浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「御垂訓」

2021-08-16 00:11:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

             第五章 心の曇りをとるための反省

             子供の問題はまず親の反省から


先の続き・・・

しかし、これは反省をさせてもらうことのよってしかできないことです。
無自覚にいつもどおりに考え行動することを、
ちょっとスットプしてみるのです。
いったん反省に入り、相手の立場に立ってみると、
改めて相手の置かれた状況、
気持ちや心遣いがわかっていきます。
それと同時に、自分自身のそれまでの自己中心性に
はじめて気付かされます。

たとえば、思いやりが足りなかった自分。
自分さえよければいいとか、自分のことで精一杯、
忙しく人のことなんかかまっていられないというのを
正当化していた自分。
自分にとって嫌なことをすべて相手の欠点と
決めてかかっていた自分。

相手に対するマイナスイメージを
固定したままずっと変えないで、
歩み寄ることもしなかった自分。
自分が正しいと信じたこと以外には耳も貸さぬ頑迷な自分。
こうした自分というものに気づきます。

ここでまた反省が深まり、「自分がわるかった。
もう今までの自分を捨てて、新しい自分に生まれ変わろう」と、
悔い改めの心が育ってきます。
反省するごとに、これまで気付いていなかった
部分に光が当てられ、
この領域がどんどん拡大していき、
また深さも深まっていきます。



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