『ショートショート美術館』

『ショートショート美術館　名作絵画の光と闇』　太田忠司、田丸雅智　文藝春秋
　ゴッホ、ムンク、マグリットなどの名画をテーマに二人の作家が豊かなアイデアで競い合う。絵画の世界に引き込まれる一作。「文藝春秋×ショートショートガーデン名作絵画ショートショートコンテスト」受賞作二作を掲載!
　同じ絵画を見て二人の作家がショートショートを執筆。一枚の絵からこんな発想で作品が生まれるのだと感心する。私が好きな作品は、田丸さんの「風神雷神コンテスト」、田丸さんの「鉄の曲芸師」、太田さんの『戦の始末』（全作品の中で一番好き）
　ちなみに知り合いの田辺ふみさんが「文藝春秋×ショートショートガーデン名作絵画ショートショートコンテスト」で太田忠司賞を受賞。作品が載っている。正統派で好きかな。

『大きな熊が来る前に、おやすみ』

　「家、ついて行ってイイですか？」に関ジャニ∞のライブ帰りのエイターが映っていた！なんか、うれしい。

　ユニバの「天使のくれた奇跡」のチケットをＵＳＪのホームページから取ろうとしたら、売り切れ！焦る。しかし、ローチケからチケットが取れて、一安心。本当に焦った。

『大きな熊が来る前に、おやすみ』　島本理生　新潮社
　互いが抱える暗闇に惹かれあい、かすかな希望を求める二人を描く表題作。自分とは正反対の彼への憧れと、衝動的な憎しみを切り取る「クロコダイルの午睡」。戸惑いつつ始まった瑞々しい恋の物語、「猫と君のとなり」。恋愛によって知る孤独や不安、残酷さを繊細に掬い取る全三篇。
　動物の名前が入っている題。相手の暴力。恋。が詰まった三篇の話。「クロコダイルの午睡」は、最後が衝撃的だった。それまでに女の子がオシャレをおどおどとする態度の落差がスゴイ。「猫と君のとなり」は、おずおずと恋に踏み出す主人公にキュンとした。

「ゴキゲン関ジャニ∞エイトーク」「関ジャニ∞七人七色」は久しぶりに安くん

　関ジャニ∞がベストアーティストに出演しない。なんで???　丸ちゃんのおかしな振りをいつも懸命に拾ってくれる桜井くんが好きだったのにな。

ゴキゲン関ジャニ∞エイトーク　vol.27　村上信五Ｘ安田章大（読売ファミリー　2018年11月28日号）
　安くんがエイトークに登場するのは4月25日･5月2日合併号以来。「ジャニ勉」もしばらくお休みしていたからね。お帰り、安くん。「体調はまだ万全とは言えませんが、少しずつよくなっています」と安くん。
　12月5日放送のゲストは、つるの剛士さんと安藤美姫さん。つるのさんの育児ネタが独身の二人には、理解しずらかったよう。ただ、つるのさんが奥さんをすごく愛しているのがわかり、「恋が実った人と一緒になれたのが素晴らしい」と安くんが言う。そして、つるのさんの奥様への究極の気遣いに感服したのだった。
　関ジャニ∞のドームツアーも無事終わり、もうすぐバタバタの年末。今年一年を漢字で表すと 村上くんは、多忙の「忙」。レギュラーに加え、27時間テレビにドームツアーにとお疲れ様でした。安くんは、「ありがとうございます」という真心を込めた「礼」。メンバー、ファン、スタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだそう。ケガとか、大変だったものね。

関ジャニ∞七人七色　安田章大（朝日新聞　11/28朝刊）
　こちらも安くん。地元大阪の最高の歌をと「All you need is laugh」と作ったことについて。亮ちゃんが歌詞を書いて「笑いの都」「水の都」「食の都」といろんなものが詰まっているという。吉本新喜劇のテーマへオマージュした音階に「悲しみさえ　笑いに変え　君の元まで」という歌詞をつけたとか。どうりで！間奏とか聞いて、なんか似ていると思っていたのだ！そして、この言葉に関西人の人情や思いやりの精神も含まれていると。メンバー6人で歌って、6人のカラーがちゃんと入って、それが混じり合って素敵な仕上がりになったそう。
　この曲がユニバ（ＵＳＪ）のアトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に期間限定で搭載。安くんはただただすごいことだと実感。いつもと違うところから∞の音楽が入ってくれるのがうれしいそう。私は、ジェットコースターが苦手なので乗らないけれども、∞がクリスマス･アンバサダーをしているユニバには行くからね！

丸ちゃん、お誕生日おめでとう！

　丸ちゃん、お誕生日おめでとう!!
　丸ちゃんと同じ誕生日の嵐の大野くんへお誕生日おめでとうって、バースデー動画で言っていたのが丸ちゃんらしいと思った。
　大分県が大好きな丸ちゃんへ大分県の駅の♡マークの写真を丸ちゃんへプレゼント。

『手のひらの音符』『硯の中の地球を歩く』

　妹から宇宙ステーションきぼうが見えると教えられた。きぼうが見える時間に見える方向で待機。と、見えた！金星くらいの明るさでス～っと飛行機ぐらいの速さで動いている。肉眼で見えるんだ！あの中に人がいて実験をしているんだ！太陽に反射して光っている宇宙ステーションを見ると不思議な気持ちになる。

『手のひらの音符』　藤岡陽子　新潮社
　デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。“あの頃”が、水樹に新たな力を与えてくれる―。
　次が知りたくて、どんどん読んでいった。貧乏にもいじめにも負けずに健気にがんばる人たち。三兄弟の長男正浩の「人によって闘い方はそれぞれ違うんや。だから、自分の闘い方を探して実行したらええねん」の言葉が重い。「ドはどりょくのド、レはれんしゅうのレ、ミはみずきのミ」という歌、リレー、サドルのない自転車のエピソードがあとあと心に響いてくる。
　最後のほうで水樹が神社にたたずむ場面が好きだ。神社の樹木を見て「人なんてわずかな時間を生きているのだから、いまこの瞬間にある本当の心を大切にしなければ、なんのために生きているのかわからなくなってしまう」という水樹の言葉がいい。やさしく、よかったと思える本。

『硯の中の地球を歩く』　青柳貴史　左右社
　職業は製硯師(せいけんし)。硯(すずり)に魅せられ、墨が磨れる石を探しにいく。
　熱い。暑苦しいまでの硯愛。硯の石の買い付けに中国へ行く話がおもしろかった。硯は使っているうちに墨がすれなくなるので、硯の表面を研いでやるという話。硯の石によって、墨のすり心地が違うとか。硯の世界は奥深い。読んでいるうちに書道をしたくなってきた。