先日向かった先は。
大鐘寺。
今は古鐘博物館となっています。
こんな風に南北にまっすぐ並ぶ建物、そして両側の建物内に。
鐘がずら~っ!
500以上もの鐘が並びます。
これだけの数、どうやって見たらいいんやろ?と参観前は思っていたのですが。
例えばこちら。
夏(紀元前21世紀ー紀元前17世紀)の鐘に始まり、時代ごとに展示してあったり。
テーマ別に展示してあったりと、鐘に詳しくない私でもとっても楽しめる博物館です。
こちらはその名も「龍紋銅鐘」。どこを見ても龍だらけ。
明成化(1465-1487年)年代。
それにしても、これだけの重い鐘を上の龍でよく吊り下げてるなぁ。
こちらは「蔵文紋鐘」。清(1644-1911年)。
チベット文字が刻まれています。
「鶴紋鐘」。
鶴紋と雲は道教と深いかかわりがあるそうです。
エリア内には外国の鐘も展示されていて。
こちらは京都、妙心寺の鐘を模したものを日本から贈られたのだとか。
さて、エリア内一番奥にあるこの建物。
乾隆帝による文字が迎えてくれます。
この中にあるのが。
「永楽大鐘」
1406年とか1420年とか資料によって情報が異なるのですが、とにかく永楽帝の時代に造られた鐘です。
20万以上の経文が刻まれています。
素晴らしいのはこの姿かたちだけでなく、音!
なんと。
15km四方にまで音が伝わったのだとか。
今の北京の地図で考えるとものすごい距離です!
故宮とか頤和園にまで響いていたんですね~。
さて。
鐘の展示は屋内にとどまらず。
屋外にもずら~っと。
いやぁ、本当に見ごたえありました。
鐘だけでも楽しいのに、さらに嬉しかったのは。
にゃんこ!!!
目力はバリバリですが、小柄でまだおこちゃまっぽい。
このにゃんこ以外に、なかなか肉付きの良い茶トラ猫もいました。
北京のお寺、猫出没率高いです。
エリア外には鐘っぽく刈り込んだ木が。
これもまた可愛くてつい写真を撮ってしまいました。
事前予約が必要で、さらに中国の身分証明証が必要なところが多かったので諦めかけていたのですが、色々見た結果私はCtrip(携程旅行)で予約することができました!
(まぁ、実際現地でごねるという手もありますが・・・(笑))
2017年時点の情報では、大晦日にここでも108回の鐘がつかれるとか。しかも、参拝客も鐘をつけるとか!
今ももしこの習慣が続いているなら、ぜひ大晦日に訪れたいです。
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