無題。

山中湖湖畔と想像しながら、ウォーキング。

日々、これ書いておこう！と思うことはたびたびあれど、

いざPCやスマホに向かうと言葉がでてこない。

そんなもんです。


先日用事で、同級生の家族がやっているお店に行った。

その同級生は数年前に亡くなっている。

お通夜に出向いたのが、２０年以来に会ったような次第で、

こどもの頃の面影と大人の顔がまったく重ならず。

遺影も、横たわり目を閉じた顔も、知らない人だった。

憔悴して小さくみえるご両親はお気の毒であったけど、

不思議なほどなにも感じなかった。


お店で応対してくれたのは、同級生のお兄さん。

子供の頃、お兄さんと顔を合わせたことはない。

でもすぐにお兄さんだとわかった。

電気が走るようにびびっと彼の子供の頃の顔姿が瞬時に浮かび、

数十年経つとこういう背格好、面立ち、表情、応対をするんだろうなと、

結びついたから。

そうしたら、急に彼の子供時代の言動が懐かしく鮮明に思い出されて、

とても悲しく、悔しく思った。

元気でいたら、ここで会ったのは彼だったかもしれない。

話もしなかったかもしれないし、

会うこともなかったかもしれない。

でも、私の知らない時間も、

大人になって働いていたんだなと実感した。

彼が亡くなって１０年近くたって、

やっと感情がくっついて、悼むことができました。

会わなくても、やっぱり生きていて欲しかったよ。