谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

ヒヨドリと枇杷と雪洞雪

2016-02-09 16:17:40 | 日々のこと

野鳥レストランの筈が、いつの間にかヒヨドリ食堂になってしまった。

メジロや四十雀・エナガ近づくと、目ざとく飛来して追い払う。

懲らしめるために、忘れたふりをしてリンゴの補給を止めたことがある。

ヒヨドリは、食堂の通路にある見通しの良い枝に止まって、降りしきる雪の中でいつまでも待っていたと、かみさんが教えてくれた。

根性悪な野鳥でも、一心に林檎をついばむ姿を見ていると、ひとときの慈善家になれる。

困ったことに食堂の隣に枇杷の木があり、これから咲く花もあれば、すでに小さな実をつけているものもある。

ヒヨドリは食事のあと、枇杷の木に立ち寄って、せっかくの実をデザートとして遠慮もなく食べてしまうのである。

雪雲の切れ間から、雪洞のような日が射しているのに雪が降る。

こういう日の雪は黒い、たぬきの婚礼があるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
狸の婿入り (すぎさん)
2016-02-10 00:04:08
こんばんは。
今日の三浦半島は、冷たい強風が吹き荒れて、海も荒れておりました。
それにしても、野鳥たち(ヒヨドリ)は逞しいですね。
せっかくの枇杷の実が台無しですが、生きるためには抜け目無く、餌と見れば逃しませんね。
ところで一部地域では、天気雪を狸の婿入りというそうですね。
陽気も少しずつですが、春めいておりますが、まだまだ寒い時があります。
くれぐれもご自愛ください。
返信する
もう少しの辛抱 (hi-kanai)
2016-02-10 04:54:14
すぎさん
いつもありがとうございます。
寒い日が続きますが、もうすこしの辛抱です。
14日、横浜、横須賀へ交通安全協会の研修として行くことになりました。
早朝松本を出て、横須賀三笠公園、船で軍港めぐり、昼は横浜で中華です。
何とも忙しい旅ですが、寒い信州を出て,暖かい海の空気を吸収してきたいと思います。
返信する

コメントを投稿