妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

アルツハイマーと宝くじの夢

2014-12-09 17:29:59 | 日記

 

柿の色と琵琶の色 私には落ち着かされる色です…琵琶は今の時期花を付けてます

PM15:00 当地の天気 7℃ 晴れ時々曇り

 

今日の昼食介助記録

正午丁度に妻のグループの食堂に入ると、2テーブルのうちの1つに妻を入れて5人の

入居者さん車椅子で配膳を待っていた。

 

妻だけ目を瞑って身動きもせず両手を握っていた。

声を掛けても手を握っても反応はない。

 

食事が揃った

主食は、刻んだうどんのトロミ加工だった!

妻は、もともと うどんが好物で3食うどんでも飽きないくらいだった

妻はいつも何を食べても咽ることはなかったのに、今日に限って刻んだうどんを食べるとき

3~4かい咽たのです・・・。

 

刻みのせいか? トロミが足りなかったせいか? …水っぽかった・・・。

半分ほど残して止めました。

他のおかずは残さず咽ることなく完食。

 

私の右に妻 左隣に90歳半ばの最近仲間入りした婆さんが私の食事介助が気になって

いて・・・。

 

眠って食べている~~。 黙って食べている~~。 と言ったので

「起きているよ、目が開けられないの…。」と言うと、

妻は、はっきりとした声で「うんっ」と声を発したのです。

 

何か月ぶりか…。会話を聞いていたのは間違いない・・・。

何か月も声を発しなかったのは??ハプニング!!です。

 

今日の出来事を見て妻の脳はアルツハイマーに完全には破壊されてはない、

もしかしてとの一縷の望みを見つけた。

絶対に改善されないと解かっていても、もしかしてとの夢を貰ったようだ。

 

偶然と言うか職員さんと食介しながら宝くじの話題になり、当たる筈はないのに買うと

当ったら何を買おうか? と、を見る・・・と、話が進んだ。

 

妻のアルツハイマー病も、もしかしてとを持ってもいいかな・・・?

全く不可能ではないと思ってはいますが?!

 


アルツハイマー型認知症最重度の段階に入りました

2014-12-06 17:41:41 | アルツハイマー型認知症

今朝見ると風で落ちてました

 

妻はアルツハイマー型認知症で、要介護5・全介助で特養に入居しています

意思の疎通が出来ません

目は瞑ったまゝ・・・声も発しない。

問いかけにも頷くことも出来ない

最重度の段階に入りました

 

けれども食欲はあります 明日も口から食べられることを祈ってます。

胃ろうは体形上造設出来ません。

 

本日の昼食介助

施設までの9Km程の通い道から見る田畑、果樹園、冬を迎える準備が整ったようだ。

柿も、リンゴの木も、葉を落として寒さに耐えるのに、琵琶の木だけは葉は青々として、

しかも花を付けてます。

 

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定刻の12:00時 妻のグループの食堂に入ると今日は体調不良に見えた。

頭 背中をパッドの助けで、ようやく車椅子に座ってます。

意思の疎通が出来ないので、座っているのが苦痛かどうか判らない~~。

 

スプーンでトロミ食を食べさせたが、何でも食べ40分で完食。

今日の食べ方は、食欲が無くて、私の「ハイッ!ごはん!」と言う声掛けに条件反射で

食べているのかも?

 

目は瞑ったまゝ

声掛けに全く反応なし

表情の変化も見られなかった

 

記録として表情を撮った

今日の昼食介助何か虚しい思いだった


アルツハイマー病は予防できると信じて・・・

2014-12-03 19:41:19 | 日頃気になること

  

私のホームグラウンドの釣り場 家から車で5分ほどです

 

今日の昼食介助

現在の気温8℃ PM17:00 外は真っ暗になりました

日中は穏やかな天気で施設の職員さんの挨拶は「今日は暖かいですね・・・。」と交わした。

ここ何日かは小雨続きで寒い日が続いていたような気がする。

 

と言うのはわたしは「晴れ」だろうが「雨」だろうが「雪」だろうが嫌いな天気はありません。

何年間も釣りをしていると台風以外は釣りになるし、それぞれ趣があります。

 

今日も昼食介助 約40分間 目は瞑ったまゝ 声は発しない 声掛けにも全く反応は

なかったが完食。

 

わたしは今、認知症予防に関心があります(アルツハイマー病に)

テレビ、新聞等でアルツハイマー病は10年~20年前から発症の因子が作られていると

言われ、少し前までは予防は出来ないと言われていた。

 

が、アルツハイマー病は予防できると思うようになり、予防しなければと方向転換したのです。

人間の身体は運動不足だと筋肉が衰え、筋力が落ちるのと同じで頭を使わないと、

脳の働きが衰えアルツハイマー病に移行するのでは?・・・と思ったのです。

 

ところが最近ふと疑問が涌いた

脳を、まんべんなく使っていれば適度の刺激が脳の衰えを遅らせ、予防につながると

自分自身納得していたのですが?!

 

妻がアルツハイマー病を発症した11年前にさかのぼると・・・妻は調理が得意だった。

それが味付けが出来なくなると同時に、食材選びや使用分量も分からなくなったのです。

例えばハクサイをみそ汁の具に使うのに鍋に山盛りに入れたり。

 

調理は手順や判断その他、脳を総合的に使うので十分に脳を使っていたにも拘らず

アルツハイマー病を発症した。

 

この妻の例だけ見ればやはり発症は確率の問題かな?!

物事には例外はつきものです。

 

アルツハイマー病患者さんに簡単な調理の手伝いをしてもらうのは、リハビリになり進行を

遅らせると思っていたが。

今の私はアルツハイマー病は予防方法はあると信じて先ず、最初に思い付いた脳を

万遍なく使うことを心がけます。