語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

756番:アルト・ハイデルベルク(28)

2022-01-30 15:37:50 | 日記

アルト・ハイデルベルク(28)

 

—————————————【28】———————————————
                      
Lutz.  Leute dieser Art sind für einen Prinzen 
      nothwendig und müssen infolgedessen auch 
      placirt werden, Aber damit auch basta! Die einfachsten
      Räumlichkeiten sind da immer noch gut genug.


—————————————《訳》———————————————
            
ルッツ:あの種の人間は、殿下のためには是非とも必要だ。
     それゆえ、配属させなければならない。この話は
     それでおしまい。最も簡素な部屋でも、尚もって
     じゅうぶん。


—————————————《語彙》——————————————
                     
die Art  (_/_en) ①  やり方、流儀、方式 ② 性質 ③ 種類
        Denkart 考え方 
nothwendig<notwendig (形)ぜひとも必要な、必要不可欠な、 
                 避けられない、不可避の
infolgedessen    (副)その結果として、それゆえに
placirt   <placieren <  plazieren   座らせる、置く、配置する
basta  (間)その話はこれでおしまい。(これ以上)話したくない。
einfachsten (形、最上級)<einfach  質素な、簡素な、簡単な

die Räumlichkeiten (pl) (複数形で)部屋
genug (副)十分に(修飾する形容詞のうしろに置く)  
immer noch 相変わらず

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

755番:ジュール叔父さん(14)

2022-01-30 15:08:05 | 日記


ジュール叔父さん(14)

 

—————————————【14】——————————————

  Et  chaque  dimanche,   en*¹   voyant*²    entrer   les   grands
navires*³ qui  revenaient*⁴de  pays  inconnus*⁵et  lointains,*⁶mon
père  prononçait*⁷ invariablement*⁸ les  mêmes  paroles*⁹:
  ——Hein ! *¹º  si  Jules*¹¹  était  là  dedans,*¹²  quelle  surprise ?

——————————————(訳)———————————————

  そして日曜日の度毎に、遠い見知らぬ国から繰り返し現れる大きな船
が入港するのを眺めながら、父はいつも同じ言葉を発した:
  ——なあ、お前たち、もしあの(船の)中にジュールが乗っていたら
何とびっくりだろうな.

—————————————《語句》———————————————

*1) en + 現在分詞: (ジェロンディフ) ~しながら
*2) voyant:(現在分詞) <voir(他)見る
    en voyant ~ 「~を見ながら」     
*3) navires:(m/pl) <navire [ナヴィール] 船、船舶  
*4) revenaient:(半過去3複) <revenir (自) 繰り返し来る、再び現れる     
*5) inconnus:(形/過分/pl) <inconnu (形) 見知らぬ、
          知られていない (à, de, に)   、未知の
*6) lointains:(形/pl) <lointain(e)[ロワンタン/ロワンテーヌ] 遠くの、はるかな、
    pays lointain 遠くの国、/ passé lointain 遠い過去        
*7) prononçait:(半過去3単) <prononcer (他/自) 口にする、言う
*8) invariablement:[アンヴァリアブルマン](副) 変わることなく、相変わらず、
    いつも、常に       
*9) paroles:(f/pl) <parole:言葉      paroles aimables / やさしい言葉    
*10) Hein !:(間投詞)[同意を求めて] そうでしょう、ねえ、
*11) Jules:(人名) ジュール; タイトルの「ジュール叔父さん」のこと 
*12) dedans:(副) 中に、内側に     
        


—————————————≪文法≫———————————————

   本文1行目: en voyant entrer les grands navires
        大きな船が入って来るのを見ると
voir (見る) は知覚動詞なので、知覚動詞の構文を作ります.
本文では voir の主語は「お父さん」なのでジェロンディフを平文
に書き換えて、さらに現在形で説明してみます.
   Mon père voit entrer les grands navires.
  父は大きな船が入港してくるのを見る.
 
英語と語順が違うので面食らった方もいらっしゃることでしょう.
  My father sees big ships come in.  S + V + O + 不定詞
    O ∔ 不定詞 
の部分では目的語のOが不定詞の意味上の主語Sとなる.

しかしフランス語では、不定詞が自動詞のときには、
  Mon père voit entrer les grands navires. 
    S + V + 不定詞 + O
となって、不定詞の意味上の主語が不定詞の後ろに回っています.

  Je vois courir un chien. / 私は犬が走っているのが見えます.
  J'entends siffler le train, / 私は汽車が汽笛を鳴らしているのが聞こえます.

 では英語のような語順にすれば、だめなのでしょうか?
   Je vois un chien courir. は非文でしょうか?
 いいえ、確かに文としては正しいものです.ただ、不定詞に副詞がついて
 いないときには、不定詞の主語は後に置く方が落ち着きがよい、とのこと
 です. 
    
 不定詞が他動詞のときは英語と同じ語順です.
Je vois mon frère danser une valse. / 兄(弟)がワルツを踊っているのが見えます.
J'entends Marie chanter une chanson.
私はマリーが歌を歌っているのが聞こえます.

ここで英語と違う面白い点がフランス語にはあります.
実はこういう場合フランス語では、知覚動詞の主語になっている名詞を
à またはpar をそえて置くことができます.
   J'entends chanter une chanson à (par) Marie.
  私はマリーが歌を歌っているのが聞こえます.

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

754番:荷車(9)

2022-01-30 15:02:36 | 日記


「荷 車」(9)(フィリップ短編集より)

    LA  CHARRETTE

  
—————————【9】——————————————————

Les  jeudis*¹  et  les  dimanches*¹  furent *²  des  jours  très  longs,
pendant  lequels*³  ils  sentirent  ce  qui  leur  manquait.  Dans
une  charrette,  on  peut  mettre  autre  chose  encore  que*⁴  des  
frères  et  des  sœurs.

—————————(訳)——————————————————

毎木曜日と毎日曜日は、たいへん長い日だった.その日のあいだ中、
彼ら(年上のジュリーとエマニュエル)は自分たちに欠けている
もの(荷車)のことを思っていた.荷車の中には、弟たちや妹たち
以外にも、その他の物も入れることができるのだ.


————————《単語等》——————————————————

*1)  定冠詞 + 曜日名(複数形): 「毎~曜日」
*2)  furent:[フュール] (単純過去3複) <être
*3)  pendant lequels:~するその間; 前置詞 + 関係代名詞
     lequels は長い毎木曜日と毎日曜日を受けるので4種類
     (lequel, lequelle, lequels, laquelles)のうち男性複数形の
     この形を取ります. 
*4)  que: この que は先行する autre chose に関連して、
    「~以外にも」という意味になります.
     兄弟姉妹以外にもまだ他の物を入れることができる、
     と言っています.on は「人は」というのが基本的な意味
     ですが、主語を特定したくないとき、ぼかすときによく
     用いられます.
   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

753番:さすらいの青春(28)

2022-01-30 12:25:09 | 日記

さすらいの青春(28)

 

—————————【28】———————————————————
                 
     《 Où est-il passé ?  mon Dieu !》 disait-elle à mi-voix.
        Il était avec moi tout à l'heure.  Il a déjà fait le tour
        de la maison.  Il s'est peut-être sauvé... 》


—————————(訳)———————————————————
                   
   「あの子、どこ行っちゃったのかしら。まったく!」

その女性は小声でつぶやいた。

   「さっきまで、私と一緒にいたのに。
    もうこの家の中を見て回りに行ったのね。
          逃げ出しちゃったのかしら。」

 

—————————《語彙》———————————————————
         
à mi-voix  小声で
s'est...sauvé<  se sauver  逃げ出す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

752番:さすらいの青春(27)

2022-01-30 12:23:03 | 日記

さすらいの青春(27)

 

—————————【27】——————————————————
        
Elle était petite, coifée d'une capote de velours noir à
l'ancienne mode.   Elle avait un visage maigre et fin,
mais ravagé par l'inquiétude ;   et je ne sais quelle
appréhension, à sa vue, m'arrêta sur la première marche, 
devant la grille.     


—————————(訳)———————————————————
                
その女性は小柄で、古い流行だった黒色のビロード製の
カポート帽をかぶっていた。ほっそりとした痩せ顔で
心配のためか、やつれていた。
この様子を見て、どう理解していいか、わからなくて、
私は柵の前の石段の1段目で立ち止まった。

 

—————————《語彙》———————————————————
                  
capote (f)カポート帽
   (婦人・子供用のアゴひも付き縁なし帽)
coifée de(過去分詞女性形)~の帽子をかぶった 
 < coifer [de を] かぶらせる
maigre  (形)やせた
fin ほっそりした
ravagé  (形)①荒廃した、② やつれた
inquiétude (f)不安、心配
maigre et fin は男性形なのでun visage にかかっている。
身体の細さではなく、顔つきのほっそりしたという意味
(elle était ではなく、elle avait であることからも、身体の形用ではない)
marche (階段の)段、ステップ、踏板、踏みずら、

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする