アルツハイマー型認知症の妻は要介護5・全介助で特養に入居しています。
声は発しない目は瞑ったまゝ私をほとんど認識できません。(たまに声掛けに頷くことがある)
3日毎に昼食介助に通ってます。
毎回の面会…今日も(完食してもらえれば…)と期待して最初のスプーンのひと口目祈る気持ちで
「ハイッ!ごはん!!」と声を掛けると目は瞑ったまゝで スプーンが唇に触れないのに口を
開けるので声は聞こえて意味も分かっていると思う。
昨日はこの調子で30分かけて完食。
近いうちに口から食べられなくなる時が来るので 昨年の秋に胃ろう造設を検討した結果体形上
胃ろうは造れないと言われ 鼻から胃までチューブによる経管栄養法…と言う結論になった。
最近 胃ろうが本人の意思によらない延命措置・・・うんぬん話題に上ってます。
胃ろう造設に否定的な意見が多くなってきたようだ。
私は妻が体力があるうちに作っておこうと決めていた。
老衰が進んで枯れ木が枯れるようになってからは考えは変わると思うが・・・?
私が胃ろうを検討したキッカケは ある日突然自ら手を使わなくなり、食事介助が始まったのです。
ので、今日、明日にでも今度は口を開けなくなるようなするので・・・。
食べたくても口の開け方が分からなくなるような気がする。
口を開けなくなったら即、経鼻チューブと決めてます。
この措置が延命措置なので口から食べられなくなったら自然の摂理に従う…と言う考えもあるが
これは意思の疎通の出来ない重度の認知症患者を想定した発言だと思う。
意思の疎通の出来る認知症でない患者には胃ろうが必要な場合には延命措置とは思わない筈だ。
治療目的と言うはずだ。
人間は動物と違って自立できない人には あらゆる延命・救命措置をとってきたではないか!!
極端な話
食事介助・・・これも延命措置と言えないこともない!?
私は思います。
胃ろうの対象者が認知症の人でなければ胃ろうは延命措置と言う発想は出てこないと思う。
私は妻が口から食べなくなったらば躊躇わず経鼻チューブをお願いする決意を固めています。
今はただ毎日完食してくれるのでそれだけで十分です。