紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

敬老の日のお祝い 孫&自治会&町

2020年09月21日 | 田舎暮らし&家族

今日は敬老の日だった。

孫たちが絵を描いてくれて、「おめでとう」と言ってくれた。

入ってきた内孫たちに、「ありがとう。上手に描いてくれて。仏さんのお供え、好きなのを持って帰り」と。

昨日、外孫からも描いてくれた「絵」をもらってきた。

みんなありがとう!

 

自治会からは・・・

三役(区長・副区長・会計)が戸別訪問し、「紅白饅頭」でお祝いしてくれた。

自治会でお祝いするのは、70歳以上の人。還暦を過ぎたばかりの家内は対象外。でも、もらった紅白饅頭が自分の口に入ったのは、一切れだけだった。

町からは・・・

町も敬老の日のお祝いは、70歳以上が対象。例年はタレントを招待しての公演会開催だが、今年はコロナ禍で中止。代わりに、一律2千円が支給されるとか。まだ、届かない・・・

 

・・・自治会&「敬老の日」の意味・・・

今年の自治会の「敬老の日」のお祝いは、昨年までとは変わった。そのきっかけに自分がかかわった。

自治会・委員会で、敬老の日の「お祝い品」を何十年も続いてきた従来の「紅白饅頭」から、他の品物に替える議論がされていると聞いていた。

ちょうどその頃、我が青春クラブではコロナ禍で会員を励ます企画を相談し、何か「記念品」をと考えている時でもあった。

そこで、自治会と「記念品」が重複しないようにするため、自治会の敬老の日のお祝い品が何に決まったのかを確認するため、区長に電話をした。

「昔からの紅白饅頭、住民から『食べへんから いらん』との意見があったので検討したが、やっぱり紅白饅頭がいいとの結論となった」と。

「ありがとう」と言って電話を切れば良かったものを、黙っときゃいいものを、ついつい口をすべらしてしまった。

区長に尋ねた。

「自治会からのお祝い品、2年前から班長さんが配るようになったけど、今年はどうすんの」と聞いた。

「エッ 班長さんに配ってもらうのが昔からの慣習だと思っていた・・・」

「敬老の日は、今まで地区のために尽くしてくれたお年寄りに敬意を表し、感謝の気持ちでお祝いする行事や。物を配るんとは違う。そやから、昔から区長や三役が戸別訪問し、お祝いに回ってたんや」

「ホンマ 知らんかった・・・  今年から、そうする」

年寄りが出しゃばってよかったのかどうか・・・

もう1つ言った。

「『紅白饅頭やったら、いらん』と言う人のこと耳に入っている。それっ、青春クラブの会員や。何が欲しいかなんて、そんなん、皆違う。物を配るんやない。お祝いに回るんや。気持ちや。ほっときゃいい」と。

・・・祝日:「敬老の日」とは・・・

「敬老の日」は、国民の祝日に関する法律第二条に定められているように、多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日であり、また、老人福祉法第五条に定められているように、ひろく国民が老人の福祉についての関心と理解を深め、かつ、老人が自らの生活の向上に努める意欲を高める日である。

(各都道府県知事・各指定都市市長あて厚生省社会局長通知:昭和四一年六月二五日)

・・・・・・・

自治会役員が敬老の日のお祝いに戸別訪問する前日、青春クラブで会員宅を激励に回った時だった。会長と2人でたたみかけた。

「自治会からの敬老の日のお祝い品、『紅白饅頭やったらいらん』と言う家には、今年から配らんようにするとか区長が言うてたで」と。

一緒にいた奥さん:「そりゃ困る。私は食べるのに・・・」と困惑顔。旦那は黙ってしまった。

しばらくして、冗談だと明かした。2人に笑顔が戻った。

「お祝い品に文句言うたらアカン。物やない。お祝いに来てくれるんや。有難く受け取るもんや」とたたみかけた。

クラブ会員同士だけに、笑い話で片付いた。