ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「塩田千春 つながる私 I to EYE」

2024-11-30 22:27:39 | 美術鑑賞
 前に行ったが、忙しくて感想が書けなかった美術展の感想

「塩田千春 つながる私 I to EYE」 2024.9/14-12/1 大阪中之島美術館
開館時間/午前10時~午後5時  休館日/月曜日

大好きな塩田千春さんの展覧会。やっぱり、よかった。圧倒的だった。



始めからこれ!もう、つかみはOK。


「インターナルライン」 迷路のように中の通路を通って展覧会の入口へ。


「巡る記憶」 水がポタ、ポタと垂れている。不思議な世界に引き込まれる。


「終わりのない線」 好きな作品


「家から家」 糸でできた赤い家


「多様な現実」 クルクル回る白いドレスやオブジェ。遠心力で広がるドレスの裾が美しい。


「つながる輪」 壮大


影もいい


「他者の自分」 怖い物見たさで見てしまう

ちなみに過去の作品展の感想 クリックしてね
東京・森美術館

岸和田・自泉会館
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NHK俳句 兼題「栗」で佳作

2024-11-21 21:15:40 | 俳句
 NHK俳句 木暮陶句郎先生選 兼題「栗」で佳作をいただきました。木暮先生、ありがとうございました。

六甲のドライブウェイや出落栗      丸山隆子

 六甲ミーツアートに行った時のことをよみました。道に栗がけっこう落ちているのです。孫に栗のいがをみせてやろうと思って、探して持って帰りました。孫に見せたら、ちっとも興味を示しませんでした。

 それから、句友の小倉あんこちゃんが高野ムツオ先生選 兼題「蓑虫」で特選に選ばれています。うれしいなあ。いいなあ。私もがんばろうっと。

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眷属

2024-11-18 17:44:48 | 美術鑑賞
「眷属」 2024年9月21日-11月24日 龍谷ミュージアム
休館日/月曜日 開館時間/10:00~17:00

 眷属とは、仏菩薩など新興の対象となる主尊に付き従う尊格。私は、神の使いの狐や鹿だと思っていたが、違った。それだけではなかったんだよ~。


木造不動明王八大童子像のうち阿耨達童子坐像(金剛峯寺) 国宝。龍に乗っている。


右 神狐像(木山神社) 眷属というと普通はこれを思い浮かべてしまう。しっぽがピン!
中 木造十二神将立像のうち安底羅大将立像(興福寺) 国宝。頭に猿。表情豊かで躍動的。
左 大威徳明王像 前期展示のため見ず


二十八部衆立像のうち迦楼羅王立像(奈良国立博物館) 迦楼羅ってなぜか好き。

●梵天・帝釈天・十二神将立像のうち帝釈天・巳神立像(延暦寺) きれいに着物の柄が残っている。
●十羅刹女立像(実光院) ビーズのアクセサリーをしている
●矜羯羅童子(四天王寺) お目目がぱっちり
●木造不動明王八大童子像のうち指徳童子(金剛峯寺) 国宝。怒っている。表情が豊か。
●厨子入天川弁才天曼荼羅 (正圓寺)蛇頭人身の弁才天。眷属の子どもが愛らしい。
●釈迦三尊像(京都国立博物館) 扉が美しい
●四天王眷属立像のうち持国天眷属、・増長天眷属立像(東京国立博物館) 写実的


ベゼクリク石窟大回廊復元展示 中国・新疆ウイグル自治区のトルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院。ベゼクリクとは、ウイグル語で「絵のあるところ」という意味。その回廊を復元展示しているが、すごい!
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第76回正倉院展

2024-11-17 20:09:55 | 美術鑑賞
 ふぅ。少し自分の時間ができたので、今まで行ったけれども、ブログに載せていなかった美術展の感想をぼちぼちあげていきます。もう、会期が過ぎてしまったものも多数ありますが。

「第76回正倉院展」 令和6年10月26日-11月11日 奈良国立博物館
開館時間/午前8時~午後6時(金・土・祝日は午後8時まで) 会期中無休

今回も遅い時間に入るチケットを買って入場。閉館間際は好きなだけ真ん前でお宝を見ることができた。今年は、宝物のいいものが出ている気がした。模造品もあり、再現する職人の技に感心する。


右上 紅牙撥鏤尺
左上 緑地彩絵箱
中央 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡
下  新羅琴 截金がきれい。


右  花鳥背円鏡
中上 瑠璃魚形
中下 伎楽面 酔胡従 ユーモラス。
左上 花氈 好き。こんなフェルトを敷物として使うなんてお洒落。
左下 緑地彩絵箱 美しい。縁が玳瑁に似せて金箔に斑の模様。


右 鹿草木夾纈屏風 色のグラデーションがすばらしい。
左 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡


端 紅牙撥鏤尺
中 紫地鳳形錦御軾の模様 


上 瑠璃魚形
下 緑地彩絵箱


上 瑠璃魚形 ガラスの腰かざり。ガラスの塊を削って作ったとか。尾のところが薄く透けて美しい。
下 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡 七宝焼きの緑が透明感があって美しい


上 紫地鳳形錦御軾の模様
下 緑地彩絵箱の模様


上 瑠璃魚形
下 花鳥背円鏡 蝶々がいる。よく見ると少しずつ模様が違う


紅牙撥鏤尺 象牙を紅く染め、表面を削って白い象牙地の模様を出したもの。反対側の面に家が彫ってあるとは知らなかった。

●紫地鳳形錦御軾 ひじおき。真菰で形造り、肘があたるところは くり抜いて真綿をつめているとか。配慮がすごい。
●丹 包み紙に不要になった紙をつかっている。その紙から当時のいろいろなことがわかるのがおもしろい。
●沈香木画箱 さまざまな木で細かく模様を作り出している。当時は沈香のいい香りがしたのだろうか。
●漆彩絵花形皿 一つの木から、くっついた五つのお皿を作り出している。供物をのせる皿なので下から見上げることを考えたのか横にも絵。
●正倉院古文書正集 安拝常麻呂解の家に泥棒が入り、その盗品一覧も。褌とか盗んでいる!
●悲華経 光明皇后が五月一日に発願したので五月一日経とも。字が美しい。
●紫檀金銀絵書几 巻物を広げた状態で保つ道具で巻物を固定し、紙を通す細い隙間がある。よく考えてあるな。そして、美しい。
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『この父ありて』『アーサー王物語』

2024-11-13 20:59:53 | 
『この父ありて 娘たちの歳月』 梯久美子 文藝春秋
 石牟礼道子、茨木のり子、島尾ミホ、田辺聖子、辺見じゅん……。不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。
 父を含めた家族の物語。友達は「しょうもなかった」と言っていたが、私は、おもしろかった。どの話も興味深くて圧倒された。

『アーサー王物語』 ジェイムズ・ノウルズ 金原瑞人訳 偕成社文庫
 魔術師マーリンに守られ、不思議な運命を持って生まれたアーサー王。岩から剣をひきぬき、王となるや、名剣エクスカリバーを手に入れ、ブリテン国を統一する。アーサー王と円卓の騎士たちの物語。
 Kroiの歌にアヴァロンとあり、アーサー王物語にアヴァロンが出てくると聞き、読んでみた。
 まず、岩から引き抜いた剣がエクスカリバーだと思っていたが、違った。湖の姫からもらったのがエクスカリバーだった。
 アーサー王物語というよりは、アーサー王と円卓の騎士の物語。
 登場人物が多くて、自分で家系図を書きながらじゃないと こんがらがった。とにかく、瀕死になるまで戦うから、命がいくつあっても足りないんじゃないかと思う。
 
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