台北から、同じ国際協会に加盟する数人が晩春の松本にやってくる。
先年台湾を訪れた時、熱烈な歓迎を受けたから、その返礼として「田舎暮らし体験ツアー」を予定している。
会場は、近くに現存する江戸中期に建てられたと伝えられる一般的な百姓家である。
茅葺屋根を瓦に置き換えたけれど、建築様式や間取りは建築当時のままだ。
古民家は由緒ある立派なものは各地に残っているけれど、名もない貧農の家が残っている例は少ないという。
この空間を利用して、日本の混じりけのない旬の味覚を楽しんでいただく趣向だ。
勿論一方的に強要するのではなく、選択肢の一つとしての提供である。
わらびの お浸し 木灰による「あく抜き」を実施
桑の芽の天ぷら
蚕の食糧である桑は古くから山菜として食べられていたようだ。
柿の葉の天婦羅
先日ある場所で試食した かすかに甘さがあり美味である。
二輪草の吸い物
これも試食できた 味ではなく景色が楽しめた、清流の梅花藻
スイバの甘酢漬け
スイバはヨーロッパでソレル野菜として普通に食べられているようだ。
通はフレンチ ソレルで通じるそうだ。