妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

昨日の妻の夕食介助虚しいと思ったが

2013-11-15 13:58:36 | 日記

<このサツキ5月から雪が降るまで途切れなく花を付けてます>

昨日の妻の夕食介助   (妻はアルツハイマー病で特養に入居しています)

PM6:00 妻のグループの小食堂に入ると いつも6~7人の入居者さんと車椅子で

テーブルを囲んでいるのが見えなかった。


4人部屋で1人横になっていた

丁度 目が覚めた時で職員さんが車椅子に移しに来ました

今日は日中も目を瞑っている時間が多かったと言ってました


食堂に来てからも 眠気が残っているようで目を閉じたり開いたり…閉じている時間のが長い~

私が隣に座って声をかけても 手を握っても全く反応なし・・・

職員さんが耳元で「旦那さんが来ましたよっ!!」と声掛けしても全く反応なし。


夕食が着ました (全部トロミ食)

不安をよそに、スプーンで口に運んだトロミ食 いつもと同じペースで噛んで飲み込めた


いつも思うのですが、トロミのみそ汁 スプーンでうまく口に入らないのです・・・

大半がこぼれてしまう!?

とろみをつけてないときは途中でこぼれなかった

ゼリー状だとこぼれることはないのだが

妻の場合は咽たことはなかった

 

みそ汁半分残して目を瞑ってしまったので食事介助完了としましたが、食事介助中40分間

私を1度も見ることもなく無表情、  虚しいと言うか…切ないと言うか・・・

                  これがアルツハイマー病の重度の症状なのだ


PM6:45施設を後にして何となく気が重かったが、 「明日は明日の風が吹く」 と

口ずさむと今のむなしさが吹き飛んだ思いになった!!

                        昨日の妻の夕食介助日記

 


インフルエンザ感染予防・・面会規制

2013-11-12 14:15:40 | 日記

<当地の正午の天気微風 5℃ 冬タイヤに履き替えの時期になりました>

昨日の妻の夕食介助

アルツハイマー病の妻 要介護5 全介助で特養に入居しています 意思の疎通は出来ません

3日毎に夕食介助に通ってます


PM6:00施設に到着

玄関を入ると立て看板に何か掲示板があった

インフルエンザの流行に備えて前もって面会規制を取らせてもらいます とあった

入居者の部屋に行かれないということです


私の場合は 食事介助なのでマスクをして入室可ということになった

対面すると目はパッチリと開いていて機嫌が良く見えた

妻の左隣に座って 「来たよ!」 と声をかけると一回で振り向いた

私を見て いつもは虚ろな目が この時はピントが合っていたのです


私がマスクをしていたので異常を感じたのだと思う

何回も私を見つめながらスプーンで運んでもらって完食。

もしかして 毎回私を認識出来て無いと思っていたのが このマスク着用の私に異常を感じていた

のを見て いつも私を分かっている筈だと思ってもいいのか??


しかし、私をなじみの顔くらいには分かると思うが 伴侶だとは認識出来ないと思う

これがアルツハイマー病の最重度の症状だと認めるのか!?

アルツハイマー病は決して改善されない確実に進行していく病気だと認めるしかないのか?!

 

 


アルツハイマー病の無表情の中に訴えているものがある筈だ

2013-11-09 12:55:31 | 今日の夕食介助

   

<当地の今の天気は うす曇り無風で12℃(AM12:00)・・・庭のドウダンとリンドウ

このドウダンつつじ平成7年に妻が差し芽をしたものです。1.5m程に育ちました>


昨日の妻の夕食介助

アルツハイマー病の妻は要介護5 全介助で特養に入居しています。声は発しません

自力で食べられない

意思の疎通がはかれない

私を認識出来ない?

3日に一度夕食介助に通っています

いつもは声掛けしながらスプーンで食べさせていたが、私がテレビに気をとられて食事介助が

少し中断した時。

今まで一度も私を見つめたことがなく、ただまっすぐ どこを見つめているのか分からない虚ろの

眼だった・・・

それが、今まで首を横に向けたことがなかったのが 首を左に向けて私をハッキリとした眼差しで

見つめたのです。


今まで側に居て声掛けしたりの食事介助が、十分コミニュケーションがとれていたのだと

思われる。

私はこの日に限って殆ど声を掛けなかった(テレビが気になって)

妻は、いつもは安心して私の思いや言葉を受け止めていたのかもしれない

みずから表現できないだけだったのか・・・

アルツハイマー病発症して11年最重度の段階です

妻が今、自ら出来る事は口に入れてもらった食べ物を噛んで飲み込むことだけです

昨日の夕食介助で思ったこと・・・思いが湧いたこと・・・

アルツハイマー病が最重度の段階になると五感以外の何かで他人の思いを感受する

何かがあるような気がする!?

妻の無表情の中に何かを見つけようと思った!!


 


食事介助・・明日は明日の風が吹く

2013-11-06 13:17:36 | 日記

<今日も穏やかな秋晴れ…今年は柿の当たりだが、まだどこも収穫してないです。放射能が気になるのかな…?>

昨日の妻の夕食介助 (妻はアルツハイマー病で要介護5 全介助 特養に入居しています。 3日毎に夕食介助に通ってます)

pm5:50 妻のグループの食堂に入室すると車椅子で身動き無くじっと固まっていた

眼は半分ほど開いていたが 声をかけても 腕を揺すっても何の反応もない

 

今日は眠くないのかい? とか 寒くないのかい?とか声をかけても全然反応がない

言葉は理解できなくても声で伝わる何かがある と思って声はかけています。

 

この時間 妻は肌着と長袖のTシャツ(薄手)だけだったので「寒くないのかい?」と聞いても

反応がない・・・答えられるはずがない

 

第一 暑さ 寒さ を感じるのだろうか?

思い出すと8年ほど前 要介護2の頃の夏 私がTシャツ1枚の時 妻は4~5枚重ね着していて

「暑いから脱ぎな!」と言っても「暑くない!」と言って脱がなかったことがあった。

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このところ夕食は30分位で完食してます

昨日の夕食介助で気が付いたこと

意思の疎通が出来ない今 身体の不調が起きた時 自ら訴えることが出来ない??

不安の種がまた一つ加わった

明日は明日の風が吹く・・・私の好きな言葉・・・なぜか落ち着きます

 

 

 


完食続きで安心・・・3日後も完食を期待

2013-11-03 12:41:13 | 日記

<今朝は風もなく穏やかな天気です…気温15℃>

昨日 特養に入所中の妻の食事介助の行って来ました

妻の近況は… …。

妻はアルツハイマー病で要介護5 全介助 自力で食べられません

言葉・声も発しません・・・ 食事はミキサー食をスプーンで食べさせています。

3日毎に夕食介助に行ってますが私をハッキリと認識出来ないようです~~?


昨日はPM5:35に家を出ました

施設までの距離 初めてトリップメーターで測ってみると9,8kmだった。

所要時間 約15分 途中は民家はまだらで商店が酒屋が一軒と郵便局があるだけ・・・

田畑と雑木林の連続です。

信号機は主要道路を横切る3か所だけ。

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いずれ近い内に口から食べられなくなることが予測されたので胃ろう増設可能か3回に

わたって検査した結果 胃の位置が正常よりかなり上に位置しているので胃ろうは

造れないことになった。


必要になったならば鼻からの経管栄養方法というこになった。

胃ろうは口からでも食べられるが鼻からの場合は口からは何も食べられなということです・・・

喉が渇いて水分を摂るのはどうするのか?

その時になってからの問題です…いずれ必ず起きることだと覚悟はしているが。

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ところがです・・・胃ろう造設を断念してから以前に増して食欲がでてきたのです。

昨日も完食しました。

完食まぎわ疲れて傾眠状態になった時いつものように「ハイッ くすりぃ~~」というと

スプーンを唇に当てないうちに大きく口を開けたのです。

不思議です?!

自分に必要な情報は脳に伝わっているようだ。

何でも話しかけるのは無駄ではないと思った。

毎回完食するのは私の願いが伝わったのか。

昨日の夕食介助 完食出来たので一安心