恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
あとがき
この書の出版に至るきっかけとして、
私を知る方々から、
どうしても長尾弘の生きざまを世に
著わしてほしいという強い希望がありました。
しかし、私は自分の人生を人に知られず
生える野の雑草の一本として、
世に知られぬままに、
人々の下僕として生き抜こうと思っておりました。
この実践を守り通して、この世を静かに去れたなら、
大満足の人生であったと
思っていたからです。
何回もお断りしました。
今の世に受け容れられにくいであろう法を
世に訴えても、労多くして益少なき
ことではないかと思っておりました。