写真は落花生の畝です。今年は〈 4畝 ⇒ 3畝 / 100株 ⇒ 75株 〉に減らしました。洗うのが大変なのと、歯が弱って香ばしい落花生をポリポリ噛むのがうれしくなくなったからです。いま畝の間にも根を下ろし、盛りあがるように繁っています。
ところが次の2株の落花生を見てください。
今年ポット苗を買った落花生です。〈枝豆用〉とあったので2株買ったのですが、こんなに貧弱です。この苗は他の苗のように広がろうとしませんでした。それをマルチ押さえで無理に広げたのが写真です。
落花生をネットで調べてみると、千葉では「〈半立(はんだち)種〉は味がいい」ということで栽培が広がったそうです。その半立種かもしれません。育て方を間違えたのでしょうか。
電気柵の通電を維持するには雑草管理など手がかかりますが、これでアライグマもイノシシもシャットアウトできたと思えば気持ちが浮き立ちます。「またサツマイモが、カボチャが、やられたのではないか」、もうすぐ実の入る黒大豆が「枝をしごいてイノシシに食われてしまったのではないか」という心配から解放されたのですから。
実際、一生懸命につくった作物が動物にやられたら、ほんとに「やる気」がなくなりますね。
そうそう、蛇がまたネットにかかりました。これで4匹目です。道子さんはチョウチョが卵を生み付けるのを防ぐために、白菜など葉もの野菜の苗に一センチ角程度の目の粗いネットでトンネルをしています。これによく蛇が引っかかるのです。有機無農薬の畑なのでムシが沢山います。それを食べに蛙が沢山住んでいます。草を刈るといっぱい逃げていきます。その蛙をねらって蛇がきます。
黒っぽい、多分アオダイショウだと思うのですが、その蛇が先日からよくネットに引っ掛かるのです。頭は細いからネットをくぐって蛙を食べに来る。でも途中で、蛙を食べて膨らんだ胴体がネットに引っ掛かる。進退きわまる。もがいて死んでしまいます。その死体はネットをハサミで切って道端に置いておきます。アオサギやトンビが見つけて食料として持っていけばよし。そのまま残っていたら土に埋めてあげます。
ところがきのうの朝は、ネットに掛かって間がない、もがいている蛇を道子さんが見かけたそうです。彼女は逃がしてあげようとネットをハサミで切りはじめました。はじめはもがいていた蛇が、解放してもらえると思って大人しくなり、ネットを切ってもらうのをじっと待っています。(道子さんはそう感じたそうです)全部のネットを切ってもらって、(うれしそうに)……道子さんの感想……逃げていったそうです。
『鶴の恩返し』という話があるけど『蛇の恩返し』もあるかもしれません。宝くじでも買ってみるか。