<紫陽花 施設の中庭にて>
妻はアルツハイマー型認知症・要介護5・全介助で特養に入居しています
今日は 3日毎の昼食介助の日です。
26日に39.4℃の発熱があり嘱託医の診察結果 肺炎ではないと言うことで点滴で様子を
見ることに・・・。
翌朝から平熱に下がり 本日は27日以来の対面。
今日は口から食べるかも?
施設に向かいながらそんな気がしていた!
12時丁度に対面するとベッドで点滴中だった。
今日まで朝・夕は点滴のほかにプリン・ゼリーを食べさせたと言ってました。
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点滴中だったが ベッドを起こして職員さんがプリンを食べさすと 美味しそうに1カップきれいに
食べた。
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今まで何か月も食事介助中 ほとんど目を開けない・声を出さない・問いかけに全く反応
しなかったのが、今日は約1時間10分 帰りの時間まで ずぅ~~っと 目を開けていたのです。
しかも ほとんどの時間私から目をそらさなかった。
今回の発熱のせいで脳のどこかの欠損が修復されたのか? (そんなはずはないが!)
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私はある見方では、認知症が重度の状態になり常に頭から離れない心の痛み(トラウマ)から
解き放されて 今はかえって幸せの時間だと思っても良いのでは…。
こう思うことがあります!!
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職員さんがプリンを食べさせている脇で妻と目線があっている状態で
妻はいつも心配事・不安・強いショックを抱えているが今は全く忘れて かえって幸せかも
しれない・・・。と職員さんに話したのです。
私は意識して妻から目を離さなかった。
すると、私の言っていることが解っていて自分の記憶から消えてないように 今までになく大きく
私を見つめて頷いたのです・・・。
しかも聞き取れなかったが声を発したのです。
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話した内容は
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13年前長男が死亡したこと。
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20年前 妻は肺ガンで肺の一部を切除して常に再発におびえていたこと。
妻とは言葉でコミュニケーションはとれなくても 他に何か手段があるかもしれないと思う。