観て来ました。2020年6月現在公開中の、エイドリアン・グランバーグ監督によるアメリカ映画です。エイドリアアア~ン!
言わずと知れたシルベスター・スタローンの『ロッキー』と並ぶ代表作『ランボー』のシリーズ第5弾にして完結編(?)となります。
(?)と書いたのは2008年に公開された第4弾『ランボー/最後の戦場』も完結編と謳われてたからで、その前年に完結した筈の『ロッキー』シリーズも『クリード』シリーズとして再開してるし、全く信用できませんw
とはいえ、今回は本国アメリカを舞台にしたシリーズ第1弾=原題『ファースト・ブラッド』に呼応したような内容とタイトルになっており、エンドクレジットではシリーズ全作の名場面も流れるし、これでまた復活したらさすがにファンも怒るでしょうw(それでも観るだろうけど)
さて今回は、故郷のアリゾナに帰って人命救助を手伝う「スーパー・ボランティアおじさん」になったジョン・ランボーが、古い友人である女性とその孫娘=ガブリエラ(イベット・モンレアル)と3人で同居し、平穏に暮らしてたんだけど、実の父親を探してメキシコに出かけたガブリエラが人身売買カルテルに拉致されてしまう。
ガブリエラを実の娘(孫?)みたいに愛してるランボーは当然、独りでメキシコに乗り込み、元グリーンベレーすなわち殺人マシーンとしてのスキルを存分に活かして大暴れ……するのかと思いきや!(以下、ネタバレになるので鑑賞予定の方は読まないで下さい)
そのままランボーが大暴れして無事にガブリエラを救出したら、単なるスタローン版『96時間』になっちゃいます。やはり元殺人マシーンのお父さん(リーアム・ニーソン)が独りで異国に乗り込んで愛娘を救出し、満開のハーピーエンドで幕を下ろす『96時間』が私は大好きなんだけど、現実にはいくらなんでも不可能であり、あくまでファンタジーとして観なきゃならない「ご都合主義」は認めざるを得ません。
元殺人マシーンの覚醒を描いたアクション映画の始祖として、スタローン先生はそれが見過ごせなかったんじゃないでしょうか? ヒーローが最後まで死なないのは良いとしても、あれだけの大量殺戮を犯しながら100%ハーピーエンドってのは、いくらなんでも能天気過ぎやしないかい?って。
どの口が言うねん?って思われるかも知れないけど、振り返れば『ランボー』シリーズはいつもほろ苦い後味を残してるんですよね。国に裏切られ、使い捨てにされ、常にどうしょうもなく孤独で。(3作目『怒りアフガン』のみ能天気だったけど、あれは時代の空気がそうさせたんでしょう)
だから本作『ラスト・ブラッド』も決して明るい映画じゃないし、『96時間』や先日レビューした『ライリー・ノース/復讐の女神』みたいに全てが観客の望み通りに展開したりはしません。
今回、ランボーは敵の正体を知らないまま、拳銃1丁とナイフ1本しか持たずにメキシコへ乗り込んでます。つまり油断してた。しかも殺人マシーンとしては10年以上のブランクがありますから、咄嗟には反応出来ないワケです。
結果は惨敗。ランボー自身はカルテルをマークしてた女性ジャーナリスト=カルメン(パス・ベガ)に命を救われたものの、ガブリエラは顔を傷物にされ麻薬浸けにされチョメチョメされまくった挙げ句に……
ようやく手にした人間らしい生活と愛する人を奪われたランボーは、当然のごとく復讐準備を始めるんだけど、カルメンに言われます。
「復讐なんかしたって何も取り戻せない。やめて前へ進むべきよ」
そしたらランボーがこう返すんですよね。
「やめたところで前へなんか進めるもんか」
その通り! 私はここで思いっきり共感し、いよいよランボーと一体化してこの映画を堪能することが出来ました。私がアメリカ映画を好む理由が、このランボーの台詞に集約されてます。
日本のメジャー映画やTVドラマは、カルメンが言った「復讐してもただ虚しいだけ」っていう考え方に同調しがちで、大抵は諦めてしまう。だからスッキリしない!面白くない!その代表格が『太陽にほえろ!』ですよ!w
確かに復讐したって失ったものは取り戻せないけど、どっちに転ぼうが前へなんか進めやしませんよ、ここまで悲惨な眼に遭えば。
だったら、やられた事はやり返すべきです。もちろん「倍返し」で! 思い知らせてやらなきゃダメですよ、ほっときゃまた犠牲者が出るんだから!
こうして覚醒したランボーはもう、手のつけようがありません。皆さんご存知の通りです。
まず、再びメキシコ入りしたランボーは、カルテルのボスの弟を惨殺し、首チョンパした死体にガブリエラの写真を貼り付け、そいつの生首をアリゾナへの帰り道でポイ捨てします。そう、数々のデストラップを仕掛けた自宅に敵を誘い込むために。これもまた、ベトナムのジャングルに似た密林に警察と軍隊を誘い込んだ1作目のランボーと同じやり方です。
後はもう、皆さんご想像の通り……と言いたいところだけど、その想像を遥かに超えた大残虐絵巻が待ってます。前作『最後の戦場』も凄かったけど、今回のランボーは完全に私怨で動いてますから、その比じゃありません。
これまで色んなアクション映画を観て来たけど、主役のヒーローが敵の鎖骨をへし折って拷問したり、心臓を掴み出してポイ捨てしちゃうような場面は観たことありません。この辺りもまた、『96時間』を観て喜んでる我々に対して「甘っちょろいんだよ!」「暴力ってのはこういうものなんだよ!」って、スタローン先生が仰ってるように私は感じました。
もちろん、行き着く先に待ってるのは、カルメンが言ってた通り底無しの虚しさなんだけど、もしかしたらランボー自身は、10数年ぶりに生き返れたような充実感に満ちてるのかも知れません。当然、続きを創ろうと思えばいくらでも創れますw
決してスッキリはしません。結局、殺人マシーンは殺人マシーンとしてしか生きて行けない。そんな哀しさが滲んだ本作は、スタローン版『96時間』というよりスタローン版『許されざる者』だなと、私は思いました。
だけど納得出来るんですよね。復讐を諦めちゃう日本映画でいつも強いられる消化不良は、微塵も残りません。
こういうのを政治の話と結びつけるのはナンセンスだと思います。あくまで映画の話です。ただ、私がもしランボーと同じ眼に遭ったら、間違いなく復讐の道をひた走るであろうことは明言しておきます。だから、どうかそっとしといて下さい。
セクシーショットはカルメン役のパス・ベガさんです。
なおも嫌がらせが続いてますが、屈すること無く良い作品を皆さんにご紹介していこうと思います。本作は2019年にリリースされた、グラビアアイドルでレースクイーンの夏本あさみさん4本目となるイメージビデオです。
基本的には清楚な女性を好む私ですが、元ヤンの匂いがする子も決して嫌いじゃありませんw どんなタイプでも明るい子ならだいたい好きになっちゃいます。勿論あんまりイカツかったりケバかったりするのは論外だけど。
この夏本あさみさんは多分、相当気が強い人だろうと私は勝手に想像してますが、そういう人が無理してブリッコする姿を観るのも乙なもんですw
全体的には標準レベルのイメージビデオで、特にこれといったエロ演出は無いんだけど、定番の飴ちゃんしゃぶり&棒アイスしゃぶりの場面だけ群を抜いてハイクオリティーなんですよね!
つまり、どうしゃぶれば我々が喜ぶか、夏本あさみさんは熟知されてる。全体的には淡白な内容なのに、そこだけ飛び抜けてHOT! HOT!!なんですw
恐らく過去の3作品でもそこが評価されたんでしょう。今回の作品ではなんと、飴ちゃんしゃぶり1回に棒アイスしゃぶり2回、更にフライドチキンまでしゃぶらせるというw、まさに「おしゃぶり祭り」な内容で、だからレビューしたくなりましたw
百聞は一見にしかず。画像をご覧頂いて、彼女が動く姿や漏れてくる音を想像して頂ければ、きっと皆さんもHOT! HOT!!になって頂けると思います。
いやあ~、HOT! HOT!!って、本当にいいもんですね!
2020年2月にリリースされた、牧野澪菜さん2作目のイメージビデオです。6月20日には3作目も発売されたばかり。
これは良い! まず冒頭、ベッドで目覚めた澪菜さんが時計を見て「あっ、遅刻しちゃう!」ってな小芝居があるんだけど、その台詞回しと声の張り方に彼女の本気度MAXぶりが集約されてて、一瞬でハートを掴まれてしまいます。
そのあと、制服姿で通学路を走りながら、片想いの彼に今日こそ告白しよう!みたいなモノローグが入り、タイトルが出るときに「うわあ~~~!」って、やるぞぉ!みたいな掛け声も出すんだけど、これがなんだか異常に上手いw
正直、イメージビデオでそういう芝居が入って来ると、とたんに素人臭さが全開になって見てられなくなる場合が多いんだけど、この人は見てられるどころかグングン惹き込まれちゃいます。
調べたら、舞台を主戦場にした女優さんなのですね。ナットクです。綾瀬はるかさんや満島ひかりさんもイメージビデオをやっておられた時代があるワケで、この人も将来BIGになられるかも知れません。
それだけにエロ濃度はかなり薄いんだけど、大丈夫です。可愛くて演技上手な子がやれば、制服を脱いでくれただけで(下は水着と判ってても)ちゃんと身体の一部がHOT! HOT!!になりますw もちろん、ルックスが好みのタイプであることは大前提ですが。
ええ歳こいて……って思われるかも知れないけど、私はいくつになってもHOT! HOT!!でいたいと思ってます。これはホントにHOT! HOT!!です。
牧野澪菜さんは1995年生まれの24歳、福島県出身、乙女座でA型。身長144cmにしてバストはDカップ! 趣味は詩を書くこと、そして刑事ドラマを観ること!
……とは言っても『太陽にほえろ!』や『西部警察』を観てるワケじゃないでしょうけどw、勝手に親しみを感じずにはいられません。
昨年は連ドラ『電影少女』にレギュラー出演されてたみたいです。可愛い人、演技が上手い人はいくらでもいますから、コネも無くメジャーになるのは並大抵のことじゃないけど、私は応援したいです。
「れいなのあと数センチ」ってサブタイトルには、身長144センチというミニマムな体型と、キスまであと数センチっていう2つの意味が込められてると思われます。
朝、ベッドで目覚めたシチュエーションで、横にいる彼氏(カメラ)にキスをする演技を、牧野澪菜さんが照れてしまってなかなか出来ず、あと数センチ近づくまでにやたら時間が掛かっちゃう。
元気ハツラツな芝居は思いきり良く出来るのに、そこだけ照れちゃうギャップに我々はまた萌えるワケです。それも演技だとしたら凄いですよ、この人w
そして定番の飴ちゃんしゃぶり。もう24歳ですから意味が解ってない筈はないと思うけど、普通にしゃぶっておられてそこはちょっと物足りないです。
イメージビデオはどれもこれも同じように見えて、実はエロ表現のレベルが何段階もあって奥が深い。そこを見極める一番のバロメーターが、この飴ちゃんしゃぶりなんですねw
壇蜜さんみたいにAVすれすれの人もいれば、葉月つばささんみたいにエロ一歩手前で寸止めする人もいる。実に多種多様で面白い!
牧野澪菜さんも次作では棒アイスをしゃぶってレベルを一段階上げて来られるかも知れず、そんな成長過程を見て私みたいな達人は悦に入るワケです。なにか問題でも?
2020年6月、日本テレビ系列の土曜夜10時「土曜ドラマ」枠でスタートしたジャニーズドラマ。日本テレビ&AX―ONの制作で韓国映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイクなんだそうです。
警察学校に通う理論派のジャニーズ(中島健人)と肉体派のジャニーズ(平野紫耀)がコンビを組み、事件に巻き込まれ、解決させていくという、ジャニーズによるジャニーズファンの為の番組。
つまりジャニーズファンを喜ばせる事だけを考えて創られたドラマですから、私が楽しめないのは当たり前で、あれこれ文句を言うのはナンセンスだしお門違い。ジャニーズタレントがお好きな方は存分にお楽しみ下さい、としか言いようがありません。
警察学校の助教に吉瀬美智子、元プロファイラーの教官に伊勢谷友介、刑事に中村ゆり、原田泰造、生徒たちに大幡しえり、竹内愛紗、傳谷英里香etc…といったレギュラーキャスト陣。セクシーショットは傳谷英里香さんと中村ゆりさんです。
2020年6月、TBS系列の金曜夜10時「金曜ドラマ」枠でスタートした、野木亜紀子さんのオリジナル脚本による刑事ドラマ。制作はTBSスパークル&TBSテレビ。
待ってました! 4月スタートの筈が新型ウイルス問題で2ヶ月以上も延期され、もしかしたら幻に終わるのでは?なんて心配してたけど、待った甲斐あった!と思える上々の滑り出しを見せてくれました。
なにしろ、脚本が『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』等を手掛けられた野木亜紀子さん。ハイクオリティーなドラマになることは保証されてます。
とはいえ、いくら野木さんでも打率10割とは勿論いかないワケで、キャストとの相性とか色んな問題でしっくり来ない場合もあり得ます。特に今回はマンネリジャンルの王様=刑事物ですからハードルはより高いと言えましょう。
仮に出来が良くたって、イケメン刑事がただ突っ立って謎解きするだけの内容だったら、私は容赦なく叩いただろうと思います。でも、予告編を観た段階でそんな心配は吹っ飛んだし、実際に初回を観たら期待を上回る出来映えでした。
初動捜査のプロフェッショナルである「機動捜査隊」が24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指すさまをアクティブに描いた内容で、本作に登場する「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」は働き方改革に基づいて結成されたという架空の部署。タイトルにある「MIU」とは機動捜査隊を指す「Mobile Investigative Unit」の略称であり、「404」とは主役の2人を指すコールサイン。
で、かつては捜査一課にもいた優能な刑事=志摩(星野 源)が遺憾ながらもMIUに配属され、これから相棒となる新米刑事=伊吹(綾野 剛)について事前リサーチしてみたら、聞こえてくるのはロクでもない噂ばかり。だけど皆が口を揃えて「足だけは速い」というw
そんな冒頭シークエンスで掴みはバッチリでした。笑えるし、はみだし者の新米刑事がここぞ!って場面で「走る」展開が予想される、つまり私が刑事ドラマにいつも求める『太陽にほえろ!』的アプローチが期待できるワケですから。
そして志摩と伊吹がコンビを組んで最初のパトロールで「あおり運転」をして来るバカが登場。志摩が「無視しろ」と言うのも聞かずに伊吹がわざとバカを挑発し、あおらせて検挙に持っていくくだりで私はハートを鷲掴みされましたw こういう刑事をずっと待っていた!
そしてそのバカが殺され、犯人はそいつより更に悪質な「あおり運転」常習者であることが判明。通常ならMIUは初動捜査だけを担当し、後は所轄に引き継ぐのがルールなのに、一刻を争う状況となって404コンビは捜査を続行、犯人を見つけだし、街中でカーチェイスを展開!
そして更に! 通行人を巻き込みそうな逃走車を止めようとして、404覆面車が派手に横転大破! なおも逃げていく車を追って、伊吹が取り柄の俊足をここで披露! まさに「ここぞ!」っていうタイミングです。
クラッシュの瞬間はCGが混ざってるみたいだけど、それでも久々にカーチェイスが見られたのは嬉しいし、何より車を追って全力疾走する刑事なんて、令和どころか平成の時代にもいなかったかも知れず、私はあんまり嬉しくて涙が出ましたホントに。
その瞬間、2020年のナンバー1ドラマは『MIU404』にほぼ決定しましたw 少なくとも刑事物ではダントツ一番間違いなし!
もちろん、ただ車を壊せばいいってもんじゃないし、ただ無闇に走ればいいってもんでもない。何度も書くように「ここぞ!」っていうタイミングが重要で、そこに至るまでのプロセスといい、この第1話に限って言えばパーフェクトでした。
タッチは明るいし各キャラクターも魅力的だし、小道具の使い方も伏線の回収も言うことなし! エクセレント!
機動捜査隊の日常をリアルに見せるテクニックにも私は感服しました。現実はどうであれ、リアルだと感じさせてくれさえすれば、それで良いんです。現実通りに描いたところで面白くなけりゃ何の意味もない。これはドラマなんだから。
このスタッフ陣は信頼できます。ウイルス対策がクオリティーに影響しないかどうか、唯一それだけが心配だけど、この人達なら何とかしてくれるでしょう。もちろん欠かさず観ます!
脇を固めるキャスト陣は、警視庁刑事部長の我孫子警視監に生瀬勝久、第4機動捜査隊の班長を務める陣馬警部補に橋本じゅん、その相棒となる若手キャリア=九重警部補に岡田健史、そして第1&第4機動捜査隊の隊長=桔梗警視に麻生久美子、といった面々。そんなワケでセクシーショットは麻生さんです。