恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
あとがき
先の続き・・・・
この世の肉体の五官煩悩におおわれ、
自己保存、自我我欲にとらわれ、地位、
名誉、名声、財産、金銭の追求に
明け暮れる方々にとっては、まことに愚かな、
哀れな生活実践であると思います。
この生活実践を通してこそ、
煩悩の炎が消え去った心の状態を
味わうことができます。
涅槃寂静の心境かもしれません。
涅槃はどれだけの知識を得ても、
座しても、悟れるものではなく、
生活実践の中に悟るものだと思います。
しかし、第三者に強要はしません。
それは言うに易く、行うにあまりにも
難しいからです。
また、弟子、後継者は、敢えて望みません。