夕食後 皆さん部屋に戻ったり テレビ観賞しています。
小型の真紅のバラ 名前は分かりません。
3年半前 妻はグループホームに入所していた時 壁を見て虫がいるとか
外の大きな木を見て 蛇が居ると常に言ってたのを思い出した。
けれども ホールのテーブルの中央に 丸い水槽に丸々とした赤い金魚と水草の
動きが妻を長時間飽きさせなかった。
妻の気分をリラックスさせていたと思う。
妻の目の前のこの真っ赤なバラを見て幻視など起きるはずが無いと思った。
むしろ アルツハイマーの症状が改善するかもしれない。
このバラのせいかは別として 今日は暫らくぶりに機嫌というか体調が良かった。
ときどき笑顔を見せるが 何本か抜けた歯のせいで歯並びは以前の整っていた
面影はない。
どういうわけか機嫌のいいわりに食欲がないのです。
オニギリを口元に運んでも口を開けないので 食べたくないのかい!? と訊くと
いままでは全然反応がないのが 首をゆっくりと左右に振ったのです。
いままでは食欲に関係なく 無意識で食べていたのかと思ったりします。
本人の思いを酌んでオニギリは始めて3分の1残した。
今ブログを書きながら妻のかっての水槽の金魚を見つめる眼差しが
はっきりと思い浮かぶ。