
深い眼、しゅっと伸びた鼻と厚ぼったい唇に魅かれました。
なによりも肩にいたるまでの窪みが美しいのです。
少し顔を傾けているポーズが謎めいて良いのです。
表現できているでしょうか。
おそらく、横浜関内で出会ったのではないかと記憶しています。
私は、感性を大事にします。
感性は、生きて来た全部だと感じています。
昨日も草取りをしました。
敷地境界から、西瓜のつるが伸び出してきていました。
敷地のフェンスとお隣のブロックの間に、野菜が植えられていました。
手入れは充分ではありませんでした。
この狭い場所のわずかの土に野菜を植えられていました。
敷地いっぱいの草を取り除きました。きっと陽当たりが良くなることでしょう。
面白いものを見た。
人間の業というような、ちょっとした考え方のことです。
会議でも、議論に勝とうとする話し合いが行われました。
本質からどんどん離れて行きました。
こんな風にして会社をだめにしていったんだな。と思いました。
美しいと思うのは、景色ばかりではありません。
心根を美しいと思います。
考え方で、心の持ち方で、ものの見方は変わってきます。
支配しているのは、感性だと思います。
感性は、汗を流すほど研ぎ澄まされるのです。
頭でこねくり回しても、感じることはありません。
困難と向き合い、人の気持ちになって初めて解ることがあります。
議論に勝ったとて、不毛の大地がさらに広がるだけです。
人を迎えるために、表を掃きます。
暑かった日の夕暮れには、水を打ちます。
これだけのことです。
来られたゲストは、大事に迎えられたなと感じるのです。
感性は、嘘をどんどん排除していくのです。
今回のプロフェッショナル、東大阪の獣医、蓮岡さんは、
プロフェッショナルと言う問いに
「今日起きてMAXで働き、
明日また起きてMaXで働く人がプロフェッショナル」と言われました。
プロフェッショナルの仕事は、終わりがないのです。
そしてどんどん進化していくのです。
後押しするのは研ぎ澄まされる感性です。
一滴 池が川へと 命水
2015年7月30日