おばかな麻薬犬のわちゃわちゃで、私たちに近づく者全てを怪しい目で見ながら。
リマ空港でひたすら次のフライトを待つ私たち。
ようやく、リマ→ヒューストンのチェックインが始まりました!
手続きを済ませて向かった先は。
ラウンジ。
これまで標高の高い場所にいたためか、食欲がなかった私たち。
ですが、平地のリマに戻った途端急に色々食べたくなって。
これまでの分を取り戻すかのように、ジャンクなお菓子をもぐもぐ、もぐもぐ。
んん? 写真に写ってるオレンジ色の。 おかしいやろ?
ここに来て、平地に戻って来てこれって、おかしいやろ?
やっぱり、これですね。
夜中1時。
飛行機に乗り込んで、あとはヒューストンに向かうだけ。
…と思ったら、飛行機。
定刻になっても飛びませんがな。
なんだなんだ?と思っていたら機内アナウンスが。
「少々問題が発生しましたので、しばらくお待ちください」
・・・問題? 問題って何?
まさか。
まさか・・・。
また麻薬犬が私たちの荷物に反応した~!?
(ラパスでの経験がトラウマになっている私たち)
30分経過。 飛行機、ピクリとも動かず。
「もうすぐ飛びますので~」というアナウンスが入るもののそんな気配がないので、年配の女性CAさんを捕まえて「ヒューストンで乗り継ぎあるんですけどっ!!! 状況、どうなってるんですかっ!!!」と聞いたところ。
「すぐに飛ぶわよ! ひゅ~んっ!とね」
と、ジェスチャー付きでにっこり微笑んでくださったのでした。
そうか。 すぐ飛ぶのか。
良かったよかった。
1時間後。
飛ばへんやんけっ!!!!!
その後数回のアナウンスが流れ、その都度「あと30分後」とか、「〇時〇〇分頃」と案内するのだけど、一向に飛ぶ気配はない。
ヒューストンでの乗り換え時間は4時間。
これだけの時間があったら大丈夫やろ・・・と思っていたけど、甘かったのか?
真夜中なので機内の照明は落とされ、皆さんぐ~ぐ~爆睡中。
ですが、刻々と過ぎていく時間にじりじりと気が気でない私は眠れるはずもなく、乗り継ぎができなかった時のヒューストンでの過ごし方を考えていたのでした。
これまで何度もフライトで「もうだめだ」と思ったものの最終的になんとかなってきた私たち。
ですが、今回はいよいよダメかもしれない。 ジンクスは崩れるのか。
と、その時。
おっ!?
おぉっ!!!
飛行機動き出した~!!!!!
3時間遅れ! 現地時間朝の4時! ひゃっほ~い!!!!
ですが、アメリカでの乗り継ぎ時間は1時間弱。 あの厳しい(というかちんたらした)入国審査でそれは可能か?
結果。
可能でした。
ヒューストンに到着した私たちの前に、天使が現れたのです。
ANAのスタッフ~!!!!!
優先的に手続きを済ませることができ、結果30分前には搭乗口へ。
ふぅぅぅぅぅ・・・。
疲れた。
ごほうび。
おつかれさ~ん! あとは一路成田へ!!!
旅の無事を祝う私たち。
と、その時。 機内アナウンスが。
「さきほど、トイレでの喫煙が確認されました。」
はぁ~?????
おいこらっ!!! どこのどいつが機内でタバコ吸っとんねん!!!
下手したら・・・。
ヒューストンに引き返すことにもなりかねへんやんけ~!!!!!
お願いですから、私たちを成田空港まで運んでくださいませ。
十数時間後。
成田だ~!!!!!
無事、日本の土を踏むことができました!!!
泊まったホテルに素晴らしいお雛様。
日本で・・・。
エネルギー補給。
というわけで、長~い南米旅のレポもこれにて終了。
お付き合いくださって、有難うございました。
次回の旅は・・・。
もう少しハプニングが少なそうな場所を選ぼうかな?