妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

食べられなくなった時の覚悟は出来てます

2014-06-15 22:30:00 | アルツハイマー型認知症

桑の実 子供のころ60年以上前に唇がドドメ色になるくらいに食べて親に叱られたことが

ありました。

今食べてみるとなかなかの美味です!

 

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

要介護5 全介助で意思の疎通は出来ません。

3日毎に昼食介助に通ってます。

 

今一番の不安はいつ食べられなくなるのか今日か 明日か と常に心配が付き纏っています。

食べられなくなったならば自然に任すのが一昔前は当然のことだったようだ。

 

しかし、今は経管栄養とか点滴治療で回復を待つという治療があります。

妻の場合は胃瘻が造設出来ないと言われ 食べられなくなった時は鼻からの経管栄養と決めて

います。

 

全ての身体の機能が落ちて 枯れ木が朽ちるように衰弱している状態ならば 延命治療を

とるのは本人の尊厳にかかわる問題なので必要以上の治療は望みません。

妻が食事全介助になったいきさつは 手で自ら箸・スプーンを使う動作が出来なくなったから

なのです。

ある時、スイッチがオンになったように手を使う動作が働いて手にもって食べたこともあった。

今後いつ起きるかと心配していること・・・いずれ近いうちに出来なくなると覚悟しています。

口を開けること

噛むこと

飲み込むこと

この動作が停止してしまう予感がします。

この事態になったとき 一時的に鼻からの経管栄養や点滴で回復を期待しようと思っています


気が付けば老々介護まっただ中!?

2014-06-12 16:30:41 | 介護の回想

<12月に結実して今ようやくここまで育ちました> 

今日の昼食介助

梅雨に入ってから毎日うっとうしい天気が続きます。

今日は雨量が多く 風も強く 池には釣り人は一人もいなかった。(PM1:30)

 

正午丁度に妻のグループの食堂に着くと いつものように車椅子に座って目を瞑って身動きせず

に固まっていた。

 

スプーンでごはん・おかずを口に運ぶとなんでも拒むことなく食べます。

特に甘いものは口を大きく開けて好んで食べます。

 

30分かかって完食

何も残さなかった

この間声は一度も発しなかった

目も一度も開けなかった

あまり気にかけていなかったが、私は75歳になり老々介護の段階に入っていた。

今日の帰りは職員さんが玄関まで妻を連れて見送りに来てくれました。

玄関前で妻を判っている事務の職員さんがいて 平成16年当時の(当時は当施設のデイ

サービスを利用していた)妻の面影を話して下さいました。

 

当時は要介護1か2だった・・・。

「いつも白いエプロンを着けていて 髪は三つ編みだったのを覚えています…。」と言われました。

 

私は今まで利用者さんのエプロン姿は見たことがない。

想像すると異様な感じがします。

 

思い出すと平成21年春 グループホームから老健に移転する時 餞別にエプロンをもらいました。

老健に移ってから少しの間 そのエプロンを着けていたのを思い出した・・・。

アルツハイマー型認知症 診断から11年 現在は最重度の段階です。

全介助・声は発しない・目は瞑ったまゝ

 

介護がいつまで続けられるのか不安はあります

老々介護は確実に進んでいきます

私の健康第一に頑張ります


紫陽花の貼り絵見つけました

2014-06-09 20:24:32 | 日記

うっとうしい梅雨の季節に入りました。毎日が雨です。

家の紫陽花 蕾は小さくてまだどこも咲いていません。

7月に入ってからのようです。

 

今日 施設に妻の食事介助に行くとホールで紫陽花の貼り絵を見つけました。

入所者さん作だそうです。

 

花はカップを使って立体になってます…このアイディアに感心。

この他にも紫陽花の貼り絵まだあります。

 

12:00丁度 妻のいる食堂に到着。

 

テーブルに車椅子で着いている妻に「昼ごはんの時間だよ~~っ!!」と声を掛けても目は瞑った

まゝ表情の変化なし。

 

私が来たのが全く分かってないが、

職員さんは「旦那さんが来たときは表情が違います。」と何度か聞いてます。

しかし、私は何も分かっている筈はないと思って食事介助をしているがスプーンで食べ物を

口に運んで「はいっ!ごはん!!」と声を掛けると目を瞑ったまゝで口を開けるので

私の声は判るのか?

 

言葉や音声でなく何か特殊な器官で私を感知できるのかと想像します。

 

妻の前で職員さんと若い頃の思い出や あら探しなど話していると いかにも全部わかっている

様な 照れている様な 微妙な表情の変化が見られるのです。

対面する前から私の存在を感知しているかのように思うことがあります。

 

今日も咽ることなく完食しました。

しかし1度も目は開けなかったし一言も声は発しなかった。


妻の笑顔が消えたのは2年前からだった!?

2014-06-05 14:41:05 | 日記

3日毎の特養への昼食介助 いつも1時間ほどわきにいますが私を認識出来ないし

笑顔は暫く見ていない。

今年になったまだ1度も見ていない。

最近 紫陽花の季節のせいか(当地はまだです)私の2年前のブログ

(紫陽花の貼り絵 幅は100㎝ありました・・・)が、閲覧数の表に たびたび出てくるので開いて

みました。

 

記事の中で(2012-06-19)45分 妻のわきにいたが最後まで私の存在を認識できなかった。

一度も私を見つめることもなかった

笑顔が消えて久しいです

と、2年前の日記に記されていた。

 

2年も前から笑顔が消え 私を認識できなかったとは・・・・・数か月前までは笑顔は見られていた

と思っていたのは幻覚か?!

 

現在はスプーンで口に運んだ食べ物を「はいっ…!ごはん…!」と言うと反応して口を大きく開けて

咽ることなく毎回完食します。

2年も前からこの状態だったとは記憶を見てわかりました。

たまには笑顔を見たような気がしたのは表情には見られなかったが「心の笑顔?」

を みていたのかも?