北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

国家博物館でもアイス! そして、周りからガン見されたのは・・・?

2021-09-10 18:38:02 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日、国家博物館へ行ってきたのですが。

 

 

新しいご当地アイスが登場していました。

 

 

 

 

どちらも抹茶味。

 

最近のご当地アイス、登場当初に比べて徐々に味もアップしています。

 

ちなみにこのデザインのもとになっているのは・・・。

 

 

 

「四羊青銅方尊」

紀元前14世紀~紀元前11世紀のもの。 

 

 

 

 

この時代にこれだけの文明があったことに圧倒されます。

 

 

 

 

 

ちなみに、以前食べたこちらのアイスは。

 

 

 

 

紀元前5000年~紀元前3000年。

こんなかわいいものがはるか昔に存在していたんですね~。

 

このデザインの他の味(いちご味とか)が新登場していました。

 

 

 

 

ところでこの日。

私はあるものを手に博物館に向かいました。

 

 

 

それは・・・。

 

 

 

 

三星堆遺跡のグッズ!

 

 

 

 

 

こちらの、三星堆遺跡から出土した仮面と一緒に撮りたくて持ち込んだのですが。

 

 

 

 

 

当然、撮影してるときは周りの中国人からガン見。

 

 

 

さらに・・・。

 

 

国家博物館に入るには、空港で行われるレベルのボディチェック、荷物チェックが行われます。

その際に。

 

 

 

「カバンの中のそれ、何? 出して見せて」

 

 

 

と言われてしまい・・・。

 

 

しげしげと三星堆グッズを眺める博物館職員たち。

 

 

これは何だと聞かれても

「おもちゃです・・・」

と答えるしかないのでした。

 

 

 


北京で『エジプトミイラ展』 

2021-09-05 16:27:50 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

 

前回の続きです。

 

 

中国における最大規模のエジプトミイラ展。

 

100点以上もの展示の中から気になるのをすこしご紹介します。(フラッシュ、三脚を使わなければ撮影OKでした)

 

 

 

パピルスに書かれた内容は、紀元184年にギリシャ文字で書かれた“覚書”。

内容は、帝国の資金使用状況!

 

 

 

こちらのパピルスは・・・。

公共浴場の税の領収書!

 

当時公共浴場は富裕層のギリシャ人が集うスポットだったらしく、これはその公共浴場の所有者が支払った税金について書かれているそうな。

 

 

もしかしたらすごい歴史的事実が書かれているのかと思ってたけど、なんか一気に身近に感じてしまった。

 

 

 

 

それではいよいよ、ミイラの登場です!

まずはミイラの仮面から。

 

 

 

 

額の部分にご注目。

目の形のものがついていて、これがお守りの役割を果たしているそうです。

 

 

 

 

女性のミイラ。

頭の部分にギリシャ文字で本人の名前が記されています。

金色のお面はローマ風の髪型と首飾り、一方、体を包んでいる布にはエジプトの神様の画、そして象形文字が記されているそうです。

 

 

 

 

紀元2世紀ころの男性のミイラ。

 

 

 

 

ちょっと見えにくいのですがこちらの布の上に描かれているのは、エジプトのお葬式の風景。

 

 

 

女性のミイラ。

周りにはたくさんの名もない神々が描かれ、亡くなった人を守っていると考えられています。

 

 

 

 

こちらのミイラにもたくさんの画。

人の頭部をもつ鳥の画とか翼を持つ女神とか、象形文字で書かれたお経とか。

これらすべてが死者を守る意味合いがあると考えると、当時の人々の気持ちが伝わってくるようでした。

 

 

それでは最後に、現代科学が暴いた(?)エピソードを。

 

 

 

 

こちらのミイラ。

精悍な男性のお顔が描かれていますが、CTスキャンで調べたところミイラに贅肉がみられ、おそらく生前はぽっちゃり体形、つまりお写真の男性のような顔ではなかったんちゃうかな~とのことでした。

 

2000年もたって事実がばれちゃうとは思ってもみなかったやろなぁ・・・。

 

 

 

 


北京で『エジプトミイラ展』 アイスをもぐもぐ

2021-09-02 20:27:38 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

 

この日向かった先は。

 

 

『黄金のミイラ展』

 

エジプトのミイラ6体をはじめ、100以上のエジプトの発掘品やミイラ肖像画、彫刻、装飾品などが一堂に展示されます。

ず~っと楽しみにしていました。

 

 

 

 

 

それにしても、この表情。

めっちゃ性格よさそう。

 

 

 

 

こちらの方も口角上がってごきげんよろしゅう。

 

 

 

 

 

 

眉毛って人の表情を左右するのね。

困り顔さんのミイラの画。

 

 

その下は本物。

 

 

 

詳しい内容はまた改めてブログでご紹介いたします。

 

 

さて、ここでも・・・。

 

 

 

 

こっ!これはっ!!!

 

 

 

ご当地アイスだ~!

 

 

 

涼しくなってきた北京なので、そろそろご当地アイスも控えようかなと思っていたけど、他の公園で売られているのと違ってもうこの展覧会のアイスに出会うことはないかもしれない・・・。

と言い訳がましく書いてしまいましたが、実は見た瞬間即決で購入してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

これはシーソルト味。もうひとつはチョコ味。

 

 

 

 

 

シーソルト・・・。海塩・・・。

 

 

果たしてお味は?

 

 

 

めっちゃ「森永キャラメル」の味でした。

甘さしっかり、うまうま。 

ごちそうさまでした。

 

 

 

 


久しぶりに国家博物館へ!『広州秦漢考古成果展』

2021-08-24 20:25:14 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日久しぶりに国家博物館へ行ってきました。

オリンピック、そして北京でのコロナ感染対策強化などがあって1か月ぶりくらいの博物館。

 

 

 

案内板のキャラクターもちゃ~んとマスク着用。

 

 

 

 

この日見たのはこちら。

中国南方に位置する広州で発掘されたものの展示物。

 

 

中でも個人的に気になったものをざ~っとご紹介していきます!

 

 

 

 

コロンとしたかわいいフォルム。 紀元前221-206。

これ、楽器なんですって!

中に砂や小石を入れて鳴らす、ガラガラみたいなもの。

 

 

 

金印。紀元前202-紀元8。

身分を示すもので、太子を意味する「泰子」の文字が彫ってあります。

 

 

 

 

この5色の物質は? 紀元前202-紀元8。

 

「5つの薬石」。

紫水晶、硫黄など5種類の物質で、古代の帝王はこの5種類を服用することで不老長寿がかなうと信じていたとか。

ちなみに実際に効果があるかといいますと・・・。

 

ある程度の体を温め陽の気をアップする効果はあるようですが、長期や大量の服用は却って毒になるのだとか!

帝王、大丈夫やったんか~!?

 

 

 

 

かわいい模型。実は副葬品。 紀元25-220。

 

 

 

動物などもちゃ~んと作られています。

 

 

 

 

埋葬の様子。紀元前202-紀元8。

 

 

 

 

注目はこちらの玉。埋葬品です。

 

祭事に使われる玉。二つの穴に糸を通して左右の靴を固定していたと思われます。

 

 

 

酒器。紀元前202-紀元8。

 

甕の中に保存してあるお酒を宴会の時にはこういう入れ物に入れかえて飲んだのだとか。

 

 

 

 

こちらは飲食器。紀元前202-紀元8。

 

お玉のようなものがあることから、スープなどを盛り付けていたと考えられています。

 

 

 

 

うきき~!  紀元前202-紀元8。

器の部品。

漢の時代のお墓には猿の姿をした芸術品が見つかることが多かったとか。

姿が人間に似ていることも一つの理由だそうです。

 

 

 

 

これはかなり気に入った展示品。紀元25-220。

食事を盛り付けるためのフクロウ型の器です。

 

これ、もし売ってたら買ってしまいそう!

 

 

 

私好みの不思議な発掘品。紀元前202-紀元8。

 

 

 

こちらの鳥さんも。紀元前202-紀元8。

 

屏風に取り付けられた部品だそうです。

 

 

 

 

これらは副葬品として埋められた人形。紀元25-220。

 

 

 

 

 

鶏、鴨、豚、犬、羊などの動物。

当時すでにこれらの動物を家畜として飼っていたことがわかります。

 

 

 

あめちゃんみたいな可愛い装飾品。紀元25-220。

 

琥珀などの宝石ですが、これら広州のお墓から発掘されたものを分析すると成分や構造などどれも西洋の風格があることから、海外からの輸入品ということがわかるのだとか。

広州は南に位置していて海にも出やすいし、この時代にすでに海外との物資のやりとりがあったんですね~。

 

 

 

それでは最後にこちら! 紀元前202-紀元8。

一体何に使うものでしょう?

 

 

 

ヒント:現代でも同じようなものがあります!

 

 

 

答えは・・・。

 

 

 

ショウガすりおろし器!

 

 

 

ショウガをすりおろし、ショウガ汁もスプーンの部分にたまるという便利なもの。

底には4か所足がついていて安定性も抜群。

 

広州エリアは湿度も高く人々は当時から健康のためにショウガを利用していました。

そして当時の王はショウガ料理を好んだため、お墓にもこれを埋葬したのでは・・・とのこと。

 

 

そんなにショウガ好きなんか~!!!

 

 

 

以上、広州の発掘展示レポでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


北京で『サルバドール・ダリ』展

2021-08-17 16:45:40 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

前回の続きです。

 

『サルバドール・ダリ』展。

 

 

一歩中に入った瞬間。

 

 

 

 

 

いきなり奥からダリに睨まれた。

 

 

 

 

ダリによるダンテの『神曲』の挿絵をもとに、版画が作られました。

その作品がずらりと展示。

 

 

・・・されてるんですが、奥でギラギラ目を光らせてるダリ。

めっちゃ気になる!

 

 

 

その下に敷いてあるのは絨毯。

 

 

 

 

かわいいな。

 

 

 

 

さて、更に奥に進みますと。

 

 

 

 

 

またまた、めっちゃ目が合ってしまった。

 

 

 

ちなみにその奥に写っている絵画は、今回の展示のメイン。

ダリの水彩画です。

この部分のみ撮影は禁止なので、展覧会サイトから写真をお借りしてご紹介します。

 

 

 

『後悔』

 

 

『牡羊』

 

 

 

そして。

 

 

 

 

『記憶の固執』

おぉ。

これなら馴染みがあるぞ。

 

 

 

・・・としげしげ眺めつつも。

 

 

 

 

 

 

頭上の目が気になって仕方がない。

 

 

 

このエリアには映像でダリの世界を体感できるスペースもあって。

 

 

 

時計がずらり。

 

 

 

 

ダリ、登場。

十数分の動画を楽しんだ後は、再び絵の鑑賞へ。

 

 

 

 

 

むむっ!?

なんや、この不自然な時計は!

 

 

 

 

 

どうやらその奥にも展示が続いているみたい。

 

 

 

 

このスペースの作品もすべて版画です。

『グランドピアノの遺骸に浜辺で再会する花の頭をもつ女たち』

 

 

 

 

『眠気と交響楽団』(中国語タイトルから直訳です)

 

 

 

 

 

『手、良知と後悔』(中国語タイトルから直訳です)

 

 

 

ふむふむ・・・とここでも、わからないなりに熱心に鑑賞するも、先ほどからチラチラと目の端っこに映るものが気になって気になって・・・。

 

 

 

 

おまえ、誰や!?

 

 

 

 

 

そんなオブジェを横目に、二階へ進みます。

 

 

 

 

 

紅いハイヒール。

履いたら痛そうやな。

 

 

 

そして階段を上った先には。

 

 

 

 

 

 

 

「お口、あ~ん!」

 

 

 

 

口の中に入っていくと。

 

 

 

ここにも絵がずらり。

 

 

 

 

 

『春の最初の日』

なんかいっぱい生き物がいて、気に入りました。

 

 

 

 

 

とにかくあちこちダリ色あふれる展示場。

 

 

 

 

いただいた団扇もダリ感バリバリ。

 

 

時計の画くらいしか知らなかった私ですが、初めてのダリ展。楽しめました!

 

 

『サルバドール・ダリ展』

北京 摩卡艺术中心にて2021.10.10まで開催中

 


坂本龍一『觀音聽時』展

2021-08-05 18:11:47 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日。

 

 

坂本龍一『觀音聽時』展へ行ってきました。

 

 

 

 

過去最大規模の坂本龍一展。

 

 

 

坂本龍一の世界観を、音や映像など総合的に体感することができる展示です。

 

 

 

 

人工的な霧を発生させる箱が並ぶ部屋など、感性に訴えかける展示が続きます。

 

 

 

・・・が、あまりに暗くてよく見えず、歩くことすらびびってしまう部屋も。

目が暗闇に慣れるまでじ~っとその空間の空気、音を体で感じる必要があるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

一方こちらは、会場の一部。

 

 

 

 

屋上に並ぶ建物。

その中では。

 

 

 

この写真は!

映画『ラストエンペラー』のワンシーン。

 

 

故宮を参観するようになって最近改めて観たのですが、ストーリーはおいといて、故宮内での撮影が素晴らしく故宮好きには違った面で楽しめる映画でありました。

 

 

 

ここでは、ラストエンペラーの楽譜とか。

 

 

 

 

 

坂本龍一が所有する個人的な写真などなど、ファンの方が見たらたまらないであろう展示がずらり。

 

 

 

 

 

こちらにも、何か展示が?

 

 

 

 

屋上の木の壁。

一番上には何やら波波なものが次々と現れるのですが、どうやら“電磁波”を可視化可聴化した作品だそう。

 

 

 

もう一つ、別の屋上でも展示がありまして。

 

 

 

 

 

およよ?

 

 

 

 

 

 

霧~!!!!!

 

 

・・・またしても何も見えへん。

歩くのこわい。

 

 

 

3月から開催中のこちらの展示。

8月8日で終了です。

 

 


北京でラファエロ展

2021-07-19 17:30:58 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

あの乾燥した北京はどこへ・・・。

毎日じっとり、時に雷雨の日々です。

 

 

そんな中でかけたのはこちら。

 

 

ラファエロ展

 

 

 

 

 

大半がレプリカですがラファエロの作品や、ラファエロにまつわる作品がテーマごとに展示されています。

フラッシュを使わなければ写真撮影もOK。

 

 

 

 

 

 

 

モンドの磔刑図(レプリカ)

 

 

 

 

 

小椅子の聖母(レプリカ)

 

 

 

 

会場は作品本体の他にもラファエロの世界を楽しめるような構成で。

 

 

 

 

 

絵画に詳しくない私たちでも目にしたことがある有名な画を会場のあちこちに映し出して。

 

 

 

 

 

壁から天井まで存分にその世界を堪能できるようになっています。

 

 

 

特に興味深かったのはこちら。

 

 

 

 

アテナイの学堂(壁に映し出された映像)

 

 

 

 

建築家でもあるラファエロ。

なので作品の構図も素晴らしく、それを映像を使って説明してくれています。

 

 

 

 

会場の壁に映し出されたデッサン。

 

 

 

 

どんな風に人物画描かれていったのか。

 

 

 

 

中央二人はプラトンとアリストテレス。

 

 

 

 

 

周りに描かれたのは、古代ギリシャの哲学者たち。

 

 

 

 

 

生徒を引き連れたエウクレイデス? あるいはアルキメデス?

 

 

 

 

 

何かを記しているのはピタゴラスか?

 

画が誰を指しているのか、研究者の間で意見がいろいろだそうです。

 

 

 

 

さて、今回の展覧会。

目玉は以下の2点。

 

 

 

 

 

聖母マリアを描いたルカ

 

他の作品と違いここには「ラファエロ作品と公認されている」と書かれています。

ネットで調べたところ、この作品はラファエロではなくその追随者によるものとの説明もあり、詳しくない私にはよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

この右の人物がラファエロだという説明も。

 

 

 

 

 

中国国内で初の展示となるフレスコ画。

 

 

 

 

ラファエロの展覧会。

2021年10月14日まで北京・嘉徳芸術中心で開催中です。

 

 

 

~おまけ~

 

なんとここにもご当地アイスが!

あちこちで食べまくってるくせに、ここでは買わなかった・・・。

口コミを見ると、味はまあまあだったようです。


突っ込みどころ満載! 北京民俗博物館

2021-05-14 18:59:14 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日訪れたのはこちら。

 

北京民俗博物館。

朝陽区朝陽門外大街141号

 

 

 

チケット10元(約170円)スマホで予約可能、パスポート持参でGO!

 

 

 

1319年に建てられた道教寺院。

中は結構広いです。

 

 

 

 

 

それでは早速参観スタート!

 

 

 

 

 

ずら~っと並ぶ赤いのは、お願い事を書いてくくりつけたもの。

日本の絵馬のような感じでしょうか。

 

 

 

この建物の両脇には。

 

 

 

 

 

このように小部屋がずらりと並んでいるのですが、覗いてみてびっくり。

 

 

 

 

なんやっ! このふざけた右側の顔はっ!

 

 

 

 

 

こっち見てドヤ顔してるし。

 

 

 

数十個あると思われるこの小部屋。

一つ一つ道教の教えを再現したものなのですが、とにかくインパクトが強すぎて。

 

 

 

 

 

こんな素晴らしい青花陶器の展示もあったのですが。

 

 

 

 

水中の生物を目にしたら、全く頭に入ってこない。

 

 

 

 

動いてないしもはや何のための存在なのかわからないロボット君も。

 

 

 

 

これらのインパクトには勝てず。

 

 

 

 

 

お賽銭もQRコード決済なんやなぁ。

時代も変わったなぁ・・・と心静かに参拝したいところですが。

 

 

 

もはや何者かわからない彼らと目があって、どうにもこうにも・・・。

 

 

 

 

 

立派な石碑林もじっくり見学したいけど。

 

 

 

 

 

ごめんなさい。

彼らのせいですっかり印象が薄いです。

 

 

 

 

 

 

最後は、豚さんらしきものの流し目がめっちゃツボやな~と思いながら、博物館を後にしたのでした。

 

 

一つ一つの小部屋には説明書きがあったのですが、この日はさくっと一部だけ読みました。

改めてまた訪問したい博物館です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


国家博物館 8000年前からの彩色土器展

2021-04-28 19:49:18 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

今回も博物館で見た展示の備忘録です。

結構長くなったので、ご興味のある方はお付き合いくださいませ。

 

 

甘粛省、有名な都市として敦煌がこの省に属します。

そこで見つかった、彩色模様がある陶器の展示。

 

 

 

 

計194点の展示。

これは面白い!時間をかけて見なければ!と思い、朝イチでやって来ました。

 

 

 

 

甘粛の彩陶文化はこのように8000年前の時代からいくつかの文化に分かれています。

 

 

 

 

 

まずはこちら。

今から8000年~7000年前。大地湾文化のもの。

この頃は農耕が中心だけど、魚を捕ったり狩りもしていたそう。

世界でも最も早い彩陶文化です。

 

 

 

いやいや、今から8000年前にもうこんな文化があるって、展示のしょっぱなから圧倒されまくりです。

 

 

 

 

 

 

 

続いて、下の彩陶から時計回りに、仰韻文化の初期、中期、後期。

だいたい今から7000年~5000年くらい前。

もうこんな完成度の高い彩陶が作られているんですね~。

 

 

 

 

馬家窯文化。今から5000年~4000年前。

この時期一気に彩陶文化が花開き、豊富なデザイン性、繊細なタッチの画などが作られました。

 

 

 

 

 

斉家文化。 今から4200年~3700年前。

素焼きの陶器が多くなり、彩色陶器の割合がぐっと減少。 品質もこれまでより落ちたのだとか。

確かに一目見てそれがわかります。

 

 

 

 

四壩文化。 今から3900年~3400年前。

中国より西側の文化の影響を受け、更に牧畜生活を反映した作品も多く見られるそうです。

 

 

 

 

 

 

辛店文化。 今から3400年~2800年前。

牧畜を中心に農業も行っていた時代。

陶器のデザインは比較的シンプルになったとか。

 

 

 

 

 

沙井文化。 紀元前3000年~2500年。

説明文をそのまま訳すと、

「沙井文化は我が国最後の彩陶古文化である。ラクダの鈴の音が西へと向かい、それに合わせてこの文化はゴビ砂漠の中消えてゆき、こうして甘粛彩陶文化に終止符を打ったのでした。」

 

 

 

 

では、ここからは特徴のある彩色陶器をご紹介していきます。

 

 

 

 

目立つところに置かれた、馬家窯文化時代の彩陶。

 

水の渦巻きのような模様、そのなめらかで美しい模様は馬家窯文化を代表するもので、「彩陶の王」とも称されます。

 

 

 

 

 

 

馬家窯文化の彩陶。

この時代、人々は自分自身に目を向け、人を描いた彩陶が多く見られます。

これが神なのか人なのか、男なのか女なのか、議論は深まるばかりでいまだに謎。

ただ、原始的な信仰の表れであろうということは読み取れます。

 

 

 

 

 

馬家窯文化。

泣いているような表情の彩陶。

恐らく、死者に対する哀悼の表情と読み取れます。

当時草原に住む民族は死者に向き合う時、小刀で自分の顔に傷をつけ、血と涙を一緒に流して哀悼の意を表したのだとか。

 

 

 

 

こちらは、神をモチーフにしたデザインがどのように変化したのかという図。

リアルに描かれていたのがどんどんデザイン化しています。

 

 

 

 

 

馬家窯文化。

もともとはカエルの爪(? 手?)がどんどん変化して最後は獣の爪に変わる様子を描いたもの。

 

 

 

 

なぜいきなり、カエル!?

この頃、人の首、カエルの姿というカエルと合体した絵が現れました。

原始信仰の表れともいわれています。

 

 

 

 

馬家窯文化。

神を描いたと思われるものの間に丸い模様。神と思われるものの頭部分にも丸い模様。

つまり、真ん中の丸いのはカエルの卵なのだとか!

また、他の神を描いたものと比べてこれは手足が短いので、これは赤ちゃんを描いているのではないか、そしてそこに生命生殖への崇拝の意味が込められているのではないかとも言われています。

 

 

 

仰韻文化。

これ、なんだかわかりますか?

 

 

「オオサンショウウオ」なんです。

ここでも、体はサンショウウオだけど顔は人・・・のようなデザインが見られるそうです。

 

 

 

この二つは、辛店文化。

太陽や犬など、自然をモチーフとしたデザインが見られます。

特に単調な生活だった遊牧民にとって太陽は最も重要な自然のモチーフだったようです。

 

 

 

 

馬家窯文化。

この解説が面白かった!

 

「ビールジョッキに見えません?

でもね、この時代まだ中国にはビールはないんです。ま、アルコール度が低い飲み物はありましたが。

この頃気候の変化によって農耕は衰退し、代わりに牧畜がメインとなりました。なので、これは乳製品を入れるものと思われます。

ちなみに右側の突起は単なる手を添えるためのもので、飲み口とかではありません」

 

 

 

馬家窯文化の一番の特徴は螺旋模様。

これらのデザイン、もともとはすべて「鳥」なんです。

右上はかなりそぎ落とされてシンプルになっていますね~。

 

 

 

仰韻文化。

これはもう、おわかりですね。

お魚です。

写実性の高い初期のものから、どんどんデザイン性が高くなっていくのが面白い!

 

 

 

馬家窯文化。

これはカエルをイメージしたもの。

 

 

 

仰韻文化。

これはなんでしょう?

 

「豚」なんです。

上の大きい丸が「目」、下の小さい丸が「鼻」。

ぐるりと一周描かれているのですが、目と鼻がそれぞれ対になっているのではなく、二つの鼻が隣りあう目を共有しているという不思議なデザインがすごい!

 

 

 

仰韻文化。

これは、犬が獲物をめぐって争っている場面だそうです。

上の図が予想図。

 

 

 

 

辛店文化。

今から3400年~2800年前には、人間の画も描かれしかも祈祷のようにも見えると解説されています。

 

 

 

 

今見てもかわいいモチーフがいっぱい。

 

いやぁ、楽しい展示でした!!!

 

 

 

他の展示同様、デジタル面でも楽しめて。

 

 

 

 

 

画面をタッチすると、どの時代にどんな彩陶が発掘されたかが一目瞭然。

 

 

 

 

こちらは自分の好みの彩陶を作ることができるスペース。

 

 

この展示はあと1週間ほどで終了です。

 

 

 

 

 

 

 


すごい!三星堆遺跡!!!

2021-04-17 20:21:25 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

「三星堆遺跡」をご存じでしょうか?

紀元前2000年、あるいはそれ以上古い時代に属するもので、四川省の三星堆という場所で発見されたのですが、その出土物がすごいんです!

 

 

目がびょよよよよ~ん!!!!

 

 

その名も「青銅縦目仮面」。

 

 

 

 

 

青銅人頭像。

 

 

 

2010年、当時日本にいた私たちは四川省成都に旅行に行ったのですが、その時訪れた三星堆遺跡博物館にはこれらの出土物がずらりと展示され、一目で魅了されたのでした。

 

 

その三星堆遺跡。

先日新たな発見が続々発表され、これまで以上に不可思議な出土物が見つかったのだとか。(詳しいニュースは → コチラ

 

実に個性的な仮面なので、「これらは異星人の文明なのでは?」と考える人もいるようですが、専門家はきっぱり否定。

とは言え、実にロマンにあふれた遺跡です。

 

 

 

できることなら四川省の博物館へ行きたい!

・・・のですが、そう簡単にもいきません。

 

 

 

が、しかし!

北京には国家博物館があるではないか~!

 

 

 

というわけで、冒頭の写真2つを含む展示を見てきました。

 

 

 

 

三星堆遺跡が好きなので、ついつい関連するグッズを探してしまうのですが。

 

 

 

 

スマホはマスキングテープでデコって。

 

 

 

 

ブックマーカーをネックレスにアレンジ。

 

 

 

 

そして、仮面の指輪。

 

 

 

 

これらを身に着けて、いざ!

 

 

 

青銅縦目仮面と記念撮影。

 

 

 

 

博物館へは週1回ペースで通っているので、これからも会いに行こうっと!

 

 

 

 


国家博物館 《銅鏡展》

2021-04-14 19:47:30 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

だいたい週1回のペースで国家博物館へ行っています。

わざわざブログのネタにするほどではないなぁ・・・と思うものの、日本に帰国したら恐らく見られないものばかりだろうと思うと写真を撮りっぱなしというのも勿体ないので、自分の備忘録として博物館ネタもアップしようと思います。

(博物館内はフラッシュ・三脚を使わなければほぼ撮影OKです)

 

 

 

今回は《銅鏡展》。

 

 

 

よく見ると外枠の方に文字が彫ってあります。

こんな素晴らしいものが、西暦25-220の東漢(日本では後漢と呼ばれる)時代のもの! 日本は弥生時代。

 

 

 

 

こちらも同時期。

すでに車が彫られていることに驚き。

 

 

 

 

 

唐(618-907年)の銅鏡には螺鈿の細工。

 

 

 

 

こちらも唐の時代。

月にまつわる神話がモチーフ。

 

 

 

 

 

 

むしろ金の時代(1115-1234年)の方がざっくりしてるな。

 

 

 

 

 

明(1368-1644年)になると、模様もなんだか優雅。

 

 

 

 

清朝(1644-1912年)の銅鏡は、こどもをモチーフにしたデザイン。

 

 

 

 

こちらの明の銅鏡は、おめでたい文字を並べたもの。

 

 

 

 

 

 

 

日本に伝わった銅鏡についての説明もありました。

 

 

 

この展覧は見せ方も楽しくて。

 

 

 

 

例えばこの唐の時代の銅鏡。

すぐそばにある画面に触れると。

 

 

 

 

 

それぞれのモチーフの説明が表示される仕組み。

 

 

 

 

なんだかちびっ子が集まってるなぁと思ったら。

 

 

 

 

 

パズル形式で銅鏡の模様を完成させる画面。

 

 

 

 

 

そして、こちら。

 

 

 

 

 

本体はこちら、前漢(紀元前206-8年)の時代の銅鏡のデザインなどを紹介した画面ですが。

 

 

 

 

こうして画面に触れると、ぐる~っと3Dで自由自在に銅鏡を動かして自分の見たいパーツや反対側の様子が見られる仕組みなんです。

 

 

 

 

国家博物館は無料なので、予約さえとれば誰でも参観できます。

北京にいる間にできるだけ足を運んで、ここでしか見られないすごすぎる展示を目に焼き付けておこうと思います。

 

 

 

 


《妙法庄嚴》故宮博物院所蔵の法器展がすごすぎる!

2021-03-15 19:57:26 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日行ってきた展覧会が、これまたすごかった!

 

故宮博物院に所蔵されている法器(僧侶などが儀式に使う器物)の展覧会。

(この展覧会は終了しました)

 

 

「紫禁城600年大展が一生に一度目にすることができる展覧会というのなら、この展覧会は有史以来初めての目にするものである!」

 

 

なんとも自信たっぷりのうたい文句で紹介されていますが、いやはやほんま、その通りかも。

 

 

 

初めてお目見えする宮廷法器が続々登場!

故宮に所蔵されている百万点のうち、よりすぐりの113点を展示!(そもそも百万点って・・・)

 

 

写真では伝えきれないのですが、その美しい法器の一部をご紹介いたします。

(館内は撮影OK!ただしフラッシュは禁止です)

 

 

 

鈴と杵は一対で、鈴の音は人々を鼓舞し、杵は煩悩を消す象徴だそうです。

 

 

 

 

舎利を入れる容器。

 

 

 

尊勝仏母。

 

 

 

 

 

須弥山曼荼羅。

中央に世界の中心と考えられる須弥山がそびえ、まわりには海や大陸。須弥山の頂きには仏が住む宮殿が建てられています。

 

 

 

こちらも須弥山曼荼羅。

よ~くみると。

 

 

 

月と日の文字。

 

 

 

 

儀式の時にお香を焚く器具。

 

 

 

回した数だけお経を唱えたのと同じ功徳が得られるという、マニ車。

 

 

 

 

こちらは琺瑯のマニ車。

 

 

 

驚いたのは、お骨を用いた法器!

非常に美しい装飾で全くそれとはわからないのですが、苦手な方はこの先写真3枚、さささ~っと早送りしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは再び法器のご紹介。

 

 

 

表面に般若心経が記された玉の鉢。

 

 

 

 

ほら貝を加工した法器。表面には七体の仏さまが彫られているのだとか。

 

 

 

 

 

真ん中の窓をのぞき込むと、中には仏さまが。

 

 

 

 

 

こちらは、法衣。

象牙の装飾が素晴らしい~!

 

奥の壁に、装着した時の様子が映し出されています。

 

 

いやぁ、語彙力なくて申し訳ないくらい、すごい!しか出てこない・・・。

 

 

 

それでは、最後に。

私好みの展示物があると夫が言うので見に行くと。

 

 

 

あらっ!

 

五供養。

五つの色、声、香、味、触の五境を指し、それぞれ鏡、琵琶、ほら貝、鉢、シルクでイメージされているのだとか。

 

 

 

 

琵琶だ。

 

確かに可愛い!

 

 

 

以上、有史以来のすっごい展覧会・・・かもしれない法器展のレポでした。

 

 


博物館で月の土壌を見て、MUJIとか銀だことか

2021-03-07 19:17:09 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

昨日はまたまた国家博物館へ行きました。

博物館は無料なのですが、事前予約が必要です。

 

 

9:00-10:00、10:00-13:30、13:30-15:30に入場時間帯が分かれていて(入場後は、いつ退出してもOK)。

 

 

 

この日は9:00過ぎに到着。

健康アプリを提示してから、外国人は入り口の脇で予約時のQRコードとパスポートを提示すればOK。

 

その後かなり厳しいセキュリティチェックを通過してようやく参観できます。

 

 

 

この日のお目当てはもちろん!

 

 

 

探査機「嫦娥5号」が月面から採取した土壌サンプルの公開が始まりました!

 

 

 

・・・が、正直近くで見てもよく見えないんですよね。

これが月から来たんだなぁ。 

 

 

 

 

 

なんか不思議な感じです。

 

 

 

さて、人々が月の土壌に惹きつけられている間に私たちは。

 

 

 

 

 

以前も参観した、「古代服飾文化展」。

 

前回は40分待ちの行列だったのに、今回は朝イチということもあってガラガラ!

のんびり、ゆったり。いやぁ、なんと贅沢な博物館鑑賞。

 

 

 

チンギスハンの肖像画。

これ、複製品と書かれていなかったので本物???

 

 

ものすごい所蔵品にもかかわらず、実にさらっと展示してありました。

とにかく長い歴史の中国。なので博物館の所蔵品がどれもこれもすごすぎて、かなりすごいものでも埋もれてしまう感じ。

 

 

 

 

一通り服飾展を参観して、ふと階下を見ると。

 

 

 

うわっ! すごい人!

 

やはり朝イチに来て正解でした。

 

 

 

 

 

こちらは常設展。

古代陶器の展示。

 

 

 

 

 

こちらは、海洋貿易をテーマとした展示なのだけど、これらはすべて沈没した船から見つかったのだとか。

 

とにかく広い博物館なので、今後も足しげく通って展示を楽しむ予定です。

 

 

 

 

 

一方、月の土壌展示はまだまだすごい人だった。

 

 

 

 

博物館を出てそのまま前門へ。

 

 

 

 

前門のとあるお店。

せっせと作業したはる…と思ったら。

 

 

 

人形やった。

(最近こういうリアル系が多いなぁ)

 

 

 

この日のランチは前門にあるMUJI(無印)で。

 

 

 

ランチ。

 

 

 

 

カルピスを使った可愛いドリンク。

 

 

 

こちらはハンバーグ定食。

なんだか懐かしい盛り付け。

 

 

 

おなかいっぱいの私たちが次に向かったのは、若者の街(?) 西単。

いやぁ、同じ北京でもエリアによって全然客層も雰囲気も違います。

東京でいうと、渋谷や原宿に来たような感じなのかな?

 

 

 

そんな場違いな私たちがわざわざここに来た目的は!

 

 

 

 

築地 銀だこ!

 

 

 

 

北京にもあるんです。

作りたてじゃなかったのが残念だけど、タコがしっかり入ってて美味しくいただきました。

 

 

 

~おまけ~

 

 

博物館内の自動販売機。

水を買おうと見てみるとあったかいのと冷たいのとがあったのだけど、支払い完了と同時に有無を言わさず勝手に商品が出てきました。

 

さて、あったかいのかな? 冷たいのかな?

 

 

 

答えは・・・。

 

 

 

なまぬる~い水でした(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 


国家博物館~中国古代服飾文化展~

2021-02-26 17:17:18 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日。

国家博物館へ行ってきました。

 

 

何度訪れてもその規模に驚く!

そして、この素晴らしい博物館が無料ということに、毎回感動します。

(事前予約は必要、パスポート持参です)

 

 

 

 

今回のお目当ては。

 

 

 

 

中国古代服飾文化展。

 

コロナの影響もあって予約の人数に上限があるのですが、この展示は評判も良いことから。

 

 

 

 

40分ほど並びました。

 

 

 

なが~い中国の歴史の中で、服飾にスポットを当てた展示です。

骨で作ったかんざしなどから始まり。

 

 

 

各時代の代表的な服装を表す出土品。

「てへ!」って感じがかわいい。

 

 

 

 

皇帝の衣装の模様の説明。

 

 

 

 

 

こちらは、かんざし。

なんと精巧な!!!

 

 

 

 

骨のかんざしから、このレベルまで!

 

 

 

服飾に関するいろいろな物が展示されているのですが。

 

 

 

 

 

今見ても本当にかわいいデザイン。

 

 

 

 

 

こんな刺繍の布があったら買っちゃうなぁ。

 

 

 

今回は“物”の展示だけでなく。

 

 

 

 

 

とあるスペースでは、服飾のデザインを映像で表現。

(見上げてたら頭がくらくらしそうなデザインの連続!)

 

 

 

 

 

こちらは、自分の映像に色んな衣装を着せ替えできるスペース。

この女性のように大人はもちろん、ちびっこや男性も楽しめます。

 

 

 

もうひとつ、今回の展示の特徴はこちら!

 

 

 

 

にっ!人形!!!

 

 

 

イメージしやすいように、各時代の衣装をまとった人形がいくつも展示されているのですが、なかなかリアルでして。

 

 

 

 

 

 

思わずその手を取ってしまいそうや。

 

 

 

さらに・・・。

 

 

 

 

コスプレして博物館に来る人もいるので、人形展示の前では思わず二度見してしもた。

 

 

この女性のようにコスプレ(?)して観光するのが流行なのか、博物館はもちろん、故宮などでもちょこちょこ目にします。

博物館では古代衣装を着こんだちびっこ兄妹もいて、とっても可愛かったです!

 

 

 

 


東四胡同博物館 展示がめっちゃスタイリッシュ!

2021-02-22 18:24:17 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

胡同。

それは、北京の古い町並み、昔ながらの細い路地のこと。

 

 

 

そんな胡同の中に、その名も「東四胡同博物館」はありました。

北京市東城区東四四条77号

 

 

 

 

四合院(北京の伝統的家屋)を利用した博物館。

予約不要、無料です。

 

 

 

 

胡同の説明から始まり。

 

 

 

 

当時の様子。

 

 

 

 

 

胡同の四季の様子。

 

 

 

 

 

こちらは、兔儿爷(兎児爺)。

北京伝統の玩具でこういう穏やかな表情のものをよく目にするのだけど。

 

 

 

 

 

 

なんかめっちゃやる気な兎児爺もいた(傍らの奴はふざけているが)。

 

 

 

 

 

さて、四合院づくりというのは中庭を囲んで作られているので、参観途中にのんびり日向ぼっこ。

 

 

 

 

 

 

鳥かごからは鳥の鳴き声。

 

 

 

 

 

のんびりゆる~い時間が流れます。

 

 

 

 

一方で。

 

 

 

 

 

 

うひょぉ~!

 

この博物館。

ところどころ、めっちゃスタイリッシュな展示があるんです。

 

 

 

 

 

四合院の中庭には、「月影」という名のオブジェ。

古代の天体位置測定に使われた装置からインスピレーションを得たのだとか。

 

 

 

 

 

一方こちらには、銀の球。

 

 

よ~く見ると。

 

 

 

 

 

 

表面に文字が。

こちらも天体を表しているのだとか。

 

 

現代と一昔前が交差する博物館です。