親戚の小学生の依頼で糸車の写真を写した。
糸車の用途はよくわからない。
織物の横糸に撚りをかける目的だったことは確かだ。
観覧車の様に大きな輪と左手の部分に取りつけられる小さな輪は紐(ベルト)で連動している。
大輪を回すと、小輪が勢いよく回転して、紡ぐ糸に撚りが掛かる仕組みだったように思う。
すべて機織りの為の前処理である。
糸車
繭から生糸を引き出す装置といってもすべて人力による。
大なべで茹でられた繭から細い生糸が引き出され、何本かが1本にあわされて、上部の枠に巻き取られていった。
鍋の中で繭が踊るように動いて、生糸が引きはがされてゆく、やがて繭は薄くなり、蛹の姿が徐々に現れる。
座繰り器械
機織りの音が聞こえてきそうだ
早春の残照 燕岳
今日の三浦半島は、薄日の差す暖かめの一日でした。
それにしても、糸車は現在使用されているのを見る事が、ほとんどありません。
しかしながら、先人が作り上げた貴重な遺産であると思います。
春が徐々に近づいておりますが、まだまだ寒さの厳しい時期が何度もやって来ます。
くれぐれもご自愛ください。