あと2週間弱で春節、旧正月です。
この時期毎年大規模な帰省ラッシュがあるのですが、今年はコロナの影響もあってできるだけ動かず春節を過ごすよう呼びかけられています。
今年の春節は、いつもと全く違います。
例えば北京から外に出ても大丈夫なのか?
外に出るにあたって何らかの検査証明は必要なのか?
戻ってきたときに隔離は必要なのか?
どこの地区に行くか(戻ってくるか)によって必要な手続きも異なりますし、状況に応じてすぐにルール変更もあるので、それならいっそ北京でおとなしく過ごそう・・・と思ってしまいます。
が、やはり一年に一度の大事な帰省の機会でもあるわけですし、そういう人たちのためにわかりやすく帰省の注意事項を示した図がこちら。
パッと見、地下鉄路線図のようですが、よ~く見ると。
まずは、自宅での注意事項。
外出時にはマスクして、帰ってきたらまず手を洗おう!
キッチンでの調理、できるだけ加熱しましょう!
リビングでは適度な運動を心がけてね。
ベランダでの換気や、規則正しい寝室での休息も忘れずに。
何より項目が多いのは、お手洗い。
手洗い、換気、清掃、ごみ捨て、清潔な状況を保つための項目がずらりと並んでいます。
続いて外出について。
同じ区域内(例えば北京なら北京市内で)外出するときの注意事項は・・・。
どういう交通手段を使うかによって注意事項が多少異なりまして。
鉄道やバスなら、手洗い換気はもちろん、1m感覚で並ぶこと、混雑時を避けたりQRコードスキャンによるチケット購入で接触を減らすよう呼びかけ。
タクシーやマイカーなら、消毒や換気、くしゃみは何かで覆うとか具体的な指示が並んでいます。
そしてどの交通手段を利用するにしても、マスク着用、健康アプリの提示、体温測定はマスト。
一方、自分の住居エリア外(例えば北京から上海とか)へ外出するときは。
これまた交通手段別に注意事項が並びます。
先ほどの項目に追加されたのが、「航空路線」。
すべての行程でマスク着用のこと、機内ではおしゃべりを慎み、食事時の接触も減らすなどなど。
目的地が都市の場合は、現地のルールに従うこと。
農村の場合はPCR検査や家での経過観察などまで必要とされています。
もちろんこれらのルールも日々変更する可能性があるので、帰省を考えている人は常に新しい情報をチェックしないといけません。
厳しい管理を進めていても、ぽつぽつと感染者が出ている状況なので、この春節をどう乗り切るかが本当にカギになるのだろうなと思います。
ところで。
路線図で思い出したのですが、こんなニュースが。
公共交通機関の『故宮』という駅名を『神武門』に変えるそうです。
というのも、故宮に行くときに多くの人が地図アプリで「故宮」と検索すると当然「故宮バス停」が提示されるわけですが、現在の故宮バス停がある場所は。
故宮の一番北側。
故宮を観光するとき、現在は一番南に位置する「午門」から一方通行で北上しないといけないので、現在の「故宮バス停」に着いてしまったら、わざわざ南の端まで延々移動しないといけないわけです。
そんな問題を解消する意味でも、2月6日からバス停名が変わるそうです。
個人的には故宮バス停を利用すると「故宮に来てるんだ~」と嬉しくなったので、名前が変わるのは寂しいかな。
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