今日、施設のナース長から「申し訳ないけど、もう近いと思う」って言われました。こないだ「治療は施さずに施設で看取る」方針に決まったので、今度こそ回復はあり得ません。たぶん、あと1週間もつかどうか。
私の勤める部署のクラスターもようやく収まって来たので、今日は母の居室(となりの部署)を訪れました。
相変わらず、私の存在に気づいた途端に不機嫌な顔。だから普段は(着替えを届ける等の)用事が済めば一言二言声をかけるだけで帰るんだけど、今回ばかりはちょっと居座って、肩に手を添えたりしてみました。
そしたら振り払われましたよw 「やっぱり僕がいたら迷惑なん?」って聞いたら頷かれたしw
この期に及んでまだ我が子を、身近にいる唯一の家族を拒絶するとは、どこまで憐れな人なんや!?ってその時は思ったけど、いやむしろ、最後まで孤高を貫くその姿勢は天晴れと言えるかも?
ここまで徹底して嫌ってくれたら、私の罪悪感も軽くなるってもんです。実はそれこそが物凄く遠回しな母の思いやりかも?なんて無理くりなポジティブシンキングもする気はないし。
お陰で、目下の悩みは明後日(公休日)に『キャプテン・アメリカ』を観に行くかどうか。私の手を振り払うぐらい動けるなら、母はまだ大丈夫そうな気はするけど、そんなとき(娯楽のための遠出)を狙ったかのように報せが来そうな匂いもプンプンする。
しかしハリソン・フォード氏がつい最近「今回の役を最後にハリウッドを引退する」と宣言されており、その役が1本かぎりの出番だとすればこれが引退作ってことになる。
『アベンジャーズ』シリーズに繫がる作品ゆえ再登場の可能性も無くはないけど、私にとってハリソンの引退作を劇場で見逃すことは、親の死目に立ち会えないより悔いが残ることかも知れない。昨今のシネコンは客が不入りだと即座に打ち切るから呑気に構えてられない。
とりあえず、チケットは予約しました。朝一番の上映を観て昼メシ食ったらすぐ帰る予定。あとは祈るのみです。