今日は朝から出入境管理なんちゃらかんちゃらという所へ行ってきた。 というか、連れて行ってもらいました。
これから中国に住んでもよかですばいという『居留許可』の申請が目的なんだけど、前回はわざわざ自分で出向く必要がなかったのになあ。いつの間にか制度が変わったんやな・・・。
さて、前回の続きです。
会場を後にして、再び外に出た頃には。
日も落ちて月が出てた。
あのダムの上へ行くぞと言ったものの、はてさて、どうやって行くんでしょ?
答えは。
この龍のお腹の中を上がっていくのだった。
口から入って尻尾まで・・・。
長っ!!!と思ったら、なんと、この龍のお腹の中は。
エスカレーターになっていた。
こりゃ、楽ちん!
これが途中で故障したらどうするんやろうとは、この際考えないことにした。
長~い龍のお腹の中で何度かエスカレーターを乗り継ぎ、ようやくダムの上に到着。
上から見たら、こんな感じ。
向こうの山肌には万里の長城っぽい電飾が。
いいのか? 世界遺産にそんなことしていいのかっ!?
と思ったけど、冷静に考えてみればあんな所に長城はないはずなので、恐らく単なる飾りなんでしょう。
(それもどうなん?)
ここからの景色は綺麗だけど、如何せん寒い! 鼻がもげるっ!
マイナス10度は絶対超えてるな・・・。
というわけで、写真を撮ったらさっさと下ります。
残念ながら下りる時にはエスカレーターはありません。 そのかわり。
こういう寂しい洞窟をひたすら下るか、あるいは。
『百花洞』へ行くか選ぶことができます。
・・・って、百花洞ってなに?
中国人の動きを見ると、洞窟下り派と謎の『百花洞』派が半々か。
ならばここは百花洞にスーパーひとし君を賭けてみることにしよう。
・・・が、一歩入って私、のけぞる。
なぜ、ここに。
パンダが!?
パンダに続き、トラやらクジャクやらなんだか野生の王国なんだけど、そのどれもがぬいぐるみというのには腰が抜ける。
更に歩みを進め、『北国の暮らし』と題されたエリアに入ると、そこには。
北国の暮らしがあった。
庭ににわとり、そして番犬・・・の模型。
どこやねん、ここっ!
冬が過ぎたら当然春が来るようで。
春の小川を楽しむ人々・・・の模型。
どうやら私たちは不思議空間に足を踏み入れてしまったようです。
ひたすら続く道の両脇には、四季折々の自然、そこで暮らす動物、そして人々・・・の模型、模型、時々ぬいぐるみ。
驚くべきことに、南国風の植物も。
色とりどりの花々も、ひとつ残らず。
作りもんやった。
わざわざ洞窟ほってこれかい!と突っ込まざるを得ないこの不思議空間に入るのに、通常は10元もの入場料を取るらしい。(今回は氷祭りのチケット代100元に含まれていた)
どんだけ強気や。
造花、模型のオンパレードにこちらもいい加減飽きてきたころ、どうやら作り手も飽きてしまったらしく、ついには。
絵がかかっていた。
なんのこっちゃ。
まあでも、この空間だけは暖かかったのでそれだけでも良しとするが、私の中の残念スポットランキングにぐいぐい食い込んできた『百花洞』。恐るべし。
外はすっかり暗くなり、ライトアップが引き立って綺麗なんだけど。
・・・ん? あの文字は?
木の伐採なんて気にしないぞ!の精神で、山の斜面にど~んと文字があるのでした。
そしてそれが夜になるど、ど~んとライトアップするのでした。
色々あったけど、いやぁ、なかなか楽しかったぞ、氷祭り。
会場を後にすると。
眉毛がキュートな羊が手を振ってくれて、よく見るとその辺、羊だらけやった。
駐車場までは少し距離があるので、有料でシャトルバスのようなものが走ってるけど、道沿いには。
もはや何物かもわからないイキモノとか。
イキナリの星座オブジェとか。
これはすごいぞ!の京劇とかが現れるので、寒いのを我慢してでも歩くのをおすすめします。
で、前の日記からひっぱってた、あのライトアップはどうなったかと言いますと。
なんだか寂しげだった象さんも、夜になるとほら!
素敵にライトアップだ!
トラさんも、本来の活力を取り戻した模様。
岩に張り付いていた虫たちはと言いますと。
ほらね。 息を吹き返しましたね。
吹き返したものの、枝に絡まって身動き取れません状態のトンボとか。
親鳥に見捨てられたような鳥もいるにはいますが。
森の音楽隊もこの通り! 活き活きと太鼓たたいてます。
・・・ん? 昼間とたいして変わらないって?
いやいや、実際に見ると。
目が片方ずつ交互にチカチカ光って、怖いのなんのって。
以上、『龍慶峡氷祭り』のレポでした。
2月末まで開催しているそうなので、興味がある方はどうぞ。
もちろん、ダムからの下りは『百花洞』方面でよろしくお願いします。