ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

マモン・エ・フィーユのビスキュイ

2023-06-21 23:59:30 | グルメ
 テレビで度々取り上げられているマモン・エ・フィーユのビスキュイ。一度、平日の開店ちょっと前に行ったら、既に整理券の配布が終わっていて買えなかった。子どもがファミリアとマモン・エ・フィーユのコラボ缶を注文しようとしているのだが、すぐ売り切れになってしまう。そこで、ただのビスキュイ缶を注文してくれた。


小さい缶のほうが、かわいいかな


食べたら、「うん、ふつ~うのビスケット」 しかし、これが奥深かった。いくらでも食べられる。止まらないのだ。飽きないのだ。

結論 恐るべし、マモン・エ・フィーユのビスキュイ。美味しかったです。
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自転車用ヘルメット帽子型

2023-06-20 23:23:34 | これ、いいですよ
 夫の入院している病院まで自転車で30分かけて通っている。自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になったこともあり、自転車用ヘルメットを買った。

ひさしは約10cm 外見はただの帽子


しかし、中にヘルメットが 


きちんと帽子ひもも付いている。留め具が抜け落ちないように、端っこを結んでおこう


後ろがリボンでかわいい

 中のヘルメットがどのくらい守ってくれるか心配だが、今のところ、かわいいので満足。
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『羊は静かに草をはむ』『朱色の化身』『悪い夏』

2023-06-14 23:32:24 | 
『羊は安らかに草を食み』 宇佐美まこと 祥伝社
 過去の断片が、まあさんを苦しめている。それまで理性で抑えつけていたものが溢れ出してきているのだ。彼女の心のつかえを取り除いてあげたい――アイと富士子は、二十年来の友人であり、認知症を患う益恵を “最後の旅" に連れ出すことにした。それは、益恵がかつて暮らした土地を巡る旅。大津、松山、五島列島……満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延び、今日の平穏を得たのか。彼女が隠しつづけてきた秘密とは? 旅の果て、益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、老女たちの運命は急転する――。
 満州からの引き揚げが辛くて、いったん本を閉じて、しばらく時間をおかなくては読むことができなかった。
 ラストは、うすうす感じていたことが事実となり、思いがけない展開になった。
 今年前期に読んだ本の中では、一番。

『朱色の化身』 塩田武司 講談社
 ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。
 さまざまな人たちの証言で辻珠緒の人生が、生きてきた時代背景が浮かび上がってくる手法が見事。
 冒頭の火事のシーンの描写が迫真的。
 本当のことを誰にも言えずに自分にしまいんで生きているのは、さぞかし辛かったと思う。辻珠緒も母も幸せに生きて欲しいと思った。
 関係ないが、京都に行ったら、何必館、長楽館に行ってみようと思った。

『悪い夏』 染井為人 角川文庫 
 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っていると知った守は、真相を確かめようと女性の家を訪ねる。しかし、その出会いをきっかけに普通の世界から足を踏み外して――。
 こんなことになるなんて。なんで こうなっちゃったの?というのが感想。危ういけれども、幸せになると思ったのに。
 じりじりとした夏。絶望とあきらめ、あっという間の転落。本当に「悪い夏」だ。一気読み。
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『あくてえ』『たとえば葡萄』『N』

2023-06-12 10:26:35 | 
『あくてえ』 山下紘加 河出書房新社
 あたしは、19歳で小説家志望で、派遣社員をしながら家計を支えている。家族は、母・きいちゃんと父方の祖母・ばばあ。父親は浮気して子供をつくって離婚しているのできいちゃんとばばあとの血縁はないが、それでも献身的に介護をしている。あたしは、不潔で自分勝手なばばあが許せず、悪態をつく。ばばあも負けじと応戦する。
 こんだけ、悪態をつけたら気持ちいいだろうなとちょっと思う。
 悪態をつきながらも、なんだかんだで家計を支え、お世話をする主人公のゆめちゃん。まだ十代の彼女に 介護は重い。そりゃ。悪態をつかないとやっていけないよね。彼女に いいことがありますようにと祈らずにはいられない。
 それにしても、離婚した父親はずるい。きちんと責任をとってほしい。

『たとえば葡萄』 大島真寿美 小学館
 まったく先の見えない状態で会社を辞めてしまった美月(28歳)。転がり込んだのは母の昔からの友人・市子(56歳)の家。昔なじみの個性の強い大人達に囲まれ、コロナ禍の日々を一緒に過ごすうち、真っ暗闇の絶望の中にいた美月は徐々に上を向く。何度も心が折れそうになりながらも、やがて美月はひょんな出会いから、自分自身の夢と希望を見つけていく……。
 ぽやぽやとしている。文もたらたらした感じ。親の離婚、旭くん、丹羽家の事情とか言葉足らずだと思っていたら、『虹色天気雨』『ビターシュガー』の続きらしい。知らなかった。
 葡萄ジュースやワインがおいしそう。飲みたいなあ。
 やりたいことが見つかった美月ちゃん。よかったね。羨ましいよ。がんばれ。と親世代は思っていると思うな。

『N』 道尾秀介 集英社
 全六章。読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。すべての始まりは何だったのか。結末はいったいどこにあるのか。
 短編をどこから読んでも違うストーリーになり、印象が違うらしい。あの作品の主人公がこの作品ではサブとして出て。あの不可解な行動や人物には、こういう背景があってと。この企みは成功したのだろうか。私は、わからなかった。少しずつリンクするならば、他の小説でもあるし。また、違う順番で読んだら、よかったのだろうか。でも、私は、読み返さなかった。
 本では、逆さまに文がなっているところもあり、私は読みにくかった。
 短編自体は、普通におもしろかった。
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写真de俳句「常念道祖神の桜」、俳句生活「蝶」で人、俳句ポスト「野遊び」で佳作

2023-06-11 14:28:11 | 俳句
 長いことブログの更新をしていなかったので、ネタがたまっている。俳句、本の感想、美術鑑賞など書いておかないと忘れるので、書いておこう。美術鑑賞は夫が倒れる前に見ていたもの、本は何か月も前に予約していたものがやっと届いて読んだもの。夫の状態が少し落ち着いてきたので、少しずつ。

●写真de俳句 「常念道祖神の桜」 で人をいただきました。
男衆の長持ち唄や花の庭

 以前、結婚式の時に歌う長持ち唄を聞いたことがあって。

●俳句ポスト365 「野遊」 中級者以上で佳作をいただきました。
腕に子のまるい体温春あそび

 孫が生まれてから作ったのかと思っていたら、孫が生まれる前に投句していました。遊び疲れて寝てしまった子を抱いていると重いし暑いけれども、子の寝顔は幸せそうでかわいいものでした。

●俳句生活~よ句もわる句も~ 「蝶」 で人をいただきました。
うずくまり石となる子よ蝶とまれ

 昔、伊丹市昆虫館で放蝶の時間に出くわしたことがありました。そこで子どもに蝶が止まって、子どもが石のように動けなくなっているのを思い出して作りました。

夏井先生、ありがとうございました。
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