきりしているわけだす。経済を中国に依存しないように、インド、タイ、インドネシアを初めとする他のアジア諸国や、ブラジルなどとの経済関係をバランスよく伸ばしておくことが、日本の安全保障には不可欠であるとの認識の下に、企業のそうした国々への海外進出を積極的にバック アップしていくこと。

 このことはだいぶ前から識者たちからは指摘されておったけど、目の前の利益を追って、あまり真剣に考えられることはなかったと思うんですわ。しかし、日本政府も苦しくても目先の利益にばかり手を伸ばすんやのうて、もう少し戦略的な視点から国家運営をしておかなならんちゅうことを改めて日本人が気づくきっかけ を、中国はん自ら教えてくれはったわけですわ。これはラッキーやったと思うわけですわ。おかしなはなしやけど、中国はんにお礼をいいたいくらいですわ。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。