浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「御垂訓」

2021-08-21 02:11:26 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

       第五章 心の曇りをとるための反省

      反省とは自分を離れてものを見る訓練


先の続き・・・

なかなか感謝できないのは、いつも何か欲しいとか、
期待したことが起きることを望んでいたりするからで、
結局は自己中心的な思いの中にいて、
外側の現実を見ようとするからです。
自分の欲望のほうに合わせて現実を切り取ろうとすると、
必ず過不足が生じてしまい、常に不平不満、愚痴、
怒りで心が占められることになります。

そして、
ガラクタばかりが詰まった部屋のごとくに新しい物事を迎え入れ、
感動するための余地、空っぽなスペースがなくなってしまうのです。
こうしたことにならないためには、できるだけ自分から思いを離し、

できれば
神様の目から自分を含めた全体を眺めることが必要となります。
それには、反省の訓練によって日々瞬々刻々、
天地万物いっさいに感謝できる自分にならせていただくことが
大切であると思います。


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