気の向くまま日記

とある凡人の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
日々の写真、食べ歩きなど気の向くまま綴っています。

力を抜いて…

2024年07月08日 | 臨床日記

梅雨の中休みなんでしょうけど、猛暑、酷暑の日が続きますね。
日本は熱帯になっていくのでしょうか?



久しぶりに施術の現場からのことを書きます。

私のところに新規に来られた方の施術では、カウンセリングのあとまず最初に「重心バランス調整」を行います。

まっすぐ気を付けの状態で立ってもらって、前後左右に少し揺らして状態を確認し
「ちからを抜いて~」と私が言うのですが、
「どうやって抜けばいいんですか?」
と聞く方がチラホラとおられます。
 
ちからを「入れる」ことはできても「抜く」ということができない、わからない方がおられるので、そういう方には
まず「力を入れて~~~ハァ~と息を吐いてゆるめて~~~」とやるのですが、
 
そういう方の傾向は、頑張る、能動的にやる、ことに極端に傾いていて、その結果あたまも体もカチカチになっています。
「頑張らない」「ゆるめる」「受動的に受け入れる」ということを理解して練習して体得していくことで、その人の体だけでなく心もそして人生そのものもバランスがとれて行くのですが・・・
 
「頑張る」のが悪いのではなく、「頑張らない」のがいいわけでもなく
どちら側であっても極端に傾いて、一方を拒絶した状態が病気に向かいます。

頑張ったら、休んでゆるめる
そうすると回復して、また頑張れる
これがバランスです。
 
そうでなくて、頑張って、頑張って、頑張って、頑張りぬいて・・・
「24時間戦えますか?」という昭和のCMのような人が令和の時代にもたくさんいるんですね。
頑張りぬいて、ゆるめることをしないと、どこかでプッツン切れます。
何らかの形で強制ストップがかかります。
 
振り子のように右に振れたら、同じだけ真反対の左に振れて、行って帰ってひとサイクルが終わります。
ひとサイクル経験するのがバランスです。
片一方を拒否していてはバランスがとれないのです。
「やる」という能動性に偏りすぎて、「やらない」「おまかせする」「身をゆだねる」といった受動性がわからなくなっている人に、
私のところでは理解してもらって、体感してもらって、体得できるよう練習方法を提案しています。
 


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