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紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

秋祭り 孫達の目的は露店だけ 街道で神楽の舞だけは・・・ お風呂で祭囃子とは・・・

2015年10月10日 | 田舎暮らし&家族

昨日、孫3人にせがまれて神社のお祭りに行ってきた。神社に来たのだからと、彼らにお賽銭を渡し皆でお参りを済ませたあと、彼らの目的である露店へ。彼らは、笛・太鼓、神楽、神輿には興味がない。お目当ての露店での買物が終わると、神楽も神輿も神社に到着していないのに帰ることになってしまった。

神社へ向かう途中、街道で舞う神楽

境内で子どもの笛・太鼓

 隣村の秋祭りは明日11日。笛と太鼓の練習場所が、なぜか我が家のすぐ近く。連夜、20時頃から23時頃まで練習している。お風呂につかりながら聴く「ピーヒャラピーヒャラ・ドンドンドン」の祭囃子、つい聞き惚れて長湯してしまう。リラックス効果が倍増する贅沢なひとときも、今宵かぎり。


極早生みかん 外出から戻るとコンテナごと置かれていた

2015年10月10日 | 田舎暮らし&家族

出から戻ると、コンテナに入ったミカンが庭先に置かれていた。コンテナに押された刻印の名前をみれば誰が持ってきてくれたかわかる。よくみると、収穫はじめの極早生みかん。しかも、大きさが自分好みの2Sサイズ中心。早速、お礼の電話をすると「傷物やけど・・・」という。

みかん農家は、JA選果場への出荷にあたり、家庭選果機で大きさを仕訳し表皮のきれいさなどは目で見て判断した上で、規格(大きさの分類)・品質(表皮のきれいさ、擦り傷の具合など)毎に分類する。その基準を周知するため、シーズンはじめには選果場でサンプルが表示され農家は「目慣らし」する。家庭選別したみかんは選果場で審査員に採点される。その採点結果と出荷量、および選果場の光センサーで測定された糖酸度や規格割合により、市場などでの売上金の配分割合が決められる。農家は通知簿となる採点結果や糖酸度結果を受け取り、次の出荷の参考にする。

電話であった「傷物やけど・・・」という声は、こうした家庭選別の過程でチェックされたミカンを意味する。頂いたみかんを見ると、「その傷物」の中から「目立たない傷物」だけを選んで持ってきてくれたことがわかるので、「そんなことない、エーみかんやんか・・・」と返答。

みかん農家が家庭で食べるみかん、それは傷物。M・Lなどの手頃な大きさで表皮がきれい、且つ糖度が高いみかんは商品価値がもっとも高い。美味しいみかんは、糖度が高く酸度が低いみかんで、大きさや表皮のきれいさとは無関係。美味しいみかんは目で決められない。味覚が決める。