ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

これは見ないと損をする「新宮晋の宇宙船」

2017-04-30 19:35:28 | 美術鑑賞
「風と水の彫刻家 新宮晋の宇宙船」 2017年3月18日-5月7日 兵庫県立美術館

 友達が行って「よかった。いつまでも作品を見ていられる。行くべき」と言うので、行ってみた。友達の言うとおり、行ってよかった。
 風や空気の動き、水などの自然の力で動く作品。電気などを使っていないと言う。二度と同じ動きをしないので、いつまでも見ていられる。これは、絶対見るべき!

風の門

星の海

右 雲の日記 ゆっくりと動いてるように見えて、急に大きく形を変えて動き出したりと目が離せない

●小さな惑星 


右 風 たくさんの穴の開いた四角が風などの空気の動きで勝手にゆらゆらと揺れる。揺れで風が吹いているように感じる

●雨の光線 上から水が落ちることでオブジェが動く。落ちる水がライトでキラキラと光る。落ちる水の音もごちそう。


小さな惑星の絵
●小さな惑星 くるくると動くオブジェから水が落ちる。どうやって水が動いているのか不思議でしょうがない。オブジェが光を反射し、部屋の壁に光の影を映す。水が落ちたことで広がる水面の波紋が光に反射して壁にゆらぐ光を映す。幻想的な光景。


雨に乾杯Ⅱ

●オーロラ 多くの天井から吊るされた布がくるくると回る。その組合せで様々な絵が生まれる。


遥かなリズム 美術館の海側にある新宮晋さんの作品
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「ミュシャ展」「草間彌生」

2017-04-29 19:19:38 | 美術鑑賞
「ミュシャ展」 2017.3/8-6/5 国立新美術館

原故郷のスラヴ民族 火をつけられ燃える村、追いかけてくる略奪者たち。身を隠しながら大きく目を見開いておびえる女性から目が離せない。

 チェコ国外世界初公開の<スラヴ叙事詩>を見る。よく見る女性と花のポスターとは印象が全く違う作品。大きいので、迫力がある。混んでいたが、作品が大きいのでよく見える。オペラグラスを持ってきていた人がいたが、賢いなあと思った。オペラグラスを持ってきた方が、作品の上部の細かいところがよく見えると思う。
 よく見るポスターは、堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館(2017.2/6-6/30臨時休館)所蔵のもの。また、堺市立文化館に行ってみようと思った。

●スラヴ式典礼の導入 青い人物たちが白っぽい背景から浮き上がって前にいるように見える
●東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン 明るく喜びに満ちた作品
●グルンヴァルトの戦いの後 白っぽく静かな画面だけに悲しみが伝わってくる。
●ヴォドニャヌイ近郊のペトル・ヘルチツキー 中央の赤ん坊を抱いた女性の空っぽのような目が惨劇の恐怖を表しているよう。「ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭」の中央に描かれた赤ん坊を抱いた女性の穏やかな顔とは対照的。
●ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの対トルコ防衛 画面中央に画面を分断するように黒々と描かれた煙が血が流れたように見えて不吉。


イヴァンチツェの兄弟団学校

聖アトス山

スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い

ロシアの農奴制廃止

スラヴ民族の賛歌

 スラヴの歴史がわかっていれば、もっと作品のすばらしさがわかったかも。しかし、わからなくても伝わってくるものがある。

「草間彌生 わが永遠の 2017.2.22-5.22 国立新美術館

 外国の人が多くてビックリ。さすが、草間彌生さんです。何か目が離せません。
●残骸のアキュミレーション(離人カーテンの囚人) ロープが絡まったような洞窟の入り口の向こうに明るい景色が見える。
●Airmail Stikckers 「VIA AIR MAIL」のステッカーのコラージュ。ステッカーが「ここまでする?」というほど貼られていて圧倒される。
●The Man 男根のような突起物がぎっちり。暴力性も感じるが、じっと見ていると白いウ〇コのように見えてきてユーモアも感じた。
●無題(金色の椅子のオブジェ) こんなに突起物があれば、座れません。
●ウォーキング・ピース カラースライドによるパフォーマンスの記録。撮影が三島由紀夫の写真集「薔薇刑」を撮った細江英公さん。
●草間の自己消滅 映画。猫の上に水玉ではなく葉っぱをのせていくと、猫が戸惑いながらじっとしているのが なにかおかしい。
●南瓜 タイルでできた南瓜。ピカピカ。
●生命の輝きに満ちて 暗闇の中にきれいな電飾。幻想的な世界。
●我ひとり逝く 梯子の上下に鏡があり、梯子が永遠に伸びているように見える。

南瓜 中に入ってみたい!

ナルシスの庭 たくさんのステンレス製のミラーボールにそれぞれ景色が映り不思議な感じ。

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「茶の湯」「絵巻マニア列伝」

2017-04-28 20:28:07 | 美術鑑賞
 ジャニーズネットで関ジャニ∞のメッセージがアップされている。丸ちゃんが上手に回して舞台とかの紹介をしているので感心した。映像の大倉くんの髪型が好き。安くんのベレー帽も似合っている。さてさて、夏のドームツアーの申し込みをしないとなあ。

「茶の湯」 2017年4月11日-6月4日 東京国立博物館平成館
 国宝や重要文化財がいっぱい。去年京都で見た「茶碗の中の宇宙」で展示していた樂茶碗「ムキ栗」「無一物」「万代屋黒」「俊寛」とかが「茶の湯」で展示していた。人が多くて驚いたが、すばらしいラインナップに満足した。

左上から唐物肩衝茶入 銘初花、交趾大亀香合、青磁下蕪花入、曜変天目 稲葉天目、志野茶碗 銘卯花墻
●曜変天目 稲葉天目 国宝。美しい。他の二つの曜変天目と比べて斑紋の回りの青が美しいように思う。見る方向で美しさが異なるので、ぜひぜひ正面から見てほしい。
●油滴天目 国宝。水に油を散らしたような細かい斑紋が美しい。
●青磁下蕪花入 国宝。貫入が見えない。色が美しい。
●青磁輪花茶碗 銘馬蝗絆 重要文化財。足利義政の手にあった時、ひびが入ったため明に送り替わりの物を求めたが、これに優るものは作れないと鎹を打って送り返されたと言う。茶碗の花びらのような縁だけ見て、茶碗の下部にある鎹を見逃がさないように。
●木葉天目 重要文化財。木の葉を置いて焼き付けたのだが、葉脈が細かいところまで残っているのが見事。
●唐物肩衝茶入 銘初花 重要文化財。釉薬の流れて姿が美しい。
●芦屋無地真形釜 重要文化財。形が美しい。時代を経て釜の底を替えているらしく、釜の下部がおもしろい。
●雨漏茶碗 重要文化財。茶碗の下部の景色がおもしろい。
●黒楽茶碗 銘俊寛 重要文化財。形が美しいように見えて底がちょっと波打っているみたい。
●伊賀耳付水指 銘破袋 重要文化財。水指なのに破れている?焼いて割れた様子をおもしろがる美意識がすごいと思う。
●志野茶碗 銘卯花墻 国宝。卯の花が咲いている垣が見えるよう。手で触るといい感じではと想像する。
●黒楽茶碗 銘残雪 釉薬がどぼっとかかっている様子がいい。
●古染付高砂花入 重要文化財。耳が魚。首のところに男の人の絵。裏には女の人の絵。二人を翁媼に見立てて「高砂」としたらしい。

「絵巻マニア列伝」 2017.3.29-5.14 サントリー美術館
 後白河院、花園院、三条西実隆など絵巻マニアとでも呼ぶべき愛好者に注目した絵巻物展。とくに日記などの鑑賞記録を読むことができるのがおもしろい。(日記なども注目ポイントは矢印をつけ、現代語訳もそばにつけるなどわかりやすい工夫がされている)絵巻物を見る喜びは、現代の私たちと変わらない。ただ、彼らは実際に手にとったのが羨ましい。2006年に京都国立博物館で見た「大絵巻展」と比べたら内容は劣るが、国宝や重要文化財もあった。結構空いていて、じっくりと絵巻を間近で見られたのでよかった。


玄奘三蔵絵 国宝 
●法然上人絵伝 国宝 色が美しい。
●白描絵料紙金光明経 重要文化財。絵巻物の下絵の上に写経をしている
●石山寺縁起絵巻 重要文化財。居並ぶ従者たちの様子がそれぞれ違っておもしろい。首をかいている人とか裾を気にしている人とか。
●福富草紙・放屁合戦絵巻 おならが好きだなあ。
●法師物語絵巻 昔話「あゆはかみそり」と狂言「ぶす」を合わせたような話
●天稚彦物語絵巻 七夕伝説と大国主がスセリ姫を嫁にもらうためにスサノヲから出された問題を合わせたような話

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東京日帰り美術館巡り

2017-04-27 23:00:35 | 日記
 東京国立博物館でやっている「茶の湯展」に展示されている曜変天目をどうしても見たくて、東京日帰りで行ってきた。曜変天目は、世界に三つしかないと言われている。私は、1990年の「日本国宝展」で、京都・龍光院と大阪・藤田美術館の曜変天目は見ている。今回展示されている静嘉堂文庫の曜変天目を見れば、曜変天目コンプリート!
 ついでに美術館をもう一つ回っちゃおうっと。NHK日曜美術館で「ミッシャ展」を見たが、ポスターで知っているミッシャと印象が全く違うスラブ叙事詩が来ているとか。気になる。絵巻物好きの私としては、「絵巻マニア列伝」ははずせない。「草間彌生」も好きだし。ええぃ、みんな見ちゃえ。ということで、美術展を4つもハシゴ。
 元気で丈夫な私も、さすがに最後は頭痛がし、帰りの新幹線は爆睡。でも、よかった。満足満足。
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いい香りが好き

2017-04-26 23:25:19 | 日記
 若い時から、いい香りのものが好き。お友達からエステバンのセラミックをもらって、いい香りを楽しんでいた。

 しかし、段々と香りが薄れていき、残念だった。たまたま立ち寄った香ぎゃらりぃ芦屋で尋ねるとセラミックにたらすフレグランスオイルを教えてくれた。マグノリアローザの香りだった。セラミックを玄関に置いているので、これで家に帰るといい香りにニッコリできる。
 そして、ふと見るときれいなパッケージのお香がずらり。これからは、藤が人気だが、生姜もいいですよと薦められる。生姜の香りを匂うと、これが私の好みにピッタリで即買い。しばらくは、生姜のお香を焚く日々が続きそうだ。

日本香堂 かゆらぎ 生姜
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