ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『怨霊女子学園』

2024-04-27 16:33:07 | TVドラマ全般

1981年に放映された東映&よみうりテレビ制作による単発2時間ドラマで、先日レビューした『夜の恐怖病棟』と同じ「木曜ゴールデンドラマ」の1本。この番組、基本はミステリーでも題材がバラエティー豊かで本当に素晴らしい!



「聖和女子学園」という女子高には2つの奇怪な噂が広まっており、まず1つは園長室に飾られた絵画=幼い双子の姉妹が夜な夜な絵から抜け出し、園内を遊歩するという『トイレの花子さん』的なお話。

そしてもう1つは、美しすぎる美術教師で生徒たちの憧れの的である水村涼子(真行寺君枝)が、実は2人いるんじゃないか?という「ドッペルゲンガー」系のお話。

そんなアホなと思ってたらある日、涼子先生に憧れてる生徒の1人である真弓(水島かおり)が、実際に2人の涼子を同時に見てしまう!



それと時を同じくして用務員の大沢(灰地 順)が変死体となって発見され、生徒の間で「双子のユーレイに殺されたのよ!」「いいえ、犯人はもう1人の涼子先生よ!」「そうよ、生霊よ!」なんて噂が飛び交うのでした。

死んだ大沢は数ヶ月前、美術室の掃除中にキャンバスを倒してしまい、涼子がせっかく描き上げたばかりの絵を台無しにするチョンボを犯していた。

画家志望の涼子にとって作品は我が子みたいなもの。つまり大沢を恨む気持ちがあったのは事実で、その念が生霊となって彼を……?

憧れの的だったはずの涼子が一転、好奇と疑惑の的となって孤立しちゃいます。



そんな涼子に寄り添い、「多感な年頃にありがちな冗談よ」と励ます英語教師の浅倉(五十嵐めぐみ)は、彼女の親友でもあります。



それとは対照的に、涼子の美しさと人気ぶりを以前から妬んでた音楽教師の飛鳥(永島暎子)は「あなたの生霊を見た生徒がいますのよ」と面白半分に彼女を追い詰め、いわゆる「死亡フラグ」を立てまくります。



案の定、飛鳥先生は数日後に学園の屋上から転落死。そればかりか、彼女が涼子らしき女に突き落とされる現場を、浅倉先生が目撃してしまう!



その直前、まったく別の場所にいる涼子と電話で会話したばかりの浅倉先生は、ショックのあまりブラジャーが透けちゃうのでした。

つまり、本当にもう1人の涼子が存在し、連続殺人を犯している!?



これは果たしてオカルトなのかミステリーなのか、よく判んなくなって来たところで登場し、ロス市警のコロンボ警部そっくりな声で辻褄を合わせ、無理やりミステリーに着地させようとするベテラン刑事=本城に、小池朝雄。



そして登場した瞬間から真犯人臭をプンプンさせてる園長の中川先生に、小山明子。



当時「ミステリアスな美女と言えばこの人!」って存在だった真行寺君枝さんをフィーチャーするために組まれたであろうストーリーを、味わい深い実力派キャストたちが支えており、ツッコミどころは満載ながら私はとても楽しめました。

ところが非常に残念なことに、おっぱいが出てきません。今回はおっぱいが出てこないんです。なぜおっぱいが出てこないんでしょうか?

絶対に欠かしちゃいけないシャワーシーンは一応あるけど、肝心のおっぱいが出てこない。おっぱいが出てこないんです。



けど、許します。変態も私ほどのベテランになると、ヌードは無くても女子高生の制服姿、ブルマー姿だけで充分報われる。



学生時代には日常風景だったものが、今となってはパラダイス。別にそれをどうこうしたいワケじゃなく、ただ眺めてるだけで満足。もちろんシャワールームがあるなら覗くに越したこと無いけど、おっぱいが見えないんじゃ仕方ありません。

そしてもう1つ、おっぱいは出なくても充分にエロかったのが、涼子先生を自宅に泊めた浅倉先生が夜這いをかける官能シーン。



というのはウソで、悪夢にうなされた涼子さんを浅倉さんが心配してるシーンだけど、この時に真行寺君枝さんが「あ〜っ、ん〜っ、やめてえ〜っ! いやあ〜っ!!」って悶える芝居がやたら長い。

これもまた、おっぱいの代替サービスとして活用すべく監督さんが「カット」をかけ忘れたフリをして、わざと真行寺さんの演技を止めなかった賜物でしょう。ご丁寧に別アングルから撮ったショットも後の回想シーンで使われてますから。(これもまたムダに長い)

そういう下世話な部分も含めて、昭和時代のテレビ番組はやっぱり面白い。クレームなんかどこ吹く風っていう心意気に溢れてる。創り手たちがすっかり萎縮しちゃった2020年代だからこそ余計に輝いて見える。当時はバカにしながら観てた筈なのに!



ところで結末ですが、浅倉先生の献身と本城刑事の執念により明かされた、真犯人の正体は……(以下、ネタバレ)


もちろん涼子先生の生霊なんかではなく……


実は親友の浅倉先生だった!みたいなヒネリもなくて、


やっぱり園長先生なのでした。かつて学生時代に親友だった涼子の母親に好きな男を奪われた恨みと、その失恋を引きずるあまり結婚を諦め、人生の全てを注いできた聖和女子学園を、たまたま赴任してきた恋敵の娘が「画家になる為の足掛け」程度にしか考えてない(ように見える)のが許せず、殺しの罪を着せて破滅に追い込みたかったというムチャな動機。

つまり涼子の“生霊”の正体は園長先生のコスプレだった! 普通そこまでやるか?って思うけど、普通じゃないことをやるのが“狂人”なんだと納得出来なくもない。

毎回、涼子が着てきたのと同じ服をその日の内に調達するのも至難の技だろうに、園長先生にとってはその苦労こそが生き甲斐だったかも知れない。

私だって自分自身がイヤになるばかりの毎日だけど、こういうアホなレビュー記事を手間暇かけてアップする“普通じゃない”ことがメンタルケアになってる気がするし。

無難に無難に創られた昨今のドラマや映画を取り上げても、アホな記事には仕立てようがない。それ以前に観ても面白くない。

まあ、どんでん返しをしつこく繰り返す昨今のドラマに辟易してるからこそ、第一印象のまんま園長先生が犯人だったりする本作を面白く感じちゃう側面もあるんでしょう。



園長先生が警察に連行される姿を見届け、なんとも言えない虚しさを感じながら帰路につく涼子先生と浅倉先生を、校舎の窓から無表情で見下ろすもう1人の涼子さん!



……ってな締めくくりはサスペンス・ホラーのお約束で、あれはやっぱり涼子の生霊なのか、あるいは非業の死を遂げたらしい涼子の母の幽霊なのか?(“幼い双子姉妹”のユーレイはどこへ消えた?)


セクシーショットは真弓役の水島かおりさん、飛鳥先生役の永島暎子さん、浅倉先生役の五十嵐めぐみさん、そして涼子先生役の真行寺君枝さん。’81年当時のサスペンスドラマや学園ドラマの“顔”を勢揃いさせたようなキャスティングです。

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『警視庁・捜査一課長スペシャル』2024.4.18

2024-04-20 22:22:19 | 刑事ドラマ2000年~

近年の警察ドラマとしては私が「まったくの例外」と言うほかないハマり方をした、あの『警視庁・捜査一課長』シリーズが(もう終わったと思ってたのに)シレッと単発2時間スペシャルで復活してくれました。

なぜそんなに好きかと言えば、ミステリーだのリアリティーだのはどうでもよく、とにかくコメディーとしてハイセンスだから(と私は思ってるから)。やってること自体はベタかも知れないけど、そこに説明的なツッコミがいっさい入らない。

昨今の主流である舞台演劇的な、あるいはネタ番組的な(要するに子供でも解る)コメディードラマとは根本的に違う。

例えば、大岩捜査一課長(内藤剛志)が難事件の解決に向けてクビを覚悟し、これまでの支援に対する謝意を笹川刑事部長(本田博太郎)に伝えるシリアスな場面。



ほかの番組なら「近いやろ!」ってツッコミを入れる第三者を脇に置くだろうし、もはや古すぎる喩えだけど『踊る大捜査線』ならそこでピタッとBGMを止めて「はい、ここ!」と笑いを強制してくるはず。

対して『警視庁・捜査一課長』はあくまで大真面目にやり通す。実は大岩さんがクビを覚悟するのは毎回のお約束で、もはやそれ自体が天丼ギャグなんだけど「はい、ここ!」っていうサインはいっさい出さない。

バラエティー番組で笑い声(効果音)を後付けしたり裏方スタッフが無理して笑ったり、あるいはテロップで笑いどころを強調したりするのはまぁ、嫌いだけどさすがに慣れました。

しかしそんな手法がテレビドラマや劇場映画にまで浸透し、今や主流になってるのは「ながら見」と「早送り鑑賞」に対応してきた結果なんでしょう。

なのに『警視庁・捜査一課長』だけはその波に乗る気配が全然なく、シュールとも言える笑いは「ながら見」や「早送り鑑賞」が習慣化してる多くの視聴者に見過ごされちゃう。

なにせこの番組のキャストたちは、いっさいコメディー風の演技をしない。笹川刑事部長だけは一時期バカげたコスプレを繰り返してたけど、ご当人も、それを見せられる部下たちもいたって大真面目。

で、そのコスプレにせよ、ゲストキャラの変人ぶりにせよ、1つ1つの小ネタにせよ、ナンセンスに見えて実はストーリー上の意味がちゃんとある。ドラマとしての骨子がしっかり組まれてるからこそ笑いも活きてくる。

とはいえ、好みは(特に笑いに関しては)十人十色。若い頃の私なら「なぜこの面白さを語り合えない!?」ってしつこく力説するだろうけど、もうこれくらいにしときます。


キャストはお馴染みのメンバー(内藤剛志、斉藤由貴、金田明夫、塙 宣之、陽月 華etc)に加えて……



昭和ファッションに身を包んだ昭和カフェの店長で、事件の最有力容疑者となるメインゲストに、朝倉あき。



朝倉さんは2012年に『土曜ワイド劇場』枠で放映された本シリーズ第1作にも事件の鍵を握る少女役で出演されており、約12年ぶりの凱旋出演。

今回、画質が従来のストレートなビデオ調からフィルム調に変更されており、同じテレ朝&東映の老舗仲間である『科捜研の女』シリーズに続いて“仕切り直し”を図った感があり、朝倉さんの再登場もきっと偶然じゃないんでしょう。

そしてフードプロデュース会社社長(橋本さとし)の秘書役で登場したゲストがなんと、インフルエンサーでファッションモデルでタレントの、なえなの。



『セクシー田中さん』にもベリーダンス教室の生徒役でレギュラー出演されてたけど、社長秘書役とは驚きました。

そんな意表を突いたキャスティングも本作の特徴で、ほかにも椿鬼奴、咲妃みゆ、三河悠冴、杉田かおるetcと、個性豊かなゲストの顔ぶれもまた毎回の楽しみです。



セクシーショットはもちろん椿鬼奴さんではなく、朝倉あきさんと、なえなのさん。鬼奴さんもお綺麗なんだけど、このブログの方向性として。

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『イップス』2024

2024-04-14 16:16:27 | 刑事ドラマ HISTORY

2024年春シーズン、フジテレビ系列の金曜夜9時「金曜9時枠の連続ドラマ」枠でスタートした、コメディ仕立てのミステリードラマ。

過度のプレッシャーにより、それまで出来てたことが出来なくなっちゃう「イップス」を抱え、新作を書けなくなってる人気ミステリー作家=黒羽ミコ(篠原涼子)と、同じくイップスにより犯人を逮捕できなくなった警視庁捜査一課の敏腕刑事=森野徹(バカリズム)が殺人事件の現場で運命的に出逢い、コンビを組んで事件の謎を解いて行くというストーリー。



いかにも“バカリズムっぽい”企画だけどシナリオは別の作家さんたちが書かれてます。そのせいか初っ端から「凡庸な出来」と言わざるを得ず、今回も画面撮りをサボってネットから画像を拝借してます。

誰が犯人かを先に明かしてから主人公を登場させる“倒叙法”を使ってるだけに余計、我々は『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』といったテレビドラマ史に残る傑作と比較しちゃう。

もっとも、今のテレビ局は若い視聴者しか相手にしてないから、我々(昭和世代)がどう感じようが関係無いんでしょう。それはそれで良いと思います。

ただ、もうちょい上手くやってくれないと倒叙法の面白さが若い人らに伝わらない! 単に篠原涼子vsバカリズムの掛け合いで笑わせる「ちょっと凝ったコント」としか、少なくとも私には感じられませんでした。

大袈裟すぎる演技は昨今のコメディ系ドラマ全てがそうだから諦めてるけど、それにしたって篠原さんの空回りぶりはちょっと痛々しい。こういうのは本当に上手な人にやらせないとダメですよ!



そもそも、篠原さん&バカリズムさんという組み合わせが根本的に間違ってないか?と私は思いました。書けないミステリー作家=篠原涼子と、逮捕できない刑事=バカリズムって、失礼ながら見た目のイメージそのままですよね。いかにもデキそうに見える人がデキないっていうギャップが無いと意味が無いのでは?

最終的にそれぞれ立ち直り、イメージと真逆のキャラクターになるにせよ、そこで初めてギャップが生まれても遅すぎる。もっと予想の斜め上をいくオチが用意されてるかも知れないけど、まずはそこまで我々を引っ張ってくれないと!

例えば黒木華さん&竹野内豊さんぐらいの演技力、そして振り幅の大きさもしっかり併せ持ったコンビでないと、少なくとも私は続けて観る気になれません。



染谷将太、渡辺大知、勝村政信、角田晃広、矢本悠馬、味方良介etc…と役者は揃ってるけど「揃えただけ」みたいになってるし。

それだけコメディってジャンルは難しい。倒叙ミステリーと笑いを高レベルで両立させた三谷幸喜さんが、いかに凄い作家さんかって結論ですよね。



セクシーショットは初回のスペシャルゲスト、すなわち犯人役第1号のトリンドル玲奈さん。最近になってセクシーグラビアを解禁され、載せる機会をずっと待ってました。

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『約束/16年目の真実』2024

2024-04-14 10:40:07 | 刑事ドラマ HISTORY

2024年春シーズン、日本テレビ系列の深夜枠「木曜ドラマ」でスタートした、読売テレビ&ホリプロの制作によるミステリードラマ。

以下、公式サイトより抜粋。

「“主人公を含めた登場人物全員が容疑者候補”という完全オリジナルの心理サスペンス作品。主人公の中村アンやバディ役の横山裕をはじめとした本作のキャストには“連続殺人事件の真犯人が誰なのか”を伝えずに撮影を進めており、このことについてプロデューサーの多鹿雄策は『中村さん、横山さんも本当に“真犯人は誰なんだろう”というのを、まさに自分の心情を乗っけてそのままお芝居をしている』とコメントしている。」


16年前に発生した連続猟奇殺人事件の犯人として逮捕された父親の無実を証明すべく、刑事となって故郷に帰ってきた主人公の桐生葵に、中村アン。


その相棒を務める望野警察署・捜査一係の無愛想な刑事=香坂に、横山裕。


そして課長に岡部たかし、本庁の刑事部長に杉本哲太、葵の同級生に細田善彦、佐津川愛美、織田梨沙、森永悠希らが扮してます。

労を費やす“画面撮り”を避け、ネットから拾ってきた画像を載せてるのは、私が本作をまったく気に入ってないから。

その理由はもう、常連読者さんなら冒頭に載せたプロデューサーのコメントだけで解って頂けると思います。要するに“犯人当てゲーム”だけを目的にした番組作りで、そういう需要があるなら勝手にやってくれればいい、けど私は乗りませんってこと。



ただ、中村アンっていうファッションモデル出身の女優さんは不思議な方で、どう見ても演技はヘタくそだと私は思うのに、なぜだか応援はしたくなる。失礼ながら不器用さがストレートに伝わって来るからこそ、守護本能をくすぐられちゃう。

制作協力のホリプロに所属されてるワケでもないし、ましてや“枕営業”なんて通用しないご時世(になったと信じたい)ですから、相当な努力を積んでここまで来られたと勝手に思うワケです。

で、これも勝手な想像だけど、たぶん過去にもSNSなんかで彼女の演技力がネタにされて来て、それも計算に入れての主役抜擢なのかも知れません。まさにそういう下世話なネット民こそがターゲットの番組でしょうから。

そんな「とにかく話題性ありき」の制作姿勢も嫌いだから第2話以降は観ないけど、中村アンさんには是非とも頑張って頂きたい。いつか、もっと志の高い作品で再会できることを願ってます。

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『天使の耳/交通警察の夜』2024

2024-04-13 18:40:21 | 刑事ドラマ HISTORY

2024年春シーズン、NHK総合テレビの火曜夜10時「ドラマ10」枠でスタートした警察ドラマ。

原作は『ガリレオ』シリーズや『白夜行』『秘密』『浪花少年探偵団』等で知られるミステリー作家=東野圭吾さんの全6篇から成る短篇集『交通警察の夜』で、2023年3月にBS4K、同年6月にBSプレミアムで放映した前後篇を、新たに全4話の連続ドラマとして再構築した作品。



以下、公式サイトより抜粋。

「誰もが身近であり、決して起きて欲しくないもの、それが交通事故。無自覚な行動が、不幸な事故を引き起こす。しかし交通事故は、その“瞬間”を目にしていなければ真実がわかりにくい。

捜査員たちは、自分たちの無力や法律の壁に憤り、被害者や遺族の悲しみに苦悩しながら、奔走し、たったひとつの些細な可能性から真実を突き止める。しかし……辿り着いた真実の先には、さらなるどんでん返しが待ち受ける。

交通課捜査係のバディ捜査官が、交通事故という非日常が浮き彫りにする人間の業をあぶり出します。」


総務課から交通課に配属されたばかりの新人交通警察官=陣内 瞬(まどか) に扮するは、絶え間ない連ドラ主演で倒れやしないかとマジで心配な、小芝風花。


その教育係となる金沢巡査部長には“若いヒロインの相棒”役がやたら多い気がする安田顕。


交通課の同僚たちに吉住、溝口琢矢、植木祥平。


そして刑事課に対する敵意がハンパない交通課課長の斎藤多華子に、檀れい。


かつて瞬に交通警察官を志すきっかけを与え、どうやら金沢巡査部長とも因縁がありそうな金沢婦警(ってことは間違いなく身内だけど)に、星野真里。


幼少期の瞬には、ベテラン子役で最近も『光る君へ』や『大奥』で名演技を見せたばかりの落井実結子。


第一夜と第二夜で描かれる「交差点衝突事故」の“目が見えない目撃者”である御厨奈穂に、飯沼愛。

彼女は目が不自由な分だけ聴力が研ぎ澄まされ、それが事故原因究明の決定打になるから「天使の耳」ってワケだけど、その“天使”にも裏の顔があり……


そんな御厨菜穂の妹=友紀に、ファッションモデルの小泉のん。


瞬の友人で、恐らく第四夜(最終回)で解決されるであろう「空き缶ポイ捨て事件」の被害者(前を走る車から飛んできた空き缶により片目を失明)=真菜に扮するは、実写版『ちびまる子ちゃん』で主役を演じた森迫永依。


「交差点衝突事故」加害者であるチャラ男のチョメチョメパートナーに『特捜警察ジャンポリス』の足立梨花。


第二夜で発生した「あおり運転事故」の被害者(らしいけど裏がありそうな)美人姉妹に、泉里香&中村ゆりか。

とまぁ、前半2話だけでこの華やかさ! 後半に登場する石田ニコル等も見逃せません。

華やかなのは女優陣だけじゃなく、昨今の警察ドラマ全てに言えることだけど、刑事部屋がやけにオシャレ。


これじゃほとんどカフェバーで、さすがにやり過ぎでは?

ミステリー(謎解き&どんでん返し)にオシャレな刑事部屋、女性ボス、刑事課との対立なんぞはとっくに見飽きたけど、交通課を主役に据えた連ドラはたぶん過去に無かったと思うんで、新鮮味はあります。

「ブレーキ痕1つ取っても、俺らが間違えたら人の人生が変わっちゃうからね」



確かにその通りで、本来もっと注目されるべき部署かも知れません。殺人事件なんかより遥かに身近で、誰しも一度や二度は必ずお世話になるのが交通課。自動車に乗らない人でも家から一歩出れば被害に遭う可能性が常にあるワケだし。

ミステリーには興味がない私だけど、華やかな女優陣と併せて交通警察の仕事ぶりにも注目したいと思ってます。

セクシーショットは小芝風花さん、飯沼愛さん、小泉のんさん、足立梨花さん、泉里香さん、中村ゆりかさん、石田ニコルさんです。

コメント (2)
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