現在、両親が北京に遊びに来てくれています。
水に沈む長城。
初めて行ったけど、心地よい空間だったな~。
そして、定番のダック。
味は問題なしの美味しさだったけど、突っ込みどころ満載のサービス&スタッフ。
くわしくは、また今度。
現在、両親が北京に遊びに来てくれています。
水に沈む長城。
初めて行ったけど、心地よい空間だったな~。
そして、定番のダック。
味は問題なしの美味しさだったけど、突っ込みどころ満載のサービス&スタッフ。
くわしくは、また今度。
北京在住者の間ではすっかりおなじみのベトナム料理店 『SUSU』。
かなり前からず~っと来ようと思いつつ、その前を素通りして別の店へ行ったりとか、なかなかチャンスが訪れなかったのですが、今日。
お友達と行ってきました。
このお店は結構ローカルなエリアにあるので、バスを降りててくてく歩く間も出てくる出てくる、気になる面白いお店。
小さい文字だけど、確かに日本語で『手描きのお土産』とある。
そ~っと中をのぞいてみると。
こっ、これは・・・。
閉店、と理解してもいいのかな?
一方こちらは。
やはり閉店なんやろか。
“朋友の居酒屋”(朋友=友だち の意)。 ベトナム料理店への目印でもあった居酒屋。
このお店、すぐそばに2号店があるのでそちらの様子を見に行ってみたら。
ん???
5月に“Merry Christmas” というのはまあ、置いといて。
そのシール!
この、にじみ出るやさぐれ感。
ひよこに向かって「チキン野郎が」と発するそのセンス。
これはもしや・・・。
私のスマホに貼ったシールとお仲間では!?
いやぁ、なかなかおもろいもん見せてもらったところで、いよいよベトナム料理店 SUSUへ。
『SUSU』
北京市東城区銭糧胡同西巷10号
ここで合ってるんかな・・・?と不安になるような路地の奥にひっそりとあるこのお店ですが。
一歩中に入るとそこは、素敵空間。
半個室っぽいスペースもあるのですが。
・・・その、壁にかけられた画?写真?がめっちゃ気になる。
ガッツリ視線を感じながら食べる羽目になるんやろか。
さて。
このお店の素敵ポイントは何と言っても。
緑あふれるテラス席。
伝統的な建築である『四合院』を改築したこのお店。
テラスでまったり過ごす時間は、それはそれは素晴らしいひとときでありましょう。
・・・・・なんだけど、私たちはあっさり屋内のテーブルを選択。
(だって暑いし、それに空気きちゃないし)
11:30のオープンと同時にお店に入ったのですが、12:00近くなると次々お客さんがやってきてにぎわう店内。
パパイヤのサラダ。
北京で牛肉ってあまり食べないのですが、ここのお肉は柔らかくてサラダにぴったり。
豚肉と海老の生春巻き。
大好きな生春巻き。 美味しくいただきました。
(けど、春巻きの皮がしっかりしているためか思いのほか噛み切るのが大変で、ボロボロ具を落としながらの食べっぷりとなってしまいました)
そして、フォー!
好きな具材を乗せて、いただきま~す!
う~ん。 うまうま。
ベトナム旅行に行きたくなるなぁ・・・。
お店の外には、ちょうどビールの宅配が。
夜に来てビール片手に・・・というのもいいなぁ。
たいがい慣れたとはいえ、北京の人はほんまにところ構わず、
歌をうたう。
しかも。
結構本気の声量で。
アカペラならまだしも、小型のラジカセを携帯して一人青空カラオケ状態の人もちらほら。
かな~り前のブログに載せた写真ですが。
この男性。
・・・の腰にぶら下げたるは、小型スピーカー。
お気に入りの音楽に合わせて、歌う、歌う!
それほど上手いわけでもなく、これがまぁ中途半端。
先日もバスに乗っていたら、後から乗り込んできたおばちゃん。
その手に持っているのは、もしや・・・。
小型のラジカセ!(またかいっ!)
で案の定、音楽に合わせて歌う! 歌う!!!
この日、私は少々機嫌が悪かったので、
「おばちゃん、やかましいねん」「家で歌わんかい、家で」
・・・とぶつぶつ文句を垂れていたのですが、おばちゃんは全く意に介さず、上手くもない歌をがっつり熱唱。
いっぽう私は、少しでも癒しを求めるべく。
「ねこあつめ」のスマホ画面を見てはにやにや。
・・・が。
うっかり音を消さずに操作してしまった次の瞬間。 私のスマホから。
にゃぁ~!!!
あわわっ!
「ねこあつめ」の効果音がっ!!!!!
するとっ!
私がどんなに文句垂れようが何の反応も示さなかった例の熱唱おばちゃんが、いきなり。
こっち、見た~!!!!!
「今、猫の声しーひんかったか?」みたいな、めっちゃびっくりした表情でしばしキョロキョロ。
あまりのキレの良い振り向きっぷりに、私、しばしドキドキ、固まってしまいました。
・・・にしても、おばちゃん。 猫好きなんか?(←それだけでちょっと好印象)
「景山公園で牡丹節というイベントがあるよ~!」
と、お友達が教えてくれたので、さっそく行ってみました。
まずは腹ごしらえ。
先日行ってすっかりお気に入りとなった、
今回は。
ドリンクはアサイー&ザクロのソーダ。
・・・って、アサイー? なんやねん、それ?
聞いたことあるけど、ようわからん。
・・・な私でしたが、ハワイ旅も多くて詳しいお友達に説明してもらって、ぐびぐび、美味しくいただきました。
一緒にいただいたごはんは。
アボカドドリア。
いやぁ、チキンライスの上にどっさりアボカド! ほんま、日本の洋食屋さんみたい。
それではおなかも満足さんなので、バスで3駅の距離にある景山公園へGO!
牡丹節は5月末まで。
その間どうやらチケット代も10元とアップするようなので、これは、ちょっと期待していいかな???
満開の牡丹、期待していい???
・・・って、牡丹、どこ?
どうやら見頃、終わってたらしい・・・。
(じゃあ、入口でガンガンアピールしてたあの垂れ幕、外せよ)
・・・ですが、散策してみると。
ほわっほわ!
重たそうな大きなお花!
いよいよ夏かな~という北京の気温なので、思わず「ごくろうさん」と声をかけたくなるようなぐったり牡丹のみなさんですが、
まだ一部のエリアでは綺麗に咲いていて嬉しくなりました。
それにしても、一緒に行ったお友達の撮るお花の写真はいつもその光景を可愛く切り取ってるな~と羨ましく見ていたのですが、そのお友達から素敵なアドバイスをいただきました~!
お友達がお花の先生から教えてもらったことらしいのですが、ざっくりまとめると、
“お花の気持ちに耳を傾け お花の気持ちに寄り添う”
ということでしょうか?
ハズカシナガラ。
アニマルの気持ちにはうざいほど寄り添っても、お花の気持ちには今まで向き合ったことがなかったな・・・。
そのアドバイスを受けて改めてお花を見ると。
「わたし、キレイやろ?」
「あんた、赤が過ぎるねん。 わたしみたいな清楚な白こそがええねん」
・・・と、花たちの俺が!私が!アピールが聞こえてきたのでした。
というのは嘘です。
牡丹(中には芍薬も)をどんなふうに可愛く綺麗に撮れるかな~?と、お花側の気持ちでカメラを構えることができました。
公園内には牡丹以外のお花も咲いていて、こちらは可愛いバラ。
・・・の下はもちろん、憩いの場。
それでは、せっかく景山公園に来たので、上まで登ってみましょう!
おぉ~! 故宮! 久しぶり~!
前回来たのは、雪が降った写真を撮るためだったから1年以上ぶりか・・・。
牡丹節、今回はちょっとタイミングを外してしまったので、来年は見頃を逃さず牡丹、牡丹、時々芍薬~!の光景をお届けしたいと思います。
ところで。
北京って、普通の道にも結構お花が咲いていまして。
家の前の通りは今、バラが見ごろ!
「どやっ! ワタシ、綺麗やろ?」
「いやいや、私の方が・・・」
という、お花の声に耳を傾けて歩いています。
前回のつづき。
素敵フラワーカフェでぐっとビールをこらえた私。
・・・ですが。
ほそ~い路地を抜け。
前海・後海を横目にずんずん進み。
向かった先は・・・。
北京市西城区豆角胡同6号
昔ながらの細い路地にひっそりと。
地ビール、いただきま~す!
緑あふれる空間。
次々訪れるのは、旅行者らしい欧米人ばかり。
ガイドブックに掲載されているのかな?
ぐびっと喉を潤した後は、てくてく胡同を歩いて。
南鑼鼓巷。
・・・の、このお店。
この写真は以前撮ったものなので、その時のウィンドウはごく普通の状態だったのですが、先日は。
こんな、にゃんこエリアが!
このちびちゃん。 おトイレタイム・・・ではなく、おトイレの中でもう一匹の黒ちびちゃんと遊びに夢中。
その黒ちびちゃん。
ちょっと大人猫さんに、しっぽで遊んでもらってます。
大人猫さん、いい子やね。 やさしいね。
「当然や」
それにしても、以前から猫がいるお店だとチェックしていたけど、いつの間にこんな猫押しの店に???
猫エリアでまったり遊ぶ猫さんもいれば、店内をうろうろする猫さんも。
「ま、ええ大人やしな」
分別のある猫さんは、かなり自由度が高いです。
そっと撫でたら、ふわふわ柔らかい毛。 大事にされているんやね~。
そんな店内には。
募金箱。
どうやら今ここには46匹の猫がいるらしく、猫の保護&譲渡に力を入れているのだとか。
「頼んだで!」
お、おう!
夢中で遊ぶちびちゃん2匹。
数か月後は店内デビューするんかな?
冒頭の地ビール。
お店の雰囲気も味もGOOD、カウンター奥の青年も好印象。
・・・なんだけど、接客のおばちゃんについては、
「なんであんたが接客担当やねんっ!?」
と突っ込みたくなるような、態度も横柄、笑顔なし!の、それはそれは残念おばはんだったのでした。
先日。
お天気が良かったのでひとりでふらりと向かった先は。
鼓楼近くの胡同。
これまで鼓楼に来てもそのまますぐ南へ下がり前海、後海方面へと向かっていたので、この界隈を歩くのは初めて。
お目当ては・・・。
『彩珈琲』
北京市西城区鼓楼西大街鋳鐘胡同60号
ドアに“心を込めて営業中”の札がかかっていなかったら、一瞬開けるのを躊躇してしまうような入口ですが、一歩中に入ると。
至る所お花!の美しい空間!
お店自体はそれほど広くないのですが、天井も高く、居心地の良い空間。
日本人オーナーなのかな?
メニューがまた、いい感じ!
いやぁ、どれにしようか迷うな~・・・
と、じっくり自分のおなかと相談した結果、この日はカツサンドに決定!
おそらく奥の厨房には人がいるのでしょうが、店内に出てくるスタッフは女性1名だけ。
なので、注文も、サービスも、全体的にゆっくりペース。
お食事が出てくるまで、ゆっくりお店を見学させていただきましょう!
実はお花の名前もよく知らない私なのですが、こういう空間に来ると、「自分の家もお花で埋め尽くしたい!」
などと、柄にもないことを妄想してしまうのでした。
そうこうしているうちに、ドリンク登場。
カツサンドときたら、そりゃぁもう、ビールでしょ!
と、自分の肝臓と相談するまでもなく答えは出ていたのですが。
あれ?
レモン・ライム・ジンジャーソーダ。
この、女子力高すぎる空間を前に、ひれ伏す私の肝臓。
こんな素敵空間で、一人お昼からビールあおってる場合とちゃうやろ。
そして、カツサンド!
サラダと、この日のスープはコーンポタージュ。
カツは旨みがあり、なによりソースが私好みの甘さのある濃い目の味付け。
静かにジャズが流れ、花々に囲まれた空間で、日本の味を思い出す美味しいランチをいただくと。
はぁぁ~・・・。
ほんまにここ、北京?
などと、うっかり現実を忘れてしまう。
・・・なんてことは、ありませんでした。
そう。
ここは、北京。
私が食事している間ず~っっっと。
カメラ女子&モデルの女の子が、“お花に囲まれたわたし”的な写真撮影会。
(ほんま、こっちの人って写真好きというか、自分大好きというか・・・)
こちらのカフェ、こういった撮影をしたい人に有料で場所を提供しているようなので、そういう場面に遭遇する可能性もあり・・・ということです。
5月3日の朝。
雲がかかって日の出をくっきり見ることはできませんでしたが。
美しい雲海が目の前に!
朝・昼・夕暮れ、そして夜とさまざまな姿を見せてくれたゴールデンロックともお別れ。
混載トラック乗り場へと向かいます。
・・・が。
激混み!!!!!
待つこと30分ほど。
ようやく来たバスに次々と乗り込む人々。
私たちはフロントのシートに乗ることができたのですが、それももう身動きとれないくらいのキッチキチ! ぎゅうぎゅう!!!
そんなこんなで、無事、下山。
続いて向かったのは、モン族王朝の都『バゴー』。
ミャンマーで一番の高さをほこるパゴダ。
そして、下の方に写っている丸いものは・・・?
大地震の際に崩れ落ちた寺院の一部。
再建後もこのままの状態で保存されていて。
細い竹をこんな風にひっかけて願掛けするのだとか。
こちらは王宮遺跡。
再建された宮殿のきらびやかなこと!
ちなみに、柱の脇にある木材が、遺跡から発掘されたもともとの柱なのだとか。
その後もいくつかのパゴダや寺院をめぐります。
神話上の鳥をあちこちで目にするパゴダ。
鳥好きとしては、たまらない。
こちらは・・・???
みなさん、頭になんか乗せてらっしゃるんですけど。
私の目が正しければ、もしや・・・。
牛?
はい、牛。 正確には水牛でした。
その名も、水牛女神。
水牛をかぶりながらも真顔というのがよくわからないのだけど、こういう像もなかなか私好みなのであります。
こちらは、寝釈迦様がいらっしゃるパゴダ。
あしのうら。 立派な偏平足。
その後、日本人慰霊碑に立ち寄り、最後は。
四面仏で有名なチャイプーンパゴダへ。
夕方5時。
そろそろヤンゴンに戻りましょう。
ここからヤンゴンの空港までは約1時間半。
途中のにぎやかな村。
ここに限ったことではありませんが、トラックの荷台に乗って移動するのはミャンマーでは定番のよう。
それらトラックの大半が日本の中古車ということもあって。
上田水産(株)、大活躍。
そんなこんなで無事ヤンゴン空港に到着。
夜中のフライトまで時間たっぷり。
なのですが、チェックイン前の空港にはお店はほとんどなく、さらに、まさかの・・・。
停電。
それも、何度も。
で、ようやくチェックインが始まり、出国審査では「コンバンハ~」と日本語であいさつしてくれる感じのいい審査官。
普段ハンニチの国に暮らしていると、こういうちょっとしたシンニチ行為ですぐに目頭が熱く・・・。
さて、夜中発のフライトがさらに2時間遅れるとのこと。
真夜中の空港。 中国国際航空のラウンジが使用できたので。
ぷはぁ~! お疲れさ~ん!!!
で、ミャンマーで最後に口にしたのがこちら。
日本のラーメン。
・・・って、思いっきりキムチって書いてあるんですけど。
が、これが意外と美味しかったのでした。 (北京でも売ってくれたらいいのに・・・)
今回訪れた場所以外にもまだまだ興味をそそられるスポットがいろいろのミャンマー。
是非また訪れたい!
・・・ただし次回は、もう少し暑さがマシな季節に。
5月2日。
この日は朝から現地の旅行会社に車を手配してもらい、4時間半ほどかけてある場所へ向かいます。
少し長くなりますが、どうぞお付き合いを・・・。
ヤンゴンを出て走ること4時間以上。
大半がこんな感じののどかな風景。
でも時々。
小さな町をいくつか通り過ぎました。
さて。
“キンプン”という場所に着くと、今度はトラックで山頂まで移動。
そのトラックというのは。
こんなの。
後ろの荷台に。
ぎゅうぎゅう! きっちきち!!!
ひたすら山道を走ります。
結構急な坂なんて、せ~の!みたいな感じで一気に登って行くのがなんともドキドキ。
なんかのアトラクションと思えばなかなか楽しめるんだけど、40分、ひたすら揺られ続けて・・・。
さて、山頂です。
外国人は入場料を支払って。
そして、いよいよ目の前に・・・。
ゴールデンロック!!!
金色に輝くゴールデンロックであります!!!
ミャンマーの人々にとって、ここは本当に大切な場所。
なので。
ミャンマー各地からの観光客でいっぱい。
・・・ですが、真昼間。 気温40℃では、やはりここを裸足で歩くのは無理!
なので、ミャンマーのみなさんも、日陰に集まっておられます。
このエリアは小さな村のような感じで、数軒のホテル、飲食店、そしてここで暮らす人々の場所という感じ。
この丘の上にも寺院があるのですが・・・。
熱心に拝む人々。
・・・の後ろに、なんかいるぞ。 黒いもん、いるぞ。
ミャンマーでは犬も熱心に参拝するらしい。
さて。
ゴールデンロック周辺では屋台や小さなお店もずら~っと並んでいて。
おなかに自信があるなら、これをもぐもぐしても良いかもしれませんね。
(私はおなかと相談した結果、勇気ある辞退)
ここでも、犬、イヌ、いぬ~!!!だったのですが、にゃんことの出会いもありました。
ま、たった3匹だけでしたが。
「興味はあるけど、近づくのはちょっとね・・・」
という、腰ひけひけ、ビビりさんがかわいかった。
この日はちょうどお祭りだったみたいで、にぎやかな音楽に合わせて女の子が壺を頭に歩き出す。
一方こちらもお祭りの儀式らしく、私も菩提樹に水をかけて願掛けを。
仏陀が菩提樹の下で悟りを開いたことにちなんだものだとか。
それにしても、ミャンマーは本当に功徳の国。
人に施すことがごくごく当たり前に日常に根付いていることを実際に目の当たりにして驚くばかり。
お祭りということもあるだろうけど、この女性はミャンマー名物“モヒンガー”を参拝の人々へ提供。
みんな、集まって楽しそう。
ちなみに、女性が顔に塗っている白いものは“タナカ”という木から作られるという日焼け止めだそうです。
そんな多くのミャンマーの人々が崇拝するゴールデンロック。
こんなに近くまで行けるんです。
っていうか、触れるんです。
が、これは男性だけ。
みなさん、何をしているかと言いますと。
購入した金の紙を。
ゴールデンロックにぺたぺた。
そして、静かにお祈り。
私含む女性は、ここからそれを見守ります。
金の紙が風に乗ってキラキラと舞い、逆光の中浮かび上がるゴールデンロックはますます神々しい。
そして、この角度から見るゴールデンロックはやっぱりそのバランスが不思議としか言いようがない。
そんなこんなで、サンセット。
この日はホテルのレストランでかんぱ~い!
日帰りの観光客が多い中、わざわざ宿泊した目的はただひとつ。
ライトアップされたゴールデンロックをこの目で見たかったから。
ミャンマーの人々の中には、夕方から山頂をめざし、サンセット、夜のゴールデンロック、そしてサンライズを見て帰るという人も多いとか。
なので、夜になると。
ぎっしり、野宿組。
もちろん無料の宿泊スペースもあるにはあるのですが、大半はレジャーシートのようなもの持参でやってきた人々。
これほどミャンマーの人々を惹きつける『ゴールデンロック』。
初めて写真でその姿を見た時はとにかく、「なんで落ちそうで落ちひんの?」ってことばかりが浮かび、実際に見てみたい!とミャンマーまでやってきたのでした。
ところが、実際この場に立つと、なぜかそういう物理的なことはどうでもよくなってしまいました。
ゴールデンロックの周りには、それを目にすることで感じる幸せ、ただひたすら捧げる祈り、そういった目に見えないけど確実に伝わってくる濃い何かが満ちていて、その空気の中にいるだけでじわじわと自分の中に幸せな気持ち、ありがたくて感謝したくなる気持ちが広がってきたのでした。
広場を埋め尽くす人々に混じってただそこでじっと座っていたのですが、ほんとうに言いようもない温かい幸せな気持ちが満ちてきて、あぁ、ここに来られて良かった・・・とただただ感謝しかありませんでした。
ゴールデンロックは一晩中光り輝き続け、その光の下で人々は眠り、朝になれば山を下ります。
つづきはまた今度。
今も糸が通るのだとか・・・。
ちなみに、上の仏塔に納められた仏陀の髪の毛(2本だったかな?)のおかげで、このゴールデンロックは落ちそうで落ちないと信じられています。
素晴らしい光景を満喫したバガンから、夕方の便でヤンゴンへ戻ります。
バガンの空港。
小さなカウンターでチェックインすると、一応チケットはいただいたのですが・・・。
どうやら、自由席らしい。
預けたスーツケースも、空港スタッフが手作業で飛行機へ。
搭乗が始まると、この入口で再びパスポート提示(国籍ごとの人数を把握してる様子)、手荷物のセキュリティチェック。
いざ、ヤンゴンへ!
ほぼ定刻通りヤンゴン空港に到着。
タクシーでホテルへ向かいチェックインした後は、とりあえず・・・。
シュエダゴン・パゴダ。
すでに夜8:00を過ぎていたので、さらっと見学するつもりで向かったのですが。
・・・結構広いな。
ここも当然、裸足。
・・・なのですが、目の前には。
エスカレーター!?
裸足でエスカレーターって、これ、初めての経験だったのですが。
めっちゃ、ぞわぞわするっ!!!
いやぁ、靴がないだけでエスカレーターに乗るのがこんなにドキドキするとは。
その後さらに、手荷物検査、セキュリティチェック…と続き。
最上階、きらびやか~!!!
・・・なのですが、外国人は参拝料が必要です。
時間がなかった私たち、ここでサクッと退散。
このパゴダの観光は、また今度ヤンゴンに来たときの楽しみにとっておきましょう。
さて、そのシュエダゴン・パゴダの向かいにはちょっとしたショッピングモールのようなものがありまして、なんと。
ダイソー! 100均!
“寿司やんごん”って、べったべたなネーミング。
なんかツボだったネーミング、“Yes 髪”!
てくてく歩くこと数十分。
途中でビールもゲットして。
ふたたびホテルに戻ってきました。
今回選んだのは、SAVOY HOTEL。
落ち着いた調度品、アジアンリゾートのような室内。 場所も先ほどのパゴダから徒歩圏でとっても便利。
(さらにすぐ近くに酒屋もあって、便利度、さらに倍!)
お庭では鳥類が自由を満喫していて、あにまる好きのツボも心得ていらっしゃる。
そんないい感じのホテルから、心のこもったプレゼントが。
にこやかなスタッフが運んできてくれたのは。
バースデーケーキ!
そうです。
この日 5月1日は、夫やっちゃんと日本でお留守番中のにゃおのお誕生日。
いつだって相思相愛、らぶらぶの1人と1にゃんのバースデー。
とっても大切な幸せな日。
・・・は、やっぱりビールで乾杯!でしょ~。
お誕生日おめでとう~!
にゃおは15歳。
これからもずっと元気でね。 いいこでね。
5月1日の早朝。 4:30起き。 5:00出発。
目指すは、バガンの朝日。
自転車で走り出すと。
暗闇の中にライトアップされたパゴダが美しい。
向かったのは昨日サンセットを見た「シュエサンドー・パゴダ」だったのですが、到着するとそこには何故か警察が。
そして・・・。
「今日はVIPがいらっしゃるから、ここは通行禁止!」
えぇぇぇぇぇ!?
VIPって誰やねんっ!
どっかの偉いさんがちょろっとやってきて、ちょろっと日の出観賞でもしていきましょか?みたいな感じなんちゃうん???
と、黒い心の私は思ったのでした。
が。
・・・ごめんなさい。 全然違いました。
数時間後に撮った写真。
ものすごくわかりにくいのですが、ずらっと並ぶ白い服の人々はみな制服をびしっと着用。
この大人数、そして準備されたバルーン。 きっとかなりのVIPだとお見受けいたしました。
ま、そういうわけで、本来の場所ではサンライズを見られなくなった私たち。
警察の人によると、「この道をまっすぐ行くと登れるパゴダがあるからそこから見ればいい」とのことなので、ならば!と自転車 飛ばす! 飛ばす!!!
『BULE THI』という場所・・だったような。
日の出時刻は薄く雲がかかっていたのですが、徐々に太陽が現れて。
ミャンマーのサンライズ。
新しい朝、おはよう~!
太陽の姿が見えると、あたりは一気に明るくなり・・・。
改めて、この一帯の仏塔・寺院の多さを実感。
日が昇るにつれ・・・・。
朝日を浴びて輝く仏塔、そして寺院。
ただただ、この光景を眺めるだけ。
何も考えていなかったような、あるいは、色々頭には浮かんでいたような・・・。
日の出から1時間もすると大半の観光客はパゴダを降りていったのですが、中には。
本を取り出しゆっくりとページをめくる観光客も。
・・・なんともぜいたくな時間。
私も是非!
と言いたいところですが、おなかがすいたのでホテルに帰ります。(煩悩まみれな私)
朝ごはんもぐもぐタイムのあとは、朝のまだ暑くなる前の時間を利用してバガン観光!
『ブーパヤー』
イラワジ川のすぐそば。
船が近づいてきます。
なんだか楽しそうなミャンマーの男の子。
何を話してるんやろう・・・。
そして、ここで私はついに!
こっ、このお方は!!!
これまでミャンマー関係の本を何冊か読んだのですが、どうやらミャンマーにはいろいろな神様がいらっしゃるようで、その神様の姿がまた私のツボ ドストライクゾーン!
いやぁ、満足、満足。
(ほんとは、サラリーマンやおっさんのような神様もいらっしゃるのですが、時間の関係でそれは見られませんでした。 口惜しや・・・)
さて、その後もとにかく日が高くなる前に・・・と急いで観光。
『シュエグーヂー』から眺めるバガン。
そして、その隣の『タビィニュ』。
さらに自転車を走らせて、
寝返りもうてないほどきっちきち状態。
ここ『マヌーハ』は、これを造った王の屈折した気持ちが表れているとのことですが、この方以外の像もまた、きっちきち。
王。 かなり屈折したはったんやなぁ・・・。
さて。
約2日間のバガン観光。
私たちは電動自転車で移動しましたが、馬車の観光客もちらほら。
この写真では暴れん坊将軍並みのスピードが感じられるかもしれませんが、これは単に砂だらけの場所を走っていただけのことで、実際はかなりスローなぱかぽこペース。
時間のない方はやはり車か電動自転車が良いのでは?
それでは、日も高くなってきたので、(そして私の頭もほのかにガンガンしてきたので)、ホテルに戻って一休み。
とはいえ、チェックアウトしてしまったので。
ラウンジで大人しくスムージー。
もうしばらくしたら、バガンの空港からヤンゴンへと向かいます。
実は“パゴダの上で読書”・・・にあこがれ、雰囲気に合いそうな本も用意して行ったのですが、日中の熱さに即行放棄!
パゴダで読書!は、気候の良い季節が狙い目だと学びました。
ミャンマー旅2日目の夕方。
日の入り時刻は18:30頃。
その1時間ほど前に到着したのは、サンセット観賞の場としても有名な『シュエサンドー・パゴダ』。
急な階段。
手すりがあるのでしっかりつかまりながら最上段まで登ると。
バガン 一望。
この時点で、う~ん・・・ちょっと雲が多いかな?
ですが。
雲の隙間から光が!
光が漏れるたびに、観光客から歓声や溜息が。
そして。
あっ! 雲間から夕日が!!!
ゆっくりと沈んでいく夕日をぼ~っと眺める・・・。
バガンの夕暮れ。
日没時刻が過ぎました。
空には、満月に近いお月さま。
徐々に日が暮れて行く光景をしばらく堪能してから、再び電動自転車に乗ってホテルへと戻った私たち。
今日の晩御飯はホテルでいただきます。
暑い一日。
素晴らしいバガンの遺跡に、かんぱ~い!
ミャンマーだけど、トムヤムクン。 タイ料理。
深い味わいがうまうま。
・・・と、この辺までは良かったのですが、急きょ私に異変が。
40度の炎天下、気を付けてはいたもののどうやら軽い熱中症(の中の“熱疲労”)になってしまったみたい。
頭はガンガン痛いし、お腹は気持ち悪いし・・・。
ビーフのお料理も。
夫が絶賛していた、はちみつをかけていただくチキンも、一口一口ゆっくり食べるのがやっと。
やさしいスタッフ(注:写真のおばはんではない。 彼女はこのホテルで唯一愛想の悪いスタッフだった)が、私の様子を見て食事に何か問題があったとおもったのか。
「お料理、大丈夫でしょうか?」
と聞きに来てくれました。
・・・気を遣わせてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱい。
ごめんなさい。 こんなヘタレな私で。 ヘタレ部部長で。
というわけで、ゆっくり静かにお食事した後は、お部屋に戻って爆睡!!!
翌朝にはすっきりバッチリ回復し、まだ夜も明けぬ暗いうちからサンライズを見に自転車を走らせるのでした。
つづきはまた今度。
美味しいお料理を満喫できず、さらにスタッフに気を遣わせてしまい・・・。
ヘタレのわたしの、あほっ!!!
電動自転車に乗って、いざ、バガンの観光スタート!
まず向かった先は・・・。
『シュエズィーゴン・パゴダ』
なんか、むっちりさんがいらっしゃる。
金ピカが美しいのですが、ここに限らずミャンマーの寺院・仏塔は裸足で参観が原則。
なので。
時は真昼間の13:00。
40度 炎天下であっつあつになってるこの地面。
歩く勇気も、歩ける分厚い足の裏の皮も持たないヘタレ部(つまり私たち)は、静かにそこを立ち去ったのでした。
次に向かったのは。
名前がよくわからないパゴダ。
その後訪れる『ティーローミンロー寺院』のすぐそば。
私たちがうろうろしていると、中にいた男性が。
「こっから登れるよ~」
と教えてくれました。
急な階段を這うようにして登ったその先には。
点在するパゴダ、寺院の数々。
三大仏教遺跡のひとつとされるバガン。
3000を超える仏塔があると聞いていたけど、実際に目にするとほんま、あっちこっちにありすぎて、それが当たり前のようにありすぎて、その自然さに圧倒されたのでした。
・・・が。
地面、熱いねん。
足の裏、大火事やねん。
ダッシュで日陰まで移動しては足の裏クールダウン。
上↑の写真のように、わずかな日陰が私たち(の足の裏)のオアシスです。
それでは再び、電動自転車を走らせて・・・。
・・・っと、牛さんの横断。
ここは、牛さん優先です。
『ティーローミンロー』
外は恐ろしく暑いのですが。
一歩寺院内に入ると、足元もひんやり。
この仏塔にも登れるとの情報があったのですが、いかんせん私たち(の足の裏)が悲鳴を上げているので、さくっと参拝して次なる仏塔へ。
・・・の途中で、またもや牛休憩。
『アーナンダ寺院』
バガンの中でも最大規模、最も美しいと言われているこちら。
もちろん、裸足で参観です。
私たちはサンダルを入れるべくビニール袋を持ち歩いていました。
出入り口を守る像。
このキレッキレのポーズ、指先まで神経の行き届いた手、そしてその角度に激しく魅了される私。
金ぴか。 お肌つるぴか。
そんな『アーナンダ寺院』の参道で。
にゃんこに出会った~!!!!!
題して
『かっちゃんの世界ネコ歩き』。
とにかく、至る所犬!イヌ!いぬ!のミャンマーにおいて、にゃんこに出会ったのはほんの数回。
ママのミルクが恋しいお年頃。
その数メートル先では。
わんこの親子。
猫はミルクを飲む時の習性で、にくきゅ~でもみもみすると知っていたけど、わんこも一生懸命もみもみしてミルク飲んでました。
『アーナンダ寺院』の参道は、アニマルのベビーラッシュか・・・。
にしても、気温40度の炎天下。
電動自転車で走ると多少風を感じてクールダウンできるような気がするのですが、その風も熱風。
エアコン室外機の前にず~っといるような感じなので。
いったんホテルに戻って、ミャンマービールで身も心もクールダウン。
ぷはぁ~!
リフレッシュした私たちが次に向かったのは。
『バガンハウス』
バガンの特産 “漆器” の工房兼店舗です。
気に入った漆器数点を購入して、時計を確認すると。
おっ!?
日の入りの時刻まであと1時間ちょっと!
この日は有名なサンセットスポットで日の入りを見る予定だったので、1時間前くらいには現地に到着しようと計画していました。
急いで向かわねば!
という時に限って。
またまた、牛休憩。
沈む太陽の光に照らされる仏塔。
数えきれない仏塔の間をびゅ~んと電動自転車で走り抜けます。
旅のきっかけとなったバガンの夕暮れまであと1時間。
続きはまたこんど。
それにしても、地面の熱さと言ったら・・・。
日中の参観、思わず小走り (しかも皮膚の分厚いかかとをメインに)。
ミャンマーへ行ってきました。
実質滞在4日間でしたが、ミャンマーいいね!また行きたいね!と思える内容の濃い印象に残る旅となりました。
4月29日。
夜の北京発でヤンゴンに到着したのは真夜中。
空港近くのホテルに一泊してから、翌日早朝。
ごった返すヤンゴン空港 国内線。
同じような時間帯に何本ものフライトがあるのだけど、搭乗の表示があるわけもなく、
ひたすら自分のフライトナンバーがアナウンスされるのを待つ私たち。
で、アナウンスされたら。
バスに乗って飛行機まで移動です。
話には聞いていましたが、ヤンゴンには日本の中古車がい~っぱい。
空港内を走るバスでは。
お降りの私は、思わずボタンを押してしまいそうに。
それではプロペラ機で、いざ、ニャンウー(バガン)空港へ!
約1時間半のフライトで、到着しました。
こじんまりした可愛い空港。
・・・なので、荷物のターンテーブルなどはなく。
空港スタッフが1個1個運んでくださるのでした。
ありがとう!
さて。
まずはホテルにチェックインし、さっそく観光開始!
私たちの足となるのは。
電動自転車~!
北京でよく目にする電動自転車。
気温40度の暑さなので、普通の自転車なんてヘタレの私には無理! 絶対無理!
びゅ~んと楽ちんの電動自転車で、まず向かったのは“ニャンウー市場”。
さっそく、わんこがお出迎え。
いやぁ、ほんとイヌ率高かったな・・・、ミャンマー。
この市場はそこそこのスペースにぎっしり店が並んでいまして。
竹製品のお店とか。
名産 “漆器”がずらっとね。
工芸品なども並びますが、もちろん。
地元の台所の役割も果たしているこの市場。
いろいろな食べ物が並びます。
じっとしていても汗が流れる、熱がこもる市場内。
野菜も心なしか、ぐったりしているぞ。
お魚やお肉も、この暑さの中ど~んと売られているのですが、いやぁ・・・。
ハエさんの多いこと。
お魚やお肉の周りでハエさん、井戸端会議中。(よそでやらんかい)
久しぶりの東南アジアの熱気を懐かしく感じながら、一方でタイなどと比べて湿度が低いのでまた違う感覚だな~などとぶらぶら市場を散策しているうちに、おなかがすきました。
本来ならここで“地元ミャンマー料理”となるところでしょうが、あのハエの井戸端会議を見てしまうと若干ひるんでしまうヘタレ部長(つまり私)。
というわけで。
あれ?
野菜炒め?
豚の生姜焼き?
・・・って、日本料理???
そうです。 日本料理屋さん。
わざわざミャンマーまで来て・・・。
ま、普段日本に住んでへんし・・・とかイイワケしながら、
『富士レストラン』でランチもぐもぐタイム。
味は美味しかったのですが、やはりミャンマー。
ウワサ通り、油っこい~。
それでは。
おなかも満たされたことなので、いよいよバガン観光はじまり、はじまり~。