ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「無事に年が越せそうだ。」

2024-12-31 21:47:05 | コレクション

大晦日も出勤、明けの三ヶ日もずっと出勤なので、年末年始の実感はほぼ無いけど、仕事が終わって帰り際、母の居室に寄って「大晦日やで」と声をかけたら、ちょっと泣きそうになりました。正直、母が年を越せるかどうか五分五分ぐらいに思ってたから。良かったよ、ホントに。

で、帰宅して独りで晩飯を食べながら『紅白歌合戦』を観始めたら、本格的に涙が止まらなくなりました。家族4人、コタツで蜜柑を食べながら『紅白』を観た昭和の記憶がね……

あ、そういや年末年始だけは帰郷してた兄は今、どうしてるんだろう? マジで存在を忘れてました。



ところで12月の公休日は、母が認知症になって以来ゴミ屋敷化してたキッチンルームをひたすら片付けてました。

年末だからって大掃除なんか例年はしないんだけど、最近は自分の部屋よりキッチンルームにいる時間の方が長くなってる(食事はもちろん、読書もこっちの方がしやすい)し、もし母が帰宅できたとしても料理することは(認知症ゆえ)あり得ないので、思い切ってマジンガーコレクションを一部こっちへ移そうと決めた次第。



『マジンガー』シリーズが生誕50周年を迎えたことで新商品が続々リリースされ、自室に飾るスペースがいよいよ無くなって来たせいもあるし、ホワイトカラーを基調にしたキッチンルームに置く方が、特に合金フィギュアは「映える」に違いないと思いました。

フィギュアに埃が溜まるのもイヤだったんですよね。キッチンルームの広さなら、埃を防ぐディスプレイケースも余裕で置ける。

(ご覧の通りマジンガーだけじゃなく、仮面ライダーやウルトラセブン、イナズマン、バロム・1、マッハGoGoGo!等のメカもこっちに引っ越し。自室では目立たない場所で埃を被ってました)

わざわざブログの記事にする程のことじゃないけど、昨年も一昨年も年末年始はマジンガーフィギュアの記事だったし、恒例ということで。


さて、2025年はどんな年になるだろう? 私自身はとにかく母の容態に一喜一憂→右往左往すること確定だけど、日本は? 世界は? 刑事ドラマは? 大谷翔平は?

とりあえず明日も仕事なので、除夜の鐘が鳴る頃には寝てると思います。皆さん、良いお年を!

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「前向きになるとアクセスが減る。」

2024-12-28 19:25:06 | 日記

『全領域異常解決室』や『虎に翼』も面白かったけど、私にとって2024年度ナンバー1ドラマはダントツで『VRおじさんの初恋』。春シーズンに放映されたNHKの“夜ドラ”です。

3回に分けて詳細なレビューを書くなんて久しぶりだったし、日記カテゴリーにおいても『有難う、VRおじさん!』と『VRおじさんはセラピードラマ。』っていう記事で総論じみたことを書きました。

ただ、それから半年経ってるもんで記事の内容はほとんど忘れてました。今日、ひょんなキッカケで読み返してみたら、あのドラマで描かれたのってまさに私がいま取り組んでる“自己改革”そのものやん!って気づきました。



VRおじさん(野間口 徹)のキャラクターといい、終末期を迎えた老人(坂東彌十郎)が図らずも彼の内面を変えていく展開といい、まるでここ数ヶ月のハリソン君を予言したようなドラマ。

そもそも主人公の内面的な成長を描くのが「ドラマ」ってもんだけど、『全領域異常解決室』や『虎に翼』に私自身とリンクする要素はほとんど無く、『VRおじさんの初恋』はやっぱり特別でした。

母が急激に食欲を無くし始めたのは8月頃で、まさに『VRおじさん〜』の放映が終わってから。そこに何となく繋がりを感じてしまうのはスピリチュアルに傾倒しすぎ? いや、それで自分が救われるなら別に何も悪くない。



思い返せばずっと前から「泣けるドラマ=セラピー」だと私は書いて来たし、例えば私の主演作『インディ・ジョーンズ』シリーズにしろ、’80年代の3作品に比べて第4作と第5作がいまいち不人気なのは(テーマをSFにシフトさせた結果)神秘的な要素が薄れたから=実はみんなスピリチュアルが大好きなんだ!と解釈できなくもない。

宗教なんかバカにしてそうな若い人でも、例えばアニメ番組でダントツに面白かったエピソードを「神回」って呼んだりするし、きっと誰もが無意識にそういう存在を求めてるんですよね。

そう考えると「神」って「愛」とよく似てる。信じれば心が満たされるし、見失うと心を病んでしまう。どっちか1つあれば人はたぶん生きていける。

それを「金」で得たところで虚しい点もよく似てます。心底から信じなければ無いのと同じ。一体なにを語ってるのか自分でも解らなくなって来ました。

「おっぱい」と「おしり」しか無かったブログが、いよいよこんな事になって来ましたよ! (お陰でアクセス数はガタ落ちですw)

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「こんなに悪いハリソン君。」

2024-12-27 21:15:09 | 日記

母が私の勤め先に再入所してから、明日で1週間。ずっと寝たきりではあるけど、容態は落ち着いたように私は感じてます。

相変わらず食事は食べたり食べなかったりだし、貧血や心不全の影響が数値に出てたりもするけど、病院にいた時より表情は穏やか。私も出勤日は必ず顔を見せるようにしてるし、いくらか安心してくれたんじゃないでしょうか。



私自身が、ここしばらくストレス軽減や自己肯定を促す本を読んできたお陰で、以前よりも明るくなった。それが母の反応にも表れてるのかも知れません。私と同僚たちとの関係も良くなったように感じてます。

「オーウェル思考」や「スルースキル」も大いに役立ってるけど、最も良い影響を与えてくれたのは意外にも「“いい人”をやめる」と自分に言い聞かせるスピリチュアル系の手法。例の「ハリソン君、ありがとう」ってヤツです。

職員の数がさらに減って仕事はますますハードになってるのに、心身の調子は決して悪くない。どころか、歳のせいだと思ってた眠りの浅さも改善されて来ました。まあ、それほどクタクタに疲れてるだけかも知れないけどw



いやしかし、スピリチュアルあなどるべからずです。半世紀以上に渡って染み付いた「いい人であるべし」っていう呪縛はそう簡単には解けないにせよ、「いい人でいる必要なんか無いんだ」と気づけただけでも大きな収穫。オーウェル思考もスルースキルも根っこは同じです。

ハリソン君はほんと怠惰で卑怯なヤツなんです。そんな自分も認め、受け入れたら親の介護に関する罪悪感からも解放される。こんな悪いヤツなのに、不仲だった母の介護から逃げずにいるハリソン君に「ありがとう」ですよ、マジで。

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「闘いの日々。」

2024-12-21 18:30:25 | 日記

前回、この1週間は葛藤しまくったと書きましたが、具体的に言えば「母が元気になって欲しい」っていうのと「もうラクにしてあげたい(逝かせてあげたい)」っていう相反する思いのぶつかり合い。

仲は良くなくとも親子である以上、やっぱり生きてて欲しいのも本音だし、自分が母の立場なら早く逝きたいだろうっていうのも本音。

ただ、後者には「自分が介護から解放されたいだけちゃうの?」っていう罪悪感がどうしても付きまとうから、父の仏壇には「母さんを元気にしてやって下さい」って、宗教心など無いくせに毎日お祈りし、風呂に入ってるときも「母さん、生きろよ」なんてつぶやいたりしてました。そしたら入院からちょうど1週間で「退院できます」の知らせ。

そのとき、私は喜ぶよりも呆気にとられ、と同時に施設との受け入れ調整を急がなきゃ!ってパニックにもなりました。だって先週ドクターは「施設へ戻るのは難しいかも」なんて言ってたから、入院は長引くだろうってこっちは思い込みますよ!

そういうことも含めて、一夜明けた今でも単純に「よかった」とは思えてない自分がいます。一体いつまで、こんな目まぐるしい日々と葛藤が続くんだろう?って。

だから「これは共依存というより、闘い」だと前回書いたワケです。母との闘いじゃなくて、自分自身との闘い。

それが「親の介護」なんですよね、きっと。恩返しができて幸せと感じるか、ただしんどくて苦痛と感じるか、自分の度量が試される機会。「後悔したくないから」っていうモチベーションも有りでしょう。



というワケで今日、病院まで母を迎えに行き、私が勤めてる施設へと送り届けました。私の眼から見ると、容態がそれほど良くなったとは思えません。入院しないよりはマシだった程度。

私に対する母の態度も、明らかに冷たい。身内相手だからムリして笑顔を作ったりしないだけ、とポジティブに捉えたいところだけど、家に帰れないまま住む場所をコロコロ変えられたら、そりゃ「追い出された」「見捨てられた」と感じて当然だろうし、あるいは「余計なことをしてくれた」と思ってるのかも知れない。

ただ、変な話、もとより親子関係は良くなかったから、これは仕方がないと割り切れます。忘れられちゃうよりはずっとマシ。

そう言えば母の口から兄に関して「今どうしてるの?」みたいな言葉を、私は聞いたことがない。そうなりたくないから頑張ってる側面も大きいです。愛情うんぬんは、自分でもよく分かりません。

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「またまた状況が変わる!」

2024-12-20 21:11:54 | 日記

先週、母が入院になったとき、ドクターは「もとの施設(私の勤め先)に戻ることは難しいだろう」って、確かに言ったんですよ。それが今日、仕事中に担当のナースから電話がかかって来て「もう退院できます」だって。

一瞬、治療の余地が尽きたのかと思ったけど、どうやら「回復したから」と解釈して良さそうです。

この1週間、私がどれほど葛藤したか! いや、それはいいけど、展開があまりに目まぐるしくてメンタルがついていかない!

正直、安心よりも「どっと疲れた」のが本音です。ともあれ明日、母を病院まで迎えに行き、私の勤め先へと送り届けます。



果たして自分のやってることが正しいのかどうか、よく分からなくなって来ました。だって母は「もう逝かせて欲しい」って私に言ってましたから。

でも、91歳にしてコロナを乗り越え、心不全まで克服した人が、生きる気力を無くしてるとはとても思えない!

いずれにせよ家族としては責任を全うするしかない。ハッキリ言えば「後悔したくない」っていう私のエゴ。介護に関して今までやって来たこと全てが自分の為です。

今の母と私の関係は「共依存」かも?と思ってたけど、違いますね。ある意味、闘いです。母が頑張るなら、私も負けずに頑張るしかありません。

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