麗江といえば前回のブログで紹介しました『麗江古城』が一番有名ですが、その周辺にもいくつかこじんまりとした市街地が点在しています。
こちらは『束河古鎮』。
麗江古城とともに世界遺産に登録されています。
規模で言うと 麗江古城がど~んとドデカく、それをまるっとコンパクトにしたのが今回の“束河古鎮”。
で、それよりも小さく、まだ観光化の波がそこまで押し寄せていないのが“白沙村”といった感じでしょうか。
お土産もの屋も多いし、確かに観光地化された麗江古城のミニ版という感じは否めないけど。
玉龍雪山からの恵の水はきれいだし。
生活感もあるし。
麗江古城と違ってやたらめったら馬とすれ違ったし。
(その分もれなく路上には、お馬さんの落し物がついてきます)
こんな風に観光用の馬もいたけど。
完全に家族の一員というか、人々の移動手段として立派にお役目を果たしているお馬さんもちらほら。
束河古鎮、お馬さん率高し。
この束河古鎮。
宿泊したバンヤンツリーから徒歩10分くらいの距離なので、滞在中に2度訪れました。
細い路地の両側には、これまた雰囲気のあるお店がずらりと並んでいて。
雲南省と言えば!のプーアル茶も絶賛販売中なんだけど、店員がみなスマホに夢中で、どうも入りにくい雰囲気であります。
道のあちこちには案内板(案内石?)。
中国語、英語、そしてトンパ文字でなんともかわいい。
こちらは、植物を大事にね!という注意書きだけど、トンパ文字だけ見てると草や花がやたら咲いてまっせということくらいしかわからない。
とまあ束河古鎮。
ほどよい規模の素敵エリアということもあり、写真大好き!な中国の皆さんは。
民族衣装に着替えて、撮影会。
こちらは結婚写真ではなく、母子の撮影会だった。
気合の入り方が違う・・・。
さて、1度目に訪れた時はちょうどお昼時だったので、ここで何か食べましょかとうろうろした結果、選んだお店は。
その名も『旅行者食堂』。
ちなみに選んだ理由は“にぎわっているから”。
それだけ。
外観からはわかりにくいのですが、この店。
め~っちゃローカルでした。
テーブルはきっちゃないし、店主のおっさんはやたらなが~いパイプでタバコ吸いながら、暇さえあれば孫と思われる赤ちゃんをあやしている。
雲南名物“米線”も。
シンプルな炒め物も、まあ味は普通。
束河古鎮には素敵カフェとか雰囲気のあるお店がずらりと並んでいるにもかかわらず、なんでこの店を選んだのか、あの時の自分たちに問いただしたい気分であります。
教訓:旅先でのお食事選びは冷静に
さて、人間食べたものは出さねばなりませんね。
中国旅行で懸案事項として挙げられるのが、トイレ事情。
というわけで、束河古鎮のトイレ情報をここでお届けしたいと思います。
束河古鎮のすぐそばに大型バスなどの駐車場があり、その片隅にこのようなお手洗いがございます。
このおばちゃんは決して無意味に写真に写りこんでいるのではなく、おばちゃんに1元払ってこのトイレを使用させていただきました。
(実際に1元が必要なのかは、他にトイレ仲間がいなかったので不明)
さて、綺麗、汚い以前に私の中で重要なのは、“鍵が閉まるのかどうか”。
このお手洗いはどうかな・・・?
おぉ~! ちゃんと鍵がついてます。
これで安心して個室にこもることができますね。
と、中に入って鍵を閉めようと思ったら。
内側には鍵がなかった。
束河古鎮トイレレポ、静かに終了。
それでは気を取り直して。
なかなか興味深かったエリアをご紹介します。
こちら、『茶馬古道博物館』。
もうひとつのシルクロードと言われる“茶馬古道”・・・に関するものを展示した博物館。
なんと、無料。
無料とは思えない充実した展示品の数々だったのですが・・・。
たとえば、この部屋。
面白そうなものが展示されてそうなんだけど、中が真っ暗。
すぐそばの柱には。
電気は消してくださいねと、省エネ精神バリバリの貼り紙。
はいはい、わかりました。 出る時はちゃんと電気消していきますね。
・・・と、電気のスイッチを入れたら。
うんともすんとも言わない。
計7~8個はあったと思われる電源スイッチを片っ端から押して行ったけど。
どれ一つとして反応しなかった。
・・・・・なんやねん。
局地的な停電か?
もはや電気が通っているのかもアヤシイこの部屋。 わけもわからず感電でもしたら怖いので、そのまま静かに退散しました。
で、博物館参観の最後に見たのがこちら。
唐突に表れた“皮革と人間”に関する説明。
原始社会から雲南の人間と皮革は切っても切れない関係でした。
・・・との説明だったのですが、その画というのが。
あまりにも、ざっくりしすぎてないか?
おさるさんから始まりとんとんと~んと今の私たち・・・と、“皮革”の歴史。
なかなかツボです。
以上、メインの街並みにはほとんど触れない“束河古鎮”レポでした。