平成最後の日。それなりに感慨はあります。
自分自身の基礎が形成された昭和時代の方が圧倒的に思い入れは強いけど、今後も含めて(個人的に)人生で最も充実した時代はいつかと考えれば、たぶん平成になるんですよね。
映画創りで一目置かれチヤホヤされたのは平成だし、そのお陰で初めてカノジョが出来たのも平成。マイナーかつ短期間ながら監督・脚本家としてメシが食えたのも平成だし、現在唯一の楽しみと言えるブログというツールと出逢えたのも平成。
あと、刑事ドラマのDVDやマジンガーZのフィギュアを集めるのも趣味なワケだけど、昭和時代に夢中になったテレビ番組を、平成時代に生まれたツールであるDVDなり高年齢層向けフィギュアなりで楽しむというパターンが共通してます。こんな私とて時代と共に生きてるワケです。
だけどもう、時代について行けたのも平成までかも知れません。キャッシュレスの生活には強い抵抗感があるし、家電なんかもごく基本の操作しか使いこなせないし……元々保守的な上に、新しいことにチャレンジするエネルギーがもう湧いて来ませんからね。
充実してた分、つらいことも多かった平成時代。当たり前ですね。時代がどうこう関係なく、20代~40代という年齢は最も試練が多い時期でしょう。
いや、いつも逃げずに闘って来た人はそれ以上の試練はもう来ないかも知れないけど、ちょこちょこ逃げて来た私にとって本当の試練はこれからかも知れません。いやぁ、考えれば考えるほどお先真っ暗ですw
でも人生はプラマイゼロ。平成は極端に良いことがあった分だけ極端につらいこともあった。これからはそんな大して良いことは無さそうですから、つらいことも無いのかも知れません。
ちっぽけな自分の話はこれくらいにして、社会にとっての平成時代を思えば、日本に戦争が起きなかったことは本当に素晴らしいけど、人間は破滅ですねw 事件や災害、流行などについては各メディアでさんざん振り返るでしょうから、ここであらためて書きたいことは特にありません。
このブログのメインテーマである刑事ドラマについてだけ触れておくと、やっぱり『踊る大捜査線』('97) と『相棒』('02) の登場&大ヒットがトピックになりますね。
どちらも刑事物ジャンルを死に体から救った立役者であると同時に、つまらなくしちゃった大罪人でもあると私は思ってます。昭和に生まれた「本当の意味での刑事ドラマ」は、この2つの平成番組によって息の根を止められてしまいました。
私がそう思う理由は、このブログをずっと読んで下さってる方なら解って頂けるかと思います。