数年前、NHKガッテンでプロの料理人が「白菜」のお好み焼きを紹介した。
おぼろげな記憶では・・・
その時の料理人が、「この味を知ったら白菜売場から白菜が無くなってしまう」みたいなことを言ったが、ホンマかいなと・・・
それを食べたゲスト出演の「歯に衣着せぬ物言いが心地よい」大阪のオバチャン「くわばた りえ」さんが、『これっ、山芋入っているみたい。メチャクチャ美味しい。今度、作ろう』みたいなことを言った。このコメントが自分を動かした。
白菜に旨み成分があると知った。中国の高級な宮廷料理には、白菜の芯の部分だけを使ったスープがあるとも知った。その時になって、白菜の漬物が美味しいのは旨み成分だと気づいた。
お好み焼きでは、白菜の上部1/3を使い、粉は少ない目にし、いかに白菜の旨み成分を引き出すかがポイントだとわかった。
以来、この時季になると、お好み焼きはキャベツではなく、白菜を使うようになった。今季初めての「白菜のお好み焼き」を作った。
ちょっと 粉を入れすぎてしまったが・・・
キャベツでは味わえないお好み焼きだった。
先日、初物の白菜を使って水炊きをしたとき、残った出汁で雑炊も作った。白菜と鶏肉の旨みがタップリだった。